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舞台
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ぶたい
ふりがな文庫
“
舞台
(
ぶたい
)” の例文
旧字:
舞臺
洋服を着て
派手
(
はで
)
な
舞台
(
ぶたい
)
に立つことと嫁を貰う資格とを無理に結びつけて誰かがこの白痴の少年の心に深々と染み込ませたものらしい。
みちのく
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「
死顔
(
しにがほ
)
」も「
黒
(
くろ
)
き
笑
(
わらひ
)
も」
泪
(
なみだ
)
にとけて、カンテラの
光
(
ひかり
)
のなかへぎらぎらときえていつた、
舞台
(
ぶたい
)
も
桟敷
(
さじき
)
も
金色
(
こんじき
)
の
波
(
なみ
)
のなかにたヾよふた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
けれどももとより、
舞台
(
ぶたい
)
にはなんの
仕掛
(
しかけ
)
もありませんし、
猿
(
さる
)
は人形の中にじっと
屈
(
かが
)
んでいますので、
誰
(
だれ
)
にも気づかれませんでした。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
舞台
(
ぶたい
)
はまだ昔のままになっていました。
壁
(
かべ
)
を
塗
(
ぬ
)
った側面と、背景に二つのアーチがあって、そこから以前の時代と同じ
装飾
(
そうしょく
)
が見えました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
京都
(
きょうと
)
に行ったことのある人は、きっとそこの
清水
(
きよみず
)
の
観音様
(
かんのんさま
)
にお
参
(
まい
)
りをして、あの
高
(
たか
)
い
舞台
(
ぶたい
)
の上から目の下の
京都
(
きょうと
)
の
町
(
まち
)
をながめ
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
身動きのならないほど客の込み合う中で、彼は
釣革
(
つりかわ
)
にぶら下りながらただ自分の事ばかり考えた。去年の
疼痛
(
とうつう
)
がありありと記憶の
舞台
(
ぶたい
)
に
上
(
のぼ
)
った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
何々屋
(
なになにや
)
の
後家
(
ごけ
)
さんが、
帯
(
おび
)
を
縫
(
ぬ
)
ってやったとか。
酒問屋
(
さけとんや
)
の
娘
(
むすめ
)
が、
舞台
(
ぶたい
)
で
揷
(
さ
)
した
簪
(
かんざし
)
が
欲
(
ほ
)
しさに、
親
(
おや
)
の
金
(
かね
)
を十
両
(
りょう
)
持
(
も
)
ち
出
(
だ
)
したとか。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
長
(
なが
)
いにせよ、
又
(
また
)
短
(
みじ
)
かいにせよ、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
この
無意識
(
むいしき
)
から
眼
(
め
)
をさました
時
(
とき
)
が、
私
(
わたくし
)
たちの
世界
(
せかい
)
の
生活
(
せいかつ
)
の
始
(
はじ
)
まりで、
舞台
(
ぶたい
)
がすっかりかわるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
舞台
(
ぶたい
)
はいふまでもなく
櫻
(
さくら
)
の
園
(
その
)
の女
主
(
しゆ
)
人ラアネフスカヤの
邸宅
(
ていたく
)
の
廣間
(
ひろま
)
で、時は
春
(
はる
)
の
夜
(
よ
)
、その
地
(
ち
)
方の名家もやがて
沒落
(
ぼつらく
)
といふ
悲
(
かな
)
しい
運命
(
うんめい
)
の前にあるのだが
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
そして
其
(
そ
)
れがすむと
間
(
ま
)
もなく一
人
(
り
)
の
婦人
(
ふじん
)
が、R
氏
(
し
)
と
打合
(
うちあわ
)
せをしたあとでR
氏
(
し
)
の
通訳
(
つうやく
)
説明
(
せつめい
)
につれて
舞台
(
ぶたい
)
に
上
(
のぼ
)
つた。そしてピアノの
伴奏
(
ばんそう
)
で
独唱
(
どくせう
)
をはじめた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
舞台
(
ぶたい
)
花道
(
はなみち
)
楽屋
(
がくや
)
桟敷
(
さじき
)
のるゐすべて皆雪をあつめてその
形
(
かたち
)
につかね、なりよく
造
(
つく
)
ること下の
図
(
づ
)
を見て知るべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
金星音楽団の人たちは町の公会堂のホールの裏にある
控室
(
ひかえしつ
)
へみんなぱっと顔をほてらしてめいめい楽器をもって、ぞろぞろホールの
舞台
(
ぶたい
)
から引きあげて来ました。
セロ弾きのゴーシュ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
かれは
広告
(
こうこく
)
のびらを書いて、ほうぼうにはり出したり、二、三
枚
(
まい
)
の板でかれは
舞台
(
ぶたい
)
をこしらえたりした。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
母は仕立屋の職人にしたいという希望を持っていたが、アンデルセンみずからは
舞台
(
ぶたい
)
に立つことを望んで、十四歳のときただひとり首都のコペンハーゲンをめざして旅立った。
絵のない絵本:02 解説
(新字新仮名)
/
矢崎源九郎
(著)
自転車
(
じてんしゃ
)
の
上
(
うえ
)
の
小
(
ちい
)
さな
箱
(
はこ
)
の
舞台
(
ぶたい
)
の
中
(
なか
)
には、
見覚
(
みおぼ
)
えのある
赤
(
あか
)
トラの
絵
(
え
)
が
出
(
で
)
ていました。七、八
人
(
にん
)
も
子供
(
こども
)
があめを
買
(
か
)
わなければ、おじさんは、
説明
(
せつめい
)
をはじめないのが
常
(
つね
)
でありました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
森
(
もり
)
の
幕
(
まく
)
が
颯
(
さつ
)
と
落
(
お
)
ちて、
双六谷
(
すごろくだに
)
が
舞台
(
ぶたい
)
の
如
(
ごと
)
く
眼前
(
めのまへ
)
に
開
(
ひら
)
かれたやうに
雪枝
(
ゆきえ
)
は
思
(
おも
)
つた。……
悪処
(
あくしよ
)
難路
(
なんろ
)
を
辿
(
たど
)
りはしたが、
然
(
さ
)
まで
時
(
とき
)
が
経
(
た
)
つたとも
思
(
おも
)
はず、
別
(
べつ
)
に
其
(
それ
)
が
為
(
ため
)
に、と
思
(
おも
)
ふ
疲労
(
つかれ
)
も
増
(
ま
)
さない。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一昨日
(
おとつい
)
は、一字の男総出で、隣村の北沢から
切組
(
きりくみ
)
舞台
(
ぶたい
)
を荷車で挽いて来た。昨日は終日舞台かけで、村で
唯一人
(
ただひとり
)
の大工は先月来仕かけて居る彼が家の仕事を
休
(
やす
)
んで舞台や
桟敷
(
さじき
)
をかけた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
絶好
(
ぜっこう
)
の
舞台
(
ぶたい
)
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
芝居がおわると、人形たちはみんな、
舞台
(
ぶたい
)
に呼びだされました。そして、わたしは、工科大学の学生からブドウ酒を一ぱい、ごちそうになりました。
人形つかい
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
江戸
(
えど
)
一
番
(
ばん
)
の
女形
(
おやま
)
、
瀬川菊之丞
(
せがわきくのじょう
)
の
生人形
(
いきにんぎょう
)
を、
舞台
(
ぶたい
)
のままに
彫
(
ほ
)
ろうッてんだ。なまやさしい
業
(
わざ
)
じゃァねえなァ
知
(
し
)
れている。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
東の
隅
(
すみ
)
に一夜作りの
舞台
(
ぶたい
)
を設けて、ここでいわゆる高知の何とか踴りをやるんだそうだ。舞台を右へ半町ばかりくると
葭簀
(
よしず
)
の囲いをして、
活花
(
いけばな
)
が
陳列
(
ちんれつ
)
してある。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
舞台
(
ぶたい
)
花道
(
はなみち
)
楽屋
(
がくや
)
桟敷
(
さじき
)
のるゐすべて皆雪をあつめてその
形
(
かたち
)
につかね、なりよく
造
(
つく
)
ること下の
図
(
づ
)
を見て知るべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
アントン・チエエホフの名
戯曲
(
ぎきよく
)
「
櫻
(
さくら
)
の
園
(
その
)
」の
第
(
だい
)
三
幕
(
まく
)
目の
舞台
(
ぶたい
)
の左
奧
(
おく
)
手には
球突塲
(
たまつきば
)
がある心になつてゐる。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
調子
(
てうし
)
づいた
独唱
(
どくせう
)
が二つばかりつづいた。そして
前
(
まえ
)
に
叙事詩
(
じよじし
)
のやうなものを
朗読
(
らうどく
)
した
多分
(
たぶん
)
代理大使
(
だいりたいし
)
の
夫人
(
ふじん
)
だとおもはるゝ
婦人
(
ふじん
)
が
其後
(
そのあと
)
で又
舞台
(
ぶたい
)
のうへで
朗読
(
らうどく
)
をはじめた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
かれの歌を聞いているうちに、目にはなみだがいっぱいあふれたので、
舞台
(
ぶたい
)
のすみに引っこんでいた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
中には
不思議
(
ふしぎ
)
に思う者もあって、
舞台
(
ぶたい
)
を
調
(
しら
)
べてみたり、人形を
検査
(
けんさ
)
したりしました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そして、
秋
(
あき
)
になると、それらの
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
は、
悲
(
かな
)
しい
唄
(
うた
)
をうたって、
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
んだのであります。
男
(
おとこ
)
は
土
(
つち
)
の
中
(
なか
)
で、オペラの
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
ていました。こちょうのような、
少女
(
しょうじょ
)
が
舞台
(
ぶたい
)
を
飛
(
と
)
んでいます。
銀のつえ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
舞台
(
ぶたい
)
の上の二人は、手を握ったまま、ふいっとおじぎをして、それから
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
さうして
少年
(
せうねん
)
のやぶれた
心
(
こヽろ
)
はつくのはれたけれど、
舞台
(
ぶたい
)
のうへで
姫君
(
ひめぎみ
)
のきられたといふことは
忘
(
わす
)
れられない
記臆
(
きおく
)
であつた。また
赤毛布
(
あかけつと
)
の
裡
(
うら
)
をば、
死
(
し
)
んだ
姫君
(
ひめぎみ
)
が
歩
(
ある
)
いたのも、
不可思儀
(
ふかしぎ
)
な
発見
(
はつけん
)
であつた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
今日は粕谷か、
明日
(
あす
)
は
廻沢
(
めぐりさわ
)
烏山
(
からすやま
)
は何日で、給田が何日、船橋では、上下祖師ヶ谷では、八幡山では、隣村の北沢では、と皆が
指折
(
ゆびおり
)
数
(
かぞ
)
えて浮き立つ。彼方の村には太鼓が鳴る。
此方
(
こち
)
の
字
(
あざ
)
では
舞台
(
ぶたい
)
がけ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
どうしたはずみか、
太夫
(
たゆう
)
の
踊
(
おど
)
ってた
足
(
あし
)
が、
躓
(
つまず
)
いたようによろよろっとしたかと
思
(
おも
)
うと、あッという
間
(
ま
)
もなく、
舞台
(
ぶたい
)
へまともに
突
(
つ
)
ッ
俯
(
ぷ
)
しちまったんだ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
比較的静かな
舞台
(
ぶたい
)
の裏側では、道具方の使う
金槌
(
かなづち
)
の音が、一般の予期を
唆
(
そそ
)
るべく、折々場内へ響き渡った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
本堂の上り段に
舞台
(
ぶたい
)
を作り
掛
(
かけ
)
、左に花道あり、左右の
桟敷
(
さじき
)
は
竹牀簀
(
たけすのこ
)
薦張
(
こもばり
)
なり。土間には
薦
(
こも
)
を
布
(
しき
)
、
筵
(
むしろ
)
をならぶ。
旅
(
たび
)
の芝居
大概
(
たいがい
)
はかくの如しと市川白猿が
話
(
はなし
)
にもきゝぬ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
母は仕立屋の職人にしたいという希望を持っていたが、アンデルセンみずからは
舞台
(
ぶたい
)
に立つことを望んで、十四歳のときただひとり首都のコペンハーゲンをめざして旅立った。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
三度目にじだんだをふんだときに、わたしがカピに
連
(
つ
)
れられて
舞台
(
ぶたい
)
に
現
(
あらわ
)
れることになる。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ほかにも、
舞台
(
ぶたい
)
がつくられて、
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
の
手踊
(
ておど
)
りなどあってにぎやかでした。
どこかで呼ぶような
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正面
(
しょうめん
)
に広い
舞台
(
ぶたい
)
ができていました。
間
(
ま
)
もなく甚兵衛は、大きなひょっとこの人形を
持
(
も
)
ちだし、それを
舞台
(
ぶたい
)
の
真中
(
まんなか
)
に
据
(
す
)
えまして、自分は小さな
鞭
(
むち
)
を手に
持
(
も
)
ち、人形の
側
(
そば
)
に立って、
挨拶
(
あいさつ
)
をしました。
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
本堂の上り段に
舞台
(
ぶたい
)
を作り
掛
(
かけ
)
、左に花道あり、左右の
桟敷
(
さじき
)
は
竹牀簀
(
たけすのこ
)
薦張
(
こもばり
)
なり。土間には
薦
(
こも
)
を
布
(
しき
)
、
筵
(
むしろ
)
をならぶ。
旅
(
たび
)
の芝居
大概
(
たいがい
)
はかくの如しと市川白猿が
話
(
はなし
)
にもきゝぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
すると、幕の
下
(
お
)
りた
舞台
(
ぶたい
)
の前を、向ふの
端
(
はじ
)
から
此方
(
こつち
)
へ
向
(
む
)
けて、
小走
(
こばしり
)
に与次郎が
走
(
か
)
けて
来
(
き
)
た。三分の二程の所で
留
(
とま
)
つた。少し及び
腰
(
ごし
)
になつて、
土間
(
どま
)
の
中
(
なか
)
を
覗
(
のぞ
)
き込みながら、何か
話
(
はな
)
してゐる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
もしもすらりとした美しい姿をしていたなら、この男はどのような
舞台
(
ぶたい
)
に立っても一流の悲劇役者になっていたことでしょう。
英雄的
(
えいゆうてき
)
なもの、
偉大
(
いだい
)
なものが、この男の
魂
(
たましい
)
にはみちみちていたのでした。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
我国雪の
為
(
ため
)
にさま/″\の
難義
(
なんぎ
)
はあらまし前にいへるごとくなれども、雪の
重宝
(
ちようほう
)
なる事もあり、第一は大小
雪舟
(
そり
)
の
便利
(
べんり
)
、
縮
(
ちゞみ
)
の
製作
(
せいさく
)
○
雪
(
ゆき
)
ン
堂
(
だう
)
○
田舎芝居
(
ゐなかしばゐ
)
の
舞台
(
ぶたい
)
桟敷
(
さじき
)
花道
(
はなみち
)
みな雪にて作る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
舞台
(
ぶたい
)
ではもう
始
(
はじ
)
まつてゐる。
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る人物が、みんな
冠
(
かんむり
)
を
被
(
かむ
)
つて、
沓
(
くつ
)
を
穿
(
は
)
いて居た。そこへ長い
輿
(
こし
)
を
担
(
かつ
)
いで
来
(
き
)
た。それを舞台の
真中
(
まんなか
)
で
留
(
と
)
めたものがある。
輿
(
こし
)
を卸すと、
中
(
なか
)
から又
一人
(
ひとり
)
あらはれた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“舞台”の解説
舞台(ぶたい、en: stage)とは、演劇やダンス、伝統芸能や演芸など、舞台芸術の表現者が作品を演じるための、一定の空間。転じて、舞台芸術に属する作品のジャンルを指し「舞台」と呼ぶこともある。また、演壇などの、舞台に類似する機能をもった一定の空間や機構を指し、舞台と呼ぶことがある。
ここから派生して、特定の人物や集団が盛んに活動を展開する場を指し、抽象的な意味において、舞台と呼ぶこともある。
機構としての舞台や、舞台の様々な様式については、劇場を参照。
(出典:Wikipedia)
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“舞台”で始まる語句
舞台姿
舞台上
舞台的
舞台裏
舞台開
舞台際
舞台白粉
舞台稽古