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滅入込
ふりがな文庫
“滅入込”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
めいりこ
71.4%
めりこ
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めいりこ
(逆引き)
彼は伯母が後でかう呟いて身も世もあらず
滅入込
(
めいりこ
)
んでゐる様を想像して、心から気の毒に思ひ乍らも、をかしくなつて独り笑つてゐた。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
まったくだね、
股引
(
ももひき
)
の裾をぐい、と
端折
(
はしょ
)
った処は豪勢だが、下腹がこけて、どんつくの
圧
(
おし
)
に打たれて、猫背にへたへたと
滅入込
(
めいりこ
)
んで、
臍
(
へそ
)
から
頤
(
おとがい
)
が生えたようです。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
滅入込(めいりこ)の例文をもっと
(5作品)
見る
めりこ
(逆引き)
……と背の低いのが、
滅入込
(
めりこ
)
みそうに、
大
(
おおき
)
な
仮髪
(
かつら
)
の
頸
(
うなじ
)
を
窘
(
すく
)
め、ひッつりそうな
拳
(
こぶし
)
を二つ、耳の処へ
威
(
おど
)
すがごとく、
張肱
(
はりひじ
)
に、しっかと握って、腰をくなくなと、抜足差足。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
藁草履
(
わらぞうり
)
を
引摺
(
ひきず
)
って、
勢
(
いきおい
)
の無さは
埃
(
ほこり
)
も
得
(
え
)
立てず、地の底に
滅入込
(
めりこ
)
むようにして、正面から
辿
(
たど
)
って来て、ここへ休もうとしたらしかったが、目ももう
疎
(
うと
)
くて、近寄るまで、心着かなんだろう。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
滅入込(めりこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“滅入”で始まる語句
滅入
検索の候補
滅入
入込
込入
這入込
滅込
入滅畢
夜込乱入
“滅入込”のふりがなが多い著者
長与善郎
泉鏡花
夏目漱石