“解答”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいたふ33.3%
こたえ33.3%
こたへ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ此間このあひだ公案こうあんたいして、自分じぶんだけ解答かいたふ準備じゆんびしてゐた。けれども、それははなは覺束おぼつかない薄手うすでのものにぎなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
思索による意味の探索以外に、もっと直接的な解答こたえがあるのではないか、という予感もした。こうした事柄に、計算の答えのような解答を求めようとしたおのれの愚かさ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
白墨で解答こたへを書いて居る省吾の後姿は、と見ると、実に今が可愛らしい少年の盛り、肩揚のある筒袖羽織つゝそでばおりを着て、首すこしかしげ、左の肩を下げ
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)