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皆
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み
ふりがな文庫
“
皆
(
み
)” の例文
その頃
柳橋
(
やなぎばし
)
に芸者が七人ありまする中で、
重立
(
おもだ
)
った者が四人、
葮町
(
よしちょう
)
の方では二人、
後
(
あと
)
の八人は
皆
(
み
)
な
能
(
よ
)
い芸者では無かったと申します。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
参集の時刻は午後一時、来会者は
皆
(
み
)
な約束を重んじて一人も遅刻せるものなし。妻や娘を
伴
(
ともな
)
える老人連は多く家庭教育会の会員なり。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それらのなかの他の多くのものどもも、一様に嘔吐しながら、「神よ神よ」と叫んでは、それに続いて、また
皆
(
み
)
んな異様な恰好をする。
不周山
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
いえ、
皆
(
み
)
んな本当です。——そして志津子と千束守は、社会からも芸術からも見捨てられましたが、恐らく百姓夫婦のような健康を
奇談クラブ〔戦後版〕:01 第四の場合
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それに
利巧
(
りこう
)
だから外へは出さないけれども、あれでなかなか
慢気
(
まんき
)
が多いのよ。だからそんなものを
皆
(
み
)
んな取っちまわなくっちゃ……
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
然れども、今日の子弟にして政治・法律の二学に
赴
(
おもむ
)
き、
滔々
(
とうとう
)
として所在
皆
(
み
)
なこれなるは、決して偶然に出るにあらざるなり(喝采、拍手)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
残しては行かない、盗賊は純金製の齅煙草
函
(
ばこ
)
を盗めば中味の煙草も何も
皆
(
み
)
んな持って行く。金の鉛筆鞘にしても中の
心
(
しん
)
も何も皆な持って行く
作男・ゴーの名誉
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
あなたはそうした意味であらゆる人の、口の
端
(
は
)
におかかりでした。けれど、
皆
(
み
)
んな、やっぱりその内心は、今様仙人とおなじ型だったのです。
平塚明子(らいてう)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それを云ってわたくしがお登久にからかいますと、お登久はまじめな顔をして、女っていうものは
皆
(
み
)
んなそんなもんですって……。はははははは
半七捕物帳:08 帯取りの池
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
もしこれ等が
皆
(
み
)
な消え
失
(
う
)
せて山上に
樹
(
た
)
っている一本松のように、ただ一人、無人島の
荒磯
(
あらいそ
)
に住んでいたらどうだろう。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
今、
勧工場
(
くわんこうば
)
のある奥の方にあつた。そこの主人も面白い男だつた。其処には硯友社の同人は
皆
(
み
)
な出かけて行つた。
紅葉山人訪問記
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
此地
(
こつち
)
の
與力
(
よりき
)
は
皆
(
み
)
な
贅澤
(
ぜいたく
)
だと、かね/″\
聞
(
き
)
いてゐたが、しかしこれほどだとは
思
(
おも
)
はなかつた。お
蔭
(
かげ
)
で
但馬
(
たじま
)
、
歌舞伎役者
(
かぶきやくしや
)
の
座頭
(
ざがしら
)
にでもなつたやうな
氣
(
き
)
がする。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
皆
(
み
)
な黙ってしまった。咳一つしても雲へ響き、何か眠っている者の眼を
醒
(
さま
)
し、荒れ出されてはたまらないような気がする。——森然とした中をただ黙って通って行く。
木曽御嶽の両面
(新字新仮名)
/
吉江喬松
(著)
例えばあの世に行けば
皆
(
み
)
んなが神様のお
祠
(
やしろ
)
みたいな所へ入って、朝から晩までお
勤行
(
つとめ
)
をしているというような事や、空中を白い着物を着て飛んで行ける事や、
大体
(
だいたい
)
野原で
あの世から便りをする話:――座談会から――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私は
鞍
(
くら
)
を
叩
(
たた
)
きながら、将士
皆
(
み
)
な盃と剣を挙げて王に誓いたり、吾こそ王の冠の、失われたる宝石を……と、歌い続けて
拳
(
こぶし
)
を振り廻したが頑強な驢馬はビクともしなかった。
ゼーロン
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
(はい、この水は源が
滝
(
たき
)
でございます、この山を旅するお方は
皆
(
み
)
な大風のような音をどこかで聞きます。
貴僧
(
あなた
)
はこちらへいらっしゃる道でお心着きはなさいませんかい。)
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
歯牙
(
しが
)
にも掛けずありける九州炭山坑夫の同盟罷工今や
将
(
まさ
)
に断行せられんことの警報伝はるに
及
(
およん
)
で政府と軍隊と、実業家と、志士と論客と
皆
(
み
)
な始めて
愕然
(
がくぜん
)
として色を失へり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
社員
(
しやゐん
)
充満
(
みちみち
)
ていづれも
豪傑然
(
がうけつぜん
)
たり、
機会
(
とき
)
にあたれば気は
引立
(
ひきたつ
)
ものなり、
元亀
(
げんき
)
天正
(
てんしやう
)
の
頃
(
ころ
)
なれば一国一城の
主
(
ぬし
)
となる
手柄
(
てがら
)
も
難
(
かた
)
からぬが、
岸
(
きし
)
に
堤
(
つゝみ
)
に
真黒
(
まつくろ
)
に
立続
(
たちつゞ
)
けし人も
皆
(
み
)
な
豪傑然
(
がうけつぜん
)
たり
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
部落一帯の田畑は殆んど耕されていなかった。小作人は、
皆
(
み
)
な豚飼いに早替りしていた。
豚群
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
先
(
さ
)
つきの
貸金
(
かしきん
)
の
催促
(
さいそく
)
といひ、『
御返事
(
ごへんじ
)
を
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
ります』と
云
(
い
)
ひ、
皆
(
み
)
な
面白
(
おもしろ
)
い
話
(
はなし
)
だね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
が、
皆
(
み
)
なが拝むようにして頼むので、伯母もとうとう話す決心をしたのだった——。
寡婦
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
繕
(
つくろ
)
うて見ようと思うその物は
皆
(
み
)
な俗な物ばかり、
所謂
(
いわゆる
)
美術と云う思想は少しもない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それなら一
層
(
そ
)
の
事
(
こと
)
、
皆
(
み
)
んなで
歸
(
かへ
)
らうとて、
發掘
(
はつくつ
)
を
中止
(
ちうし
)
し、
天幕
(
てんと
)
を
疊
(
たゝ
)
み、
飮餘
(
のみあま
)
したる
麥酒
(
ビール
)
の
壜
(
びん
)
を
携
(
たづさ
)
へて、
裏
(
うら
)
の
池邊
(
ちへん
)
に
行
(
ゆ
)
き、
其所
(
そこ
)
にて
又
(
また
)
小宴
(
せうえん
)
を
張
(
は
)
り、
食物
(
しよくもつ
)
の
殘
(
のこ
)
りを
池
(
いけ
)
の
魚
(
うを
)
に
投與
(
とうよ
)
して、
荷
(
に
)
を
輕
(
かる
)
くし
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
奉天よりずっと以前だと思うが、九連城が落ちたときに、村人
皆
(
み
)
んなが狂喜した。私達は「陣地取り」で勝つと、
屹度
(
きっと
)
この「勝った勝った九連城」と
怒鳴
(
どな
)
って、手を叩いて踊ったものであった。
戦争雑記
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
三人と共に猛烈なる吹雪に
遮
(
さえぎ
)
られあるいは依頼品を吹飛ばさるる等、僅かに必要の文書類を、
倔強
(
くっきょう
)
なる二人に依頼して持ち行かしめ、他は
皆
(
み
)
な八合目の
石室
(
せきしつ
)
に止まりたりしも如何にも残念なりとて
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
そうしたものが
皆
(
み
)
んな、病的な頭脳にとっては異常に陰惨で幻想的な性質を帯びているところへ、湯番をしている
肥
(
ふと
)
った
ウクライナ人
(
とさかあたま
)
がまた、ついぞ口を利いた
例
(
ため
)
しのないむっつり屋と来ているので
紅い花
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
「オーイ
皆
(
み
)
んな来い、大瀑布! 大瀑布がある‼」
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
大原さんばかりが誠実で
外
(
ほか
)
の人は
皆
(
み
)
んな不誠実というような事はありますまい。私にはどうも小山さんのお話がよく解りませんよ
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
後ろで大変な抗議を
申込
(
もうしこ
)
む者があります、
皆
(
み
)
んなの顔が振り返ると、下男の宇太松が、およそ腑に落ちない顔をして、それを見返すのです。
奇談クラブ〔戦後版〕:15 お竹大日如来
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
而
(
しこう
)
して異日学生諸君が卒業の後、政党に加入せんと欲せば、一に
皆
(
み
)
な諸君が本校に得たる真正の学識に依て
自
(
みず
)
からこれを決すべし(謹聴、大喝采)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
「今のお前達が聞いたら、一口に迷信とか馬鹿々々しいとか
蔑
(
けな
)
してしまふだらうが、その頃の人間、殊に女などは
皆
(
み
)
んなさうしたものであつたよ。」
半七捕物帳:01 お文の魂
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
細かに切って出せば命がないと途方に暮れ、立合った者も
皆
(
み
)
な可愛そうだと云っている処へ通りかゝったのが愚老でな
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其夜
(
そのよ
)
は
征西将軍
(
せい/\しやうぐん
)
の宮の大祭で、町は
賑
(
にぎや
)
かであつた。街頭をぞろぞろと人が
通
(
とほ
)
つた。花火が勇ましい音を立てゝあがると、人々が
皆
(
み
)
な足を留めて
振返
(
ふりかへ
)
つた。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
温泉宿
(
をんせんやど
)
の
欄干
(
らんかん
)
に
倚
(
よ
)
つて
外
(
そと
)
を
眺
(
なが
)
めて
居
(
ゐ
)
る
人
(
ひと
)
は
皆
(
み
)
な
泣
(
な
)
き
出
(
だ
)
しさうな
顏付
(
かほつき
)
をして
居
(
ゐ
)
る、
軒先
(
のきさき
)
で
小供
(
こども
)
を
負
(
しよつ
)
て
居
(
ゐ
)
る
娘
(
むすめ
)
は
病人
(
びやうにん
)
のやうで
背
(
せ
)
の
小供
(
こども
)
はめそ/\と
泣
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
配下
(
はいか
)
の
與力
(
よりき
)
同心
(
どうしん
)
は
慄
(
ふる
)
へあがるし、
人民
(
じんみん
)
は
皆
(
み
)
な
往來
(
わうらい
)
を
歩
(
ある
)
くにも
小
(
ち
)
ひさくなつて、
足音
(
あしおと
)
さへ
立
(
た
)
てぬやうにした。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
こゝに
於
(
おい
)
て、はじめは
曲巷
(
ちまた
)
の
其處此處
(
そここゝ
)
より、やがては
華屋
(
くわをく
)
、
朱門
(
しゆもん
)
に
召
(
め
)
されて、
其
(
そ
)
の
奧
(
おく
)
に
入
(
い
)
らざる
處
(
ところ
)
殆
(
ほとん
)
ど
尠
(
すくな
)
く、
彼
(
かれ
)
を
召
(
め
)
すもの、
皆
(
み
)
な
其
(
そ
)
の
不具
(
ふぐ
)
にして
艷
(
えん
)
なるを
惜
(
をし
)
みて、
金銀
(
きんぎん
)
衣裳
(
いしやう
)
を
施
(
ほどこ
)
す。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
疵
(
きず
)
持つ身と
云
(
い
)
う
訳
(
わ
)
けではないが、いずれも洋学臭い連中だから
皆
(
み
)
な怖がって
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一
人
(
にん
)
志
(
こゝろざ
)
しを
立
(
たて
)
て
国家
(
こくか
)
の
為
(
ため
)
に
其身
(
そのみ
)
をいたせば、
満都
(
まんと
)
の
人
(
ひと
)
皆
(
み
)
な動かされて梅の花さへ
余栄
(
よえい
)
を
得
(
え
)
たり、人は世に
響
(
ひゞ
)
き
渡
(
わた
)
るほどの
善事
(
よきこと
)
を
為
(
な
)
したきものなり、人は世に
効益
(
かうえき
)
を
与
(
あた
)
ふる
大人君子
(
たいじんくんし
)
に
向
(
むか
)
ひては
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
それは
皆
(
み
)
んなが寄ってたかって、今まで
糊塗
(
こと
)
して来た自分の弱点を、早く自白しろと間接に責めるように思えたからである。こっちの「
我
(
が
)
」以上に相手が意地の悪い事をするように見えたからである。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
結婚問題は今の世の人がともに心を悩ます所、男子も悩み、女子も悩み、父兄
親戚
(
しんせき
)
に至るまで
皆
(
み
)
なこの事に心を
苦
(
くるし
)
めざるなし。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
今は無い、が、持ってる奴は俺の外に二人、
皆
(
み
)
んな当りが付いているんだ。七枚集らなきゃ読めない判じものなら、二人
持寄
(
もちよ
)
って、七万両を
大江戸黄金狂
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
製作物
(
せいさくぶつ
)
を
出
(
だ
)
した
生徒
(
せいと
)
は
氣
(
き
)
が
氣
(
き
)
でない、
皆
(
み
)
なそは/\して
展覽室
(
てんらんしつ
)
を
出
(
で
)
たり
入
(
はひ
)
つたりして
居
(
ゐ
)
る
自分
(
じぶん
)
も
此
(
この
)
展覽會
(
てんらんくわい
)
に
出品
(
しゆつぴん
)
する
積
(
つも
)
りで
畫紙
(
ゑがみ
)
一
枚
(
まい
)
に
大
(
おほ
)
きく
馬
(
うま
)
の
頭
(
あたま
)
を
書
(
か
)
いた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
仕方
(
しかた
)
がない……
宜
(
よ
)
しく
此餅
(
これ
)
を
皆
(
みんな
)
皿
(
さら
)
に
積
(
つ
)
んでの……さア
何
(
ど
)
うか
不味
(
つまら
)
ない物だが
子供衆
(
こどもしう
)
に
皆
(
み
)
な
上
(
あ
)
げて
下
(
くだ
)
さい。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今
(
い
)
ま党員たるの位地よりしてこれを言えば、本校の学生諸君をして
咸
(
ことごと
)
く改進の主義に
遵
(
したが
)
わしめ、
皆
(
み
)
なその旗下に属せしめんと欲するは、
固
(
もと
)
よりその所なり(大喝采)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
と、ひどい
厭味
(
いやみ
)
を
言
(
い
)
つた
時
(
とき
)
は、
與力
(
よりき
)
どもが
皆
(
み
)
な
冷汗
(
ひやあせ
)
に
仕立
(
した
)
ておろしの
襦袢
(
じゆばん
)
の
胴
(
どう
)
を
濡
(
ぬ
)
らした。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
一
(
ひと
)
つ
一
(
ひと
)
つが
皆
(
み
)
な
然
(
さ
)
うでした。——
吹雪
(
ふゞき
)
の
渦
(
うづ
)
は
湧
(
わ
)
いては
飛
(
と
)
び、
湧
(
わ
)
いては
飛
(
と
)
びます。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
このあひだは三人ながら
皆
(
み
)
んな威勢の好い人達ばかりだつたのに、今夜は揃ひも揃つて何だかむづかしい顔をして黙つてゐるのは、どういふわけかと思ひながら、わたし達も黙つて見てゐると
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「いいえ。
皆
(
み
)
んなあたしが悪いんでしょう」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それを
皆
(
み
)
んな混て
一旦
(
いったん
)
沸立
(
にた
)
たせて
布巾
(
ふきん
)
で
漉
(
こし
)
てレモン油を小匙に軽く一杯加えて大きなブリキ鉢かあるいはゼリー型へ入て氷で
凍
(
ひや
)
し固めます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
いや、年を取ったのは御同様だよ、私は三十何年前の富士見軒の送別会に来てくれた、旧友達
皆
(
み
)
んなに逢いたくなったんだ。
奇談クラブ〔戦後版〕:17 白髪の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“皆”の意味
《名詞》
(みな、みんな)そこに居る人全て。
(みな、みんな)そこに有る物全て。
《代名詞》
(みな、みんな)そこに居る全ての人。
(出典:Wiktionary)
皆
常用漢字
中学
部首:⽩
9画
“皆”を含む語句
悉皆
皆々
皆目
皆様
皆無
皆暮
皆朱
皆樣
衆皆
悉皆成仏
皆鶴姫
一切我今皆懺悔
皆様方
皆伝
皆済
悉皆屋
皆人
皆身
皆矢
和泉屋皆吉
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