“めいりこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
滅入込100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔色青き白雲天窓しらくもあたま膨脹ふくだみて、えりは肩に滅入込めいりこみ、手足は芋殻いもがらのごとき七八歳ななつやつの餓鬼を連れたり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一緊ひとしめ胸をめたほど、顔の上へ暗さが乗懸のしかかったので心着くと、やがて、すうすうしお退塩梅あんばいに、あかりが小さく遠くなり、はるかに見え、何だか自分が寝た診察台の、枕の下へ滅入込めいりこんで
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)