来年らいねん)” の例文
旧字:來年
おじいさんは、来年らいねんはるになるのをったのです。ついに、そのはるがきました。すると、常夏とこなつは、ぐんぐんとおおきくなりました。
花と人間の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ヤッローさん、トーケルンの水がされて、はたけになったら、おまえさんたち野ガモは、来年らいねんは、いったいどうなさるんだね?」
およそは来年らいねんうるべきちゞみをことしの十月より糸をうみはじめてつぎの年二月なかばにさらしをはる。
来年らいねんあたりはカフカズへ出掛でかけようじゃありませんか、乗馬じょうばもってからにあちこちを駆廻かけまわりましょう。そうしてカフカズからかえったら、こんどは結婚けっこん祝宴しゅくえんでもげるようになりましょう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
気候きこうさえあたり前だったら今年は僕はきっといままでの旱魃の損害そんがい恢復かいふくしてみせる。そして来年らいねんからはもううちの経済けいざいも楽にするし長根ぜんたいまできっと生々いきいきした愉快ゆかいなものにしてみせる。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
来年らいねんなつは、方々ほうぼうやまへまいります。わたしつけなければ、おちおうた行者ぎょうじゃたのんで、どうにかして、れてまいります。」
山に雪光る (新字新仮名) / 小川未明(著)
みんなはね、トーケルン湖の水をしてしまうから、来年らいねんは、みずうみの底が部屋へやゆかのようにかわいてしまうだろうって言ってたのさ。
「なにしろ、三つのときから、一人ひとりそだて、やっと来年らいねん小学校しょうがっこうを、卒業そつぎょうするまでにしました。」と、うったえるようにこたえたのでした。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そこへいくのに来年らいねんまでかかるぜ! そこへいくのに来年までかかるぜ!」と、牡牛にむかってさけびました。
来年らいねんは、ぼく、おじさんのいえへいくのだ。そうしたら、おかあさんは、一人ひとりになって、さびしいだろうね。」と、正吉しょうきちはいうのでした。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
来年らいねんなつまで、ここへきて、ゆっくりやすむがいい。そしてまた来年らいねんになったら、そちらへ旅立たびたつがいい。」といったのでした。
寒い日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
来年らいねんはるまではいてやるぞ。だが、今夜こんやこの野原のはらでふたりがこごにをしてしまえば、それまでだ。おれは、もう、もう一足ひとあしあるけない。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくのうちは、貧乏びんぼうだし、なかなかうえ学校がっこうへいかれない。来年らいねんまちのおじさんのみせ奉公ほうこうして、夜学やがく勉強べんきょうをするつもりだ。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
はなは、どんなに、これをいてうれしかったでしょう。来年らいねんはるも、また、そのつぎのとしはるいて、子供こどもなかよくしようとおもいました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「すぎのさん、ここの景色けしきはすばらしいじゃありませんか? わたしは、きっとまた来年らいねんもやってきますよ。」といいました。
もずとすぎの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どうして、こんなとおいところまで、遠足えんそくにいらしたのだろう? きっと来年らいねん卒業そつぎょうする六年生ねんせいかもしれない。どれ、はしっていってよう。」
丘の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「また、来年らいねん若葉わかばのころには、きっときますから、どうぞ、みなさんお達者たっしゃでいてください。」といったのでありました。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)
今年ことしは、もうって、えだはだかになっていたけれど、ちたあとには、来年らいねんはなのつぼみが、かたえていました。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分じぶん来年らいねんになれば、やはり理科りかおなじところをならうのだろう、そうしたら、かぶとむしよりもえびがおもしろくなり
真昼のお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「きっと、用事ようじがあってこられなくなったんでしょう。また来年らいねんわれますよ。」と、おかあさんは、おっしゃいました。
海へ帰るおじさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、もうおそらく、ったなつのように、銀色ぎんいろかがやそらしたで、まどろむというようなことは、また来年らいねんまではできないであろう……。
雪くる前の高原の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あのひとたちは、いまどこにいるか、おそらく、来年らいねんはるになって、しまゆきがとける時分じぶん、やってくるときのことなどをかんがえているとおもわれたのでした。
雪の上の舞踏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「すぎのさん、また来年らいねんもやってきますよ。」と、やがてもずは、すぎのわかれをげて、んでゆきました。
もずとすぎの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おそらく、木々きぎがちってしまい、さびしい、さむふゆをどこかですごして、来年らいねんのことであろうとおもわれました。
二番めの娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ゆきえて、また来年らいねんともなって、木々きぎのこずえにあたらしいみどりきざし、小鳥ことりのさえずるころにならなければ、ここへがってくる用事ようじもなかったのでした。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
人間にんげんというものは、意外いがいなところに、不思議ふしぎ因縁いんねんがつながっているものだ。わたしは、また来年らいねんか、来々年さらいねん、もう一このみなとしおんではいってこよう。
塩を載せた船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「また、来年らいねんまいります。」と、見送みおくりにいった春子はるこさんに、にこやかに、おわかれのあいさつをしていました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは、あのとり大好だいすきよ。また来年らいねんも、あのへきてくといいわね。」といって、ながめていました。
もずとすぎの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、また、来年らいねんになったらやってきますよ。みんな、おかあさんのいうことをよくきいて、達者たっしゃでおいでなさい……。」と、薬売くすりうりの小父おじさんはいいました。
二番めの娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、来年らいねんいねみのるころになると、太吉たきちじいさんは、あたらしいかがしをつくりました。去年きょねん子鳥ことりたちはもう親鳥おやどりとなって、おなじように、その子供こどもたちにかって
からすとかがし (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なんだか、来年らいねんはるたのしみですが、もう人間にんげんが、ここへやってくるようなことがなければいいが。」
しんぱくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうです。来年らいねん、また、はなくから、おろしておやりなさい。」と、おかあさんは、こたえられました。
つばきの下のすみれ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「また、来年らいねんきますよ。そして、金魚きんぎょがじょうぶでいるか、おうちへいってみますよ。」といいました。
金魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
あき収穫しゅうかくもすんでしまうと、来年らいねんはるまで、地面じめんは、ゆきや、しものためにかたこおってしまいますので、うし小舎こやなかれておいて、やすましてやらなければなりません。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分じぶんたちが、あきから、ふゆになるまでのあいだはたけのつみわらのなかねむっていたことがあり、やがて、ゆきってそのわらをめるとがけあなうつり、来年らいねんゆきえた時分じぶん
風と木 からすときつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
きみ来年らいねんきたられていってあげよう。もう明日あしたから、ぼくのほうの学校がっこうはじまるから。きみばん東京とうきょうかえるんだろう。ほんとうに来年らいねん夏休なつやすみには、またきみもきたまえ。
海の少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、来年らいねんはるになったら、わかい、いいうしえば自分じぶんはもっとしあわせになるとおもいました。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
義雄よしおさんには、将来しょうらいたのしみが一つできました。来年らいねんはるたれたのであります。
赤い実 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また来年らいねんこそは、もう一きた海岸かいがんへゆこうなどとおもったのも、そのときになると家庭かてい用事ようじができたり、もしくは、ほかへゆくようなことになって、少年しょうねんは、ただはるかに
北の少女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おじいさん、きつねなんか、まあどうでもいいがね、それより、来年らいねんはこのまえをバスがとおるというじゃないか。」と、助役じょやくは、あらたまって、さもおおげさに、いいました。
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「じゃ来年らいねんは、ぜひれていってくれたまえ。」と正雄まさおさんは、くれぐれもたのみました。
海の少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「また、来年らいねんきてください。ぼくっているから。」と、ている、おとこがいいました。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むすめ病気びょうきは、なかなかなおりませんでした。医者いしゃは、来年らいねんはるにもなって、あたたかくなったら、ほうかうであろうが、それまで、大事だいじにしなければならないといいました。
お父さんの見た人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
翌日よくじつ花屋はなや主人しゅじんは、らんをどこへかうつしてしまいました。もはや、来年らいねんまでは、みせさきに用事ようじがないとおもったからでしょう。そして、そこには、河骨こうほねだけが、のこされたのです。
ガラス窓の河骨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いくら達者たっしゃでも、人間にんげん病気びょうきにかかるものです。また来年らいねん来年らいねんこなければ、明後年みょうごねんやってきます。もし、こなければ、つなでもれて、がけからちてんだとおもってください。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
来年らいねんはなります。」と、植木屋うえきやこたえました。しかしそのは、ちいさくありました。
ある男と無花果 (新字新仮名) / 小川未明(著)
来年らいねんはるは、またみなみほうへ、航海こうかいするだろう。そのとき、あのみなとったら、まちのあの古道具屋ふるどうぐやへいってみる。そして、まだ、人形にんぎょうれずにいたら、きっとってきてあげよう。
お父さんの見た人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
どんなくすりでもっています。今年ことしいてゆきまして、来年らいねんまたまいりましたときに、お使つかいになったくすりのおだいをいただくのですが、どうか、ここへも一つかしてくださいませんか。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ゆきると、スキーはできるし、また、きじのやうさぎをってやるから、来年らいねんはるまで、こっちにいるがいい。」と、おっしゃると、そのになるのでした。お祖母ばあさんまで
おかまの唄 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おじいさん、また来年らいねんこっちへくるの?」と、わかれる時分じぶんに、少年しょうねんきました。
金魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)