“出這入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ではい59.1%
ではいり31.8%
ではひり4.5%
でへえり4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このごろ著しく数を増した乗合のりあい自動車やトラック、又は海岸の別荘地に出這入ではいりする高級車の砂ホコリを後から後から浴びせられたり
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
勝山かつやまに結ったり文金の高島田に結ったりしている上、それで芝居に出這入ではいりするようになってからは、随分意気な身装みなりをしていたから町家の奥様とも見えれば
ある恋の話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
聞合きゝあはせしに兩人共得心とくしんの樣子故夫婦と成したり斯て傳吉は村の評判ひやうばんよろしき故親類といひ捨置すておかれずと名主上臺憑司かみだいひようじも出入を始めせがれ昌次郎も時々に出這入ではひりなし居たり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
半「有難ありがてえ、成程これを持ってけば大丈夫だ、時に彼処あすこへ夜這入へえるには何処から這入へえるか隠れて出這入でへえりする処は何処だえ」