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準備
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じゆんび
ふりがな文庫
“
準備
(
じゆんび
)” の例文
又護身の用として余は三尺の
秋水
(
しふすゐ
)
を
横
(
よこ
)
たへ、小西、森下、深井、石田の四君は各「ピストル」を
携帯
(
けいたい
)
し、人夫は
猟銃
(
れうじう
)
二挺を
準備
(
じゆんび
)
したり。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
尚
(
な
)
ほ
過去
(
くわこ
)
の
經驗
(
けいけん
)
に
依
(
よ
)
れば、
金解禁
(
きんかいきん
)
の
準備
(
じゆんび
)
をする
場合
(
ばあひ
)
には、
世界
(
せかい
)
何
(
いづ
)
れからも
日本
(
にほん
)
の
圓貨
(
ゑんくわ
)
に
對
(
たい
)
して
思惑投機
(
おもわくとうき
)
が
行
(
おこな
)
はれるのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
それで
直
(
す
)
ぐ
準備
(
じゆんび
)
をして、
下男
(
げなん
)
に
藥箱
(
くすりばこ
)
を
擔
(
かつ
)
がせ、
多田院
(
ただのゐん
)
からの
迎
(
むか
)
への
者
(
しや
)
を
先
(
さ
)
きに
立
(
た
)
てて、
玄竹
(
げんちく
)
はぶら/\と
北野
(
きたの
)
から
能勢街道
(
のせかいだう
)
を
池田
(
いけだ
)
の
方
(
はう
)
へ
歩
(
ある
)
いた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
星
(
ほし
)
の
下
(
した
)
を
飛
(
と
)
んで
帰
(
かへ
)
つて、
温泉
(
いでゆ
)
の
宿
(
やど
)
で、
早
(
は
)
や
準備
(
じゆんび
)
を、と
足
(
あし
)
が
浮
(
う
)
く、と
最
(
も
)
う
遠
(
とほ
)
く
離
(
はな
)
れた
谿河
(
たにがは
)
の
流
(
ながれ
)
が、
砥石
(
といし
)
を
洗
(
あら
)
ふ
響
(
ひゞき
)
を
伝
(
つた
)
へる。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
此間
(
このあひだ
)
の
公案
(
こうあん
)
に
對
(
たい
)
して、
自分
(
じぶん
)
丈
(
だけ
)
の
解答
(
かいたふ
)
は
準備
(
じゆんび
)
してゐた。けれども、それは
甚
(
はなは
)
だ
覺束
(
おぼつか
)
ない
薄手
(
うすで
)
のものに
過
(
す
)
ぎなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたし
)
は一
度
(
ど
)
は
新築
(
しんちく
)
のS、H
氏
(
し
)
の
家
(
うち
)
を
見
(
み
)
たい
旁
(
かた/″\
)
、いつかは
行
(
い
)
つてもいゝと
思
(
おも
)
つたが、
忙
(
せわ
)
しいときだし
少
(
すこ
)
し
心
(
こゝろ
)
の
準備
(
じゆんび
)
をとゝのへたをりのことにしようと
思
(
おも
)
つた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
百姓
(
ひやくしやう
)
は
忙
(
いそが
)
しい
田植
(
たうゑ
)
が
畢
(
をは
)
れば
何處
(
どこ
)
の
家
(
いへ
)
でも
秋
(
あき
)
の
收穫
(
しうくわく
)
を
待
(
ま
)
つ
準備
(
じゆんび
)
が
全
(
まつた
)
く
施
(
ほどこ
)
されたので、
各自
(
かくじ
)
の
勞
(
らう
)
を
劬
(
ねぎら
)
ふ
爲
(
ため
)
に
相當
(
さうたう
)
な
饗應
(
もてなし
)
が
行
(
おこな
)
はれるのである。
其
(
それ
)
が
早苗振
(
さなぶり
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
九
日
(
か
)
(
晴
(
はれ
)
)
昨
(
さく
)
の
如
(
ごと
)
く
到着
(
たうちやく
)
して
見
(
み
)
ると、
新聞連
(
しんぶんれん
)
も
今日
(
けふ
)
は
少
(
すく
)
ない。
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
も
歸京
(
ききやう
)
の
準備
(
じゆんび
)
をして
居
(
を
)
られる。
博物館
(
はくぶつくわん
)
からは、
和田氏
(
わだし
)
一人
(
ひとり
)
だけだ。
併
(
しか
)
し、
高等野次馬
(
かうとうやじうま
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
多
(
おほ
)
い。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
この
際
(
さい
)
一言
(
いちげん
)
して
置
(
お
)
く
必要
(
ひつよう
)
のあることは
地震
(
ぢしん
)
の
副原因
(
ふくげんいん
)
といふことである。
即
(
すなは
)
ち
地震
(
ぢしん
)
が
起
(
おこ
)
るだけの
準備
(
じゆんび
)
が
出來
(
でき
)
てゐる
時
(
とき
)
、それを
活動
(
かつどう
)
に
轉
(
てん
)
ぜしめる
機會
(
きかい
)
を
與
(
あた
)
へるところの
誘因
(
ゆういん
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
特
(
こと
)
に
小形
(
こがた
)
の「フランネル」の
水兵服
(
すいへいふく
)
を、
裁縫係
(
さいほうがゝり
)
の
水兵
(
すいへい
)
に
命
(
めい
)
ずるやら、いろ/\
取計
(
とりはか
)
らつて
呉
(
く
)
れる、
其間
(
そのま
)
に、
大佐
(
たいさ
)
より
命令
(
めいれい
)
のあつた
吾等
(
われら
)
の
居室
(
ゐま
)
の
準備
(
じゆんび
)
も
出來
(
でき
)
たので、
其處
(
そこ
)
に
導
(
みちび
)
かれ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
で其の
準備
(
じゆんび
)
からして
頗
(
すこぶ
)
る
大仰
(
おほげう
)
で、モデルの
詮索
(
せんさく
)
にも何の
位
(
くらい
)
苦心
(
くしん
)
したか知れぬ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
準備
(
じゆんび
)
はできました
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
併
(
しかし
)
ながら
金解禁
(
きんかいきん
)
の
準備
(
じゆんび
)
としては
在外正貨
(
ざいぐわいせいくわ
)
を
潤澤
(
じゆんたく
)
に
持
(
も
)
ち
得
(
え
)
たことはその
準備
(
じゆんび
)
の
大半
(
たいはん
)
の
目的
(
もくてき
)
を
達
(
たつ
)
したと
云
(
い
)
つて
差支
(
さしつかへ
)
ないのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
産婆
(
さんば
)
も
緩
(
ゆつ
)
くり
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふし、
脱脂綿
(
だつしめん
)
其他
(
そのた
)
の
準備
(
じゆんび
)
も
悉
(
こと/″\
)
く
不足
(
ふそく
)
なく
取
(
と
)
り
揃
(
そろ
)
へてあつた。
産
(
さん
)
も
案外
(
あんぐわい
)
輕
(
かる
)
かつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
はしばらく
奈美子
(
なみこ
)
と
同棲
(
どうせい
)
してゐた
郷里
(
きやうり
)
の
世帯
(
しよたい
)
をたゝんで、
外国
(
ぐわいこく
)
へわたる
準備
(
じゆんび
)
を
整
(
とゝの
)
へるために、その
時
(
とき
)
二人
(
ふたり
)
で
上京
(
じやうきやう
)
して、
竹村
(
たけむら
)
の
近
(
ちか
)
くに
宿
(
やど
)
を
取
(
と
)
つてゐた。
彼
(
かれ
)
は
何
(
なん
)
となくいら/\してゐた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
片側
(
かたがは
)
のまばら
垣
(
がき
)
、
一重
(
ひとへ
)
に、ごしや/\と
立亂
(
たちみだ
)
れ、
或
(
あるひ
)
は
缺
(
か
)
け、
或
(
あるひ
)
は
傾
(
かたむ
)
き、
或
(
あるひ
)
は
崩
(
くづ
)
れた
石塔
(
せきたふ
)
の、
横鬢
(
よこびん
)
と
思
(
おも
)
ふ
處
(
ところ
)
へ、
胡粉
(
ごふん
)
で
白
(
しろ
)
く、さま/″\な
符號
(
ふがう
)
がつけてある。
卵塔場
(
らんたふば
)
の
移轉
(
いてん
)
の
準備
(
じゆんび
)
らしい。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一行が
準備
(
じゆんび
)
せらるる十日間の
食糧
(
しよくれう
)
到底
(
とうてい
)
其目的
(
そのもくてき
)
を達せず、
殊
(
こと
)
に五升
許
(
ばかり
)
の米を
負
(
お
)
ふを
命
(
めい
)
ぜられて此
深山
(
しんざん
)
険崖
(
けんがい
)
を
攀躋
(
はんさい
)
する如きは、拙者の
堪
(
た
)
へ
能
(
あた
)
はざる所なりと、
断
(
だん
)
じて随行を
拒
(
こば
)
む、衆相
顧
(
かへり
)
みて
愕然
(
がくぜん
)
たり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
右
(
みぎ
)
二
口
(
くち
)
を
合計
(
がふけい
)
するときは四
億圓
(
おくゑん
)
の
在外資金
(
ざいぐわいしきん
)
を
保有
(
ほいう
)
する
次第
(
しだい
)
であつて、
金解禁
(
きんかいきん
)
の
準備
(
じゆんび
)
としては
充分
(
じうぶん
)
であると
考
(
かんが
)
へるのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
餘所
(
よそ
)
に
比
(
くら
)
べると
閑靜
(
かんせい
)
な
春
(
はる
)
の
支度
(
したく
)
も、
御米
(
およね
)
から
云
(
い
)
へば、
年
(
ねん
)
に
一度
(
いちど
)
の
忙
(
いそ
)
がしさには
違
(
ちがひ
)
なかつたので、
或
(
あるひ
)
は
何時
(
いつ
)
も
通
(
どほり
)
の
準備
(
じゆんび
)
さへ
拔
(
ぬ
)
いて、
常
(
つね
)
よりも
簡單
(
かんたん
)
に
年
(
とし
)
を
越
(
こ
)
す
覺悟
(
かくご
)
をした
宗助
(
そうすけ
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
準備
(
じゆんび
)
に
就
(
つ
)
いても
取々
(
とり/″\
)
奇
(
き
)
な
事
(
こと
)
があるが、それはまあ、お
預
(
あづか
)
り
申
(
まを
)
すとして、
帳場
(
ちやうば
)
へ
据
(
す
)
ゑて
算盤
(
そろばん
)
を
置
(
お
)
く、
乃至
(
ないし
)
帳面
(
ちやうめん
)
でもつけようといふ、
娘
(
むすめ
)
はこれを(お
帳場
(
ちやうば
)
/\)と
言
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
るが、
要
(
えう
)
するに
卓子
(
テエブル
)
だ。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
食糧
(
しよくれう
)
は米一石餅三斗、之れ十七人の分にして皆人夫をして
負
(
お
)
はしむ、人夫は此他に各自の
食糧
(
しよくれう
)
を各
準備
(
じゆんび
)
したり、其他
草鞋
(
わらじ
)
二百足、
馬桐油
(
うまとうゆ
)
三枚、
鰹節
(
かつをぶし
)
数十本及
釜
(
かま
)
、
鍋
(
なべ
)
、
味噌
(
みそ
)
、
醤油
(
しようゆ
)
、
食塩
(
しよくゑん
)
等を用意したり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
準
常用漢字
小5
部首:⽔
13画
備
常用漢字
小5
部首:⼈
12画
“準備”で始まる語句
準備中
準備説明