“じゆんび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
準備88.2%
凖備11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで準備じゆんびをして、下男げなん藥箱くすりばこかつがせ、多田院ただのゐんからのむかへのしやきにてて、玄竹げんちくはぶら/\と北野きたのから能勢街道のせかいだう池田いけだはうあるいた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ほししたんでかへつて、温泉いでゆ宿やどで、準備じゆんびを、とあしく、ととほはなれた谿河たにがはながれが、砥石といしあらひゞきつたへる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
電光艇でんくわうてい必要ひつえうなる十二の秘密藥液ひみつやくえき凖備じゆんびして、たゞちに暗號電報あんがうでんぽうをもつて本國ほんごく政府せいふ許可きよかけ、全速力ぜんそくりよくをもつて橄欖島かんらんたうむかこと出來できます、さらば!。
りもなほさず學問がくもん實際じつさいようてるの凖備じゆんびであります。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
何處どこでもなが航海かうかいでは船中せんちゆう散鬱うさばらしにと、茶番ちやばん演劇えんげき舞踏ぶたうもようしがある。こと歐洲をうしう東洋とうやうとのあひだ全世界ぜんせかいもつとなが航路かうろであればかゝ凖備じゆんびは一そうよくとゝなつてる。
かくて、吾等われら大暴風雨だいぼうふううのちに、晴朗うらゝか天氣てんきるやうに、非常ひじやうよろこびをもつ大佐たいさいへいた。それから、吾等われら命拾いのちひろひのおいわひやら、明日あす凖備じゆんびやらで大騷おほさわぎ。