“這入込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいりこ60.0%
はひりこみ20.0%
はひりこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕事を頼むの何がどうしたのと小五月蠅こうるさく這入込はいりこんでは前だれの半襟はんえりの帯つかはのと附届つけとどけをして御機嫌を取つてはいるけれど、遂ひしか喜んだ挨拶あいさつをした事が無い
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
返さんと思ひければ猶裏々うら/\へも這入込はひりこみ此御近所に紙屑買かみくづかひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
木場は或晩時期はもう熟した頃だと思つて、夜なかに其へやへ忍び込んで、間違へて姉の方の寝床へ這入込はひりこんだんださうです。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)