“かいたふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
解答100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助(そうすけ)は此間(このあひだ)の公案(こうあん)に對(たい)して、自分(じぶん)丈(だけ)の解答(かいたふ)は準備(じゆんび)してゐた。けれども、それは甚(はなは)だ覺束(おぼつか)ない薄手(うすで)のものに過(す)ぎなかつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼(かれ)は此(この)心細(こゝろぼそ)い解答(かいたふ)で、僥倖(げうかう)にも難關(なんくわん)を通過(つうか)して見(み)たい抔(など)とは、夢(ゆめ)にも思(おも)ひ設(まう)けなかつた。老師(らうし)を胡麻化(ごまか)す氣(き)は無論(むろん)なかつた。其時(そのとき)の宗助(そうすけ)はもう少(すこ)し眞面目(まじめ)であつたのである。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どんな解答(かいたふ)にしろ一(ひと)つ拵(こし)らへて置(お)かなければならないと思(おも)ひながらも、仕舞(しまひ)には根氣(こんき)が盡(つ)きて、早(はや)く宜道(ぎだう)が夕食(ゆふめし)の報知(しらせ)に本堂(ほんだう)を通(とほ)り拔(ぬ)けて來(き)て呉(く)れゝば好(い)いと、夫(それ)ばかり氣(き)に掛(か)かつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)