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這
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こ
ふりがな文庫
“
這
(
こ
)” の例文
有
(
あ
)
りますとも、
第
(
だい
)
一、
品川
(
しながは
)
の
近
(
ちか
)
くでは
有名
(
ゆうめい
)
な
權現臺
(
ごんげんだい
)
といふ
處
(
ところ
)
が
有
(
あ
)
ります。
其所
(
そこ
)
なんぞは
大變
(
たいへん
)
です、
這
(
こ
)
んな
破片
(
はへん
)
は
山
(
やま
)
の
樣
(
やう
)
に
積
(
つ
)
んで
有
(
あ
)
ります
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
その時虹汀、大勢に打ち向ひて
慇懃
(
いんぎん
)
に一礼を施しつゝ、
咳一咳
(
がいいちがい
)
して
陳
(
の
)
べけるやう、
這
(
こ
)
は御遠路のところ、まことに御苦労千万也。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
掛れば
瓦羅利
(
からり
)
と開くにいよ/\
不審
(
ふしん
)
と進み
這入
(
はひれ
)
ば
這
(
こ
)
は如何に
主個
(
あるじ
)
庄兵衞は何者にか
殺害
(
せつがい
)
されたる物と見え
血汐
(
ちしほ
)
に
染
(
そま
)
りて
床
(
とこ
)
の上に
倒
(
たふ
)
れゐるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
果
(
はて
)
はますます暴動
募
(
つの
)
りて
術
(
すべ
)
よく米を渡さぬ家は
打毀
(
うちこは
)
しなどする程に、市街の
騒擾
(
そうじよう
)
大かたならず、
這
(
こ
)
は只
浪花
(
なには
)
のみならず諸国に斯る挙動ありしが
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
我輩固より此亂臣賊子の罪を
免
(
ゆる
)
すに非ず、之を
惡
(
にく
)
み之を責めて止まずと雖ども、
這
(
こ
)
は唯我々臣子の分に於て然るのみ。
帝室論
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
されど
這
(
こ
)
の女丈夫が三十年間如何にして日月を過せしかは諸君の知らんと欲する所なるべし、故に予は他日を期し
端
(
はし
)
を改めて叙述する所あらんと欲す。
千里駒後日譚
(新字旧仮名)
/
川田瑞穂
、
楢崎竜
、
川田雪山
(著)
「はてな。」とはじめて
氣
(
き
)
が
着
(
つ
)
いて、
主人
(
あるじ
)
が
渡
(
わた
)
して
行
(
い
)
つた
鍵
(
かぎ
)
をガツチリ、
狼狽眼
(
うろたへまなこ
)
で
開
(
ひら
)
いて
見
(
み
)
ると、
這
(
こ
)
は
如何
(
いかに
)
。
箱
(
はこ
)
の
底
(
そこ
)
から、
階下
(
した
)
の
廊下
(
らうか
)
が
見通
(
みとほ
)
しであつた。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
三十年後の
今日迄
(
こんにちまで
)
依然として其の色を変ぜざるのみか、
一度
(
ひとたび
)
やまと新聞に写し
植字
(
うえ
)
たるに、
這
(
こ
)
も
復
(
また
)
時期に
粟田口
(
あわだぐち
)
鋭き作意と
笛竹
(
ふえたけ
)
の響き渡り、
恰
(
あたか
)
も
船人
(
せんどう
)
の山に登るべき高評なりしを
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):01 序
(新字新仮名)
/
条野採菊
(著)
尚
(
なお
)
追掛けて出ると、
這
(
こ
)
は如何に、拙者が
化
(
ばか
)
されていたのじゃ、
茅屋
(
あばらや
)
があったと思う処が、
矢張
(
やっぱり
)
野原で、
片方
(
かた/\
)
はどうどうと
渓間
(
たにま
)
に水の流れる音が聞え、片方は恐ろしい
巌石
(
がんせき
)
峨々
(
がゞ
)
たる山にして
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其内
(
そのうち
)
に
金港堂
(
きんこうどう
)
に
云々
(
しか/″\
)
の計画が有ると
云
(
い
)
ふ事が耳に
入
(
い
)
つた、
其前
(
そのぜん
)
から
達筆
(
たつぴつ
)
の
山田
(
やまだ
)
が思ふやうに
原稿
(
げんかう
)
を
寄来
(
よこ
)
さんと
云
(
い
)
ふ
怪
(
あやし
)
むべき事実が有つたので、
這
(
こ
)
は
捨置
(
すてお
)
き
難
(
がた
)
しと
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
とで
山田
(
やまだ
)
に
逢
(
あひ
)
に
行
(
ゆ
)
きました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
人生七十
力囲希咄
(
りきいきとつ
)
吾
(
わ
)
が
這
(
こ
)
の宝剣 祖仏共に殺す
(三七)
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
吾人は非常の驚喜と傲慢とを以て
這
(
こ
)
の事実を自認す。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
で一
向
(
かう
)
に
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ず、
山頂
(
さんてう
)
の
方
(
はう
)
では、
僅
(
わづ
)
かに
埴輪
(
はにわ
)
の
破片
(
はへん
)
(
雲珠
(
うず
)
、
鞆等
(
ともなど
)
)を
見出
(
みいだ
)
したのみ、それで
大發掘
(
だいはつくつ
)
の
第
(
だい
)
一
回
(
くわい
)
を
終
(
をは
)
つた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
手に掛けたれば
相當
(
さうたう
)
の
御處分
(
ごしよぶん
)
下されかしと
委細
(
ゐさい
)
訴状
(
そじやう
)
に
認
(
したゝ
)
めつゝ
自首
(
じしゆ
)
して出しに忠相ぬし
這
(
こ
)
は
捨置
(
すておか
)
れぬ事共なりと先親子をば
止
(
と
)
め置き音羽の方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何条
(
なんでう
)
粗略なる事致すべき。殊に奈美女は孝心深き娘なり。両親さへ承知すれば何の違背かあるべき。
這
(
こ
)
は決して
仲人口
(
なかうどぐち
)
に非ず。申さば御身のお手柄とも見らるべし。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
唯だ文章が
蕉拙
(
まづ
)
くつて
這
(
こ
)
の女丈夫を活動させることの出来ないのが如何にも残念です。
千里駒後日譚
(新字旧仮名)
/
川田瑞穂
、
楢崎竜
、
川田雪山
(著)
這
(
こ
)
は
便
(
びん
)
なし、
心
(
しん
)
を
冷
(
ひや
)
した
老
(
おい
)
の
癪
(
しやく
)
、
其
(
そ
)
の
惱
(
なやみ
)
輕
(
かろ
)
からず。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
這
(
こ
)
んなのが
有
(
あ
)
りましたと
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せるのは、
彌生式土器
(
やよひしきどき
)
の
上部
(
じやうぶ
)
(第五圖參照)と
破片
(
はへん
)
澤山
(
たくさん
)
及
(
およ
)
び
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
底
(
ぞこ
)
である。
別
(
べつ
)
に
貝塚土器
(
かひづかどき
)
の
網代底
(
あじろぞこ
)
一
箇
(
こ
)
。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
入させ給ふべき
這
(
こ
)
は全く徳太郎君の御名を
騙
(
かた
)
る
曲者
(
くせもの
)
それ
召捕
(
めしとれ
)
と
烈
(
はげ
)
しき聲に與力ども心得たりと左右より
組付
(
くみつき
)
難
(
なん
)
なく
繩
(
なは
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
而して右板戸の
縁辺
(
ふちへん
)
の支棒に接触する部分は、磨滅を防ぐためと支棒の作用の堅確を期するため、新しく
亜鉛
(
あえん
)
板を以て
蔽
(
おお
)
いありたるも、
這
(
こ
)
は
却
(
かえ
)
って軽微の力を以て
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
這
(
こ
)
んな事が有るだろうと思って、お前さんが身支度をしている
間
(
うち
)
に
乾漢
(
こぶん
)
を走らして道筋々々へ、先廻りして、身内の者に網を張らして置いたのよ。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
番人の瘠せ枯れたる若き唐人、驚き喜びて迎へ入るゝに、下の
土室
(
あなぐら
)
にて待兼ねたる黄駝の喜びは云ふも更なり。わが携へたる生胆を一眼見るより
這
(
こ
)
は珍重なり。お手柄なり。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
それで『
這
(
こ
)
んな
破片
(
はへん
)
を
貰
(
もら
)
つても
好
(
え
)
えかね』と
問
(
と
)
うて
見
(
み
)
ると『そんな
物
(
もの
)
ならいくらでも
持
(
も
)
つて
行
(
ゆ
)
きねえ』といふ。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
右は呉一郎本人も、
然
(
し
)
かく信じおれるが如くなるも、
這
(
こ
)
は睡眠中の感覚作用と、覚醒時の知覚作用とを同一視せるより出でたる誤解にして、甚だ軽率なる判断なりと認むるに
躊躇
(
ちゅうちょ
)
せず。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
おぬし一人で渡るのなら、何も
這
(
こ
)
んな
悪戯
(
いたずら
)
はせんのだが、若い男と連れなのが癪なんだ。其所で女
奴
(
め
)
、死んで了えっ……それとも俺に助けて呉れというか。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
やがて不興気なる
面
(
おも
)
もちにて黄色なる歯を剥き出し、低き鼻尻に皺を刻みつ。
這
(
こ
)
は
和蘭陀
(
オランダ
)
伝来のくれなゐの花の種子を蒔くなり。
此等
(
これら
)
の秘蔵の
種子
(
たね
)
にして奈美殿の
此上
(
こよ
)
なく好み給ふ花なり。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「さあ、私の威勢は
這
(
こ
)
んなものですよ。それだのにお前さんは、這んなめそっ子と道行をするんですか。濡れたん坊と裸では、
余
(
あんま
)
り
粋
(
いき
)
じゃあ有りませんぜ」
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
『
掘
(
ほ
)
らせんといふなら
掘
(
ほ
)
らん。
掘
(
ほ
)
らうと
思
(
おも
)
へば、どんな
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
つても
屹
(
きつ
)
と
掘
(
ほ
)
つて
見
(
み
)
せるが、ナニ、
這
(
こ
)
んな
糞
(
くそ
)
ツたれ
貝塚
(
かひづか
)
なんか
掘
(
ほ
)
りたくは
無
(
な
)
い』と
叫
(
さけ
)
ぶのである。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
三十七
年
(
ねん
)
の
正月
(
しやうぐわつ
)
二
日
(
か
)
、
掘初
(
ほりそめ
)
として
余
(
よ
)
は
望玄
(
ぼうげん
)
二
子
(
し
)
を
從
(
したが
)
へて
行
(
い
)
つて
見
(
み
)
ると、
這
(
こ
)
は
如何
(
いか
)
に、
掘
(
ほ
)
りかけて
居
(
ゐ
)
た
穴
(
あな
)
の
附近
(
ふきん
)
に、
大男
(
おほをとこ
)
が六七
人
(
にん
)
居
(
ゐ
)
る。
然
(
さ
)
うして
枯萱
(
かれかや
)
を
刈
(
か
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へ
出
(
だ
)
した
時
(
とき
)
には、
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
いので——
併
(
しか
)
し、三千
年
(
ねん
)
前
(
ぜん
)
の
石器時代
(
せききじだい
)
住民
(
じうみん
)
は、
今日
(
こんにち
)
までも
生存
(
せいそん
)
して
我等
(
われら
)
と
語
(
かた
)
る——と
云
(
い
)
つた
樣
(
やう
)
な
事
(
こと
)
を
思浮
(
おもひうか
)
べて、
強
(
しひ
)
て
涙
(
なみだ
)
を
紛
(
まぎ
)
らすのである。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
斯
(
か
)
うなると
日頃
(
ひごろ
)
の
探檢氣
(
たんけんき
)
が
生
(
しやう
)
じて、
危險
(
きけん
)
を
思
(
おも
)
はず、
更
(
さら
)
に
奧
(
おく
)
の
方
(
はう
)
へ
進
(
すゝ
)
むと、
這
(
こ
)
は
如何
(
いか
)
に、
足下
(
あしもと
)
に
大々蜈蜙
(
だい/″\むかで
)
がのたくツて
居
(
ゐ
)
る——と
思
(
おも
)
つたのは
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
で、
龕燈
(
がんどう
)
の
火
(
ひ
)
で
照
(
て
)
らして
見
(
み
)
ると
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
なる
程
(
ほど
)
貝塚
(
かひづか
)
とは
這
(
こ
)
んな
物
(
もの
)
だなと
初
(
はじ
)
めて
余
(
よ
)
は
地中
(
ちちう
)
に
秘密
(
ひみつ
)
あるを
知
(
し
)
つた。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『
這
(
こ
)
んな
物
(
もの
)
は
何處
(
どこ
)
にでも
有
(
あ
)
るぢやアないか』
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『
這
(
こ
)
んな
處
(
ところ
)
にでも
君
(
きみ
)
、
遺物
(
ゐぶつ
)
が
有
(
あ
)
るですか』
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
で
第
(
だい
)
二
日目
(
かめ
)
も
失敗
(
しつぱい
)
。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
『
這
(
こ
)
んな
物
(
もの
)
を
如何
(
どう
)
する?』
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
這
漢検準1級
部首:⾡
11画
“這”を含む語句
這入
這出
這々
這般
四這
腹這
這奴
這上
出這入
這込
這個
這箇
這裏
横這
這入込
這奴等
這麽
夜這
御這入
這廻
...