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有名
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いうめい
ふりがな文庫
“
有名
(
いうめい
)” の例文
此時
(
このとき
)
今迄
(
いまゝで
)
は
晴朗
(
うらゝか
)
であつた
大空
(
おほぞら
)
は、
見
(
み
)
る/\
内
(
うち
)
に
西
(
にし
)
の
方
(
かた
)
から
曇
(
くも
)
つて
來
(
き
)
て、
熱帶地方
(
ねつたいちほう
)
で
有名
(
いうめい
)
な
驟雨
(
にわかあめ
)
が、
車軸
(
しやぢく
)
を
流
(
なが
)
すやうに
降
(
ふ
)
つて
來
(
き
)
た。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
一人大岡越前守のみ夫が
邪曲
(
じやきよく
)
を
窺
(
うかゞ
)
ひ
知
(
しり
)
身命
(
しんめい
)
を
投打
(
なげうち
)
て
既往
(
きわう
)
今來
(
こんらい
)
を尋ね遂に
奸計
(
かんけい
)
を
看破
(
みやぶ
)
つて
處刑
(
しよけい
)
せしといふ
有名
(
いうめい
)
の談話にて
斯
(
かゝ
)
る奸物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
かゝる
大發掘
(
だいはつくつ
)
を
試
(
こゝろ
)
みてから、
非常
(
ひじやう
)
に
此所
(
こゝ
)
は
有名
(
いうめい
)
に
成
(
な
)
つたが、
今
(
いま
)
は
兒島惟謙翁
(
こじまゐけんおう
)
の
邸内
(
ていない
)
に
編入
(
へんにふ
)
せられて、
迚
(
とて
)
も
普通
(
ふつう
)
では
發掘
(
はつくつ
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ずに
居
(
ゐ
)
た。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
第
(
だい
)
一、お
医師様
(
いしやさま
)
も、七ツ八ツのお
小
(
ちひ
)
さい
時
(
とき
)
からおかゝりつけの
方
(
かた
)
をお
一人
(
ひとり
)
だけ……
尤
(
もつと
)
も
有名
(
いうめい
)
な
博士
(
はかせ
)
の
方
(
かた
)
ださうですけれど——
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ラランの
悪知慧
(
わるぢえ
)
は
有名
(
いうめい
)
なもので、ほかの
鳥
(
とり
)
がうまく
飛
(
と
)
んでるのを
見
(
み
)
ると、
近寄
(
ちかよ
)
つては
自分
(
じぶん
)
の
尖
(
とが
)
つた
嘴先
(
くちさき
)
でチクリと
刺
(
さ
)
して
墜落
(
ついらく
)
させてしまふのだ。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
▼ もっと見る
家名相續
(
かめいさうぞく
)
は
何
(
なに
)
ともすべしと
言
(
い
)
ひ
寄
(
よ
)
る
人
(
ひと
)
一人
(
ひとり
)
二人
(
ふたり
)
ならず、ある
時
(
とき
)
學士
(
がくし
)
が
親友
(
しんいう
)
なりし
某
(
それがし
)
、
當時
(
たうじ
)
醫學部
(
いがくぶ
)
に
有名
(
いうめい
)
の
教授
(
けうじゆ
)
どの
人
(
ひと
)
をもつて
法
(
かた
)
の
如
(
ごと
)
く
言
(
い
)
ひ
込
(
こ
)
みしを
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
安井
(
やすゐ
)
は
笑
(
わら
)
ひながら、
比較
(
ひかく
)
のため、
自分
(
じぶん
)
の
知
(
し
)
つてゐる
或
(
ある
)
友達
(
ともだち
)
の
故郷
(
こきやう
)
の
物語
(
ものがたり
)
をして
宗助
(
そうすけ
)
に
聞
(
き
)
かした。それは
淨瑠璃
(
じやうるり
)
の
間
(
あひ
)
の
土山
(
つちやま
)
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
るとある
有名
(
いうめい
)
な
宿
(
しゆく
)
の
事
(
こと
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
また
有名
(
いうめい
)
なる九
州
(
しう
)
の
有明灣
(
ありあけわん
)
を
理由
(
りいう
)
なしに
改竄
(
かいざん
)
して
島原灣
(
しまはらわん
)
などとゝなへてゐるものもある。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
此書
(
これ
)
は
有名
(
いうめい
)
なレウィス、キァロルと
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
の
筆
(
ふで
)
に
成
(
な
)
つた『アリス、アドヴェンチュアス、イン、ワンダーランド』を
譯
(
やく
)
したものです。
邪氣
(
あどけ
)
なき一
少女
(
せうぢよ
)
の
夢物語
(
ゆめものがたり
)
、
滑稽
(
こつけい
)
の
中
(
うち
)
自
(
おのづか
)
ら
教訓
(
けうくん
)
あり。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
その
間
(
あひだ
)
彼女
(
かのぢよ
)
は、
無産者
(
むさんしや
)
××
同盟
(
どうめい
)
の
支部
(
しぶ
)
で
働
(
はたら
)
く
傍
(
かたはら
)
、あるデパート
專屬
(
せんぞく
)
の
刺繍
(
ししう
)
工場
(
こうぢやう
)
に
通
(
かよ
)
つて
生活
(
せいくわつ
)
を
支
(
さゝ
)
へた。そのうち、三・一五
事件
(
じけん
)
として
有名
(
いうめい
)
な、
日本
(
にほん
)
×××
員
(
ゐん
)
の
全國的
(
ぜんこくてき
)
の
大檢擧
(
だいけんきよ
)
が
行
(
おこな
)
はれた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
又
(
また
)
折々
(
をり/\
)
は
其
(
そ
)
のお
方
(
かた
)
のお
供
(
とも
)
をいたして、
大坂
(
おほさか
)
で
有名
(
いうめい
)
な
藤田様
(
ふぢたさま
)
の
御別荘
(
ごべつさう
)
へ
参
(
まゐ
)
りまして、お
座敷
(
ざしき
)
を
拝見
(
はいけん
)
したり、
御懐石
(
ごくわいせき
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
した
跡
(
あと
)
で
薄茶
(
うすちや
)
を
頂
(
いたゞ
)
いたりして、誠に
此上
(
このうへ
)
もない
結構
(
けつこう
)
な事でございます。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
中根熊吉
(
なかねくまきち
)
の「
馬
(
うま
)
さん」は二
年兵
(
ねんへい
)
の二
等卒
(
とうそつ
)
で、
中隊
(
ちうたい
)
でもノロマとお
人好
(
ひとよ
)
しとで
有名
(
いうめい
)
だつた。
教練
(
けうれん
)
の
度毎
(
たびごと
)
にヘマをやつて
小隊長
(
せうたいちやう
)
や
分隊長
(
ぶんたいちやう
)
に
小言
(
こごと
)
を
云
(
い
)
はれ
續
(
つづ
)
けだつた。
戰友達
(
せんいうたち
)
にもすつかり
馬鹿
(
ばか
)
にされてゐた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
加
(
くわ
)
ふるに
橄欖島
(
かんらんたう
)
の
附近
(
ふきん
)
には、
始終
(
しじう
)
有名
(
いうめい
)
なる
海賊船
(
かいぞくせん
)
が
横行
(
わうかう
)
し、また
屡々
(
しば/\
)
、
歐洲
(
をうしう
)
諸國
(
しよこく
)
の
軍艦
(
ぐんかん
)
も
巡航
(
じゆんかう
)
して
來
(
き
)
ますから、
其邊
(
そのへん
)
に
我
(
わ
)
が
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
が
機關
(
きくわん
)
の
活動
(
くわつどう
)
を
失
(
うしな
)
つて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
古
(
ふる
)
くから、
人
(
ひと
)
も
知
(
し
)
つた
有名
(
いうめい
)
な
引手茶屋
(
ひきてぢやや
)
。それが
去年
(
きよねん
)
の
吉原
(
よしはら
)
の
火事
(
かじ
)
で
燒
(
や
)
けて、
假宅
(
かりたく
)
で
營業
(
しやうばい
)
をして
居
(
ゐ
)
たが、
續
(
つゞ
)
けて
營業
(
しやうばい
)
をするのには、
建
(
た
)
て
復
(
なほ
)
しをしなくてはならぬ。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
印度
(
いんど
)
から
西
(
にし
)
へ
行
(
ゆ
)
くと、ペルシヤが
非常
(
ひぜう
)
に
盛
(
さかん
)
である。ペルシヤには
例
(
れい
)
の
有名
(
いうめい
)
なルステムの
化物退治
(
ばけものたいぢ
)
の
神話
(
しんわ
)
があり、アラビヤには
例
(
れい
)
の
有名
(
いうめい
)
なアラビヤンナイトがある。
埃及
(
えじぷと
)
もさうである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
これが
有名
(
いうめい
)
な三
途川
(
づのかは
)
と
云
(
い
)
ふので。岩「三
途川
(
づのかは
)
にしちやア橋が
有
(
あ
)
るね。 ...
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
オヽお
前
(
まへ
)
の
留守
(
るす
)
に
差配
(
さはい
)
どのが
見
(
み
)
えられてといひさしてしばたゝく
瞼
(
まぶた
)
の
露
(
つゆ
)
白岡鬼平
(
しらをかきへい
)
といふ
有名
(
いうめい
)
の
無慈悲
(
むじひ
)
もの
惡鬼
(
あくき
)
よ
羅刹
(
らせつ
)
よと
蔭口
(
かげぐち
)
するは
澁團扇
(
しぶうちは
)
の
縁
(
えん
)
はなれぬ
店子共
(
たなこども
)
が
得手勝手
(
えてがつて
)
家賃
(
やちん
)
奇麗
(
きれい
)
に
拂
(
はら
)
ひて
盆暮
(
ぼんくれ
)
の
砂糖袋
(
さたうぶくろ
)
甘
(
あま
)
き
汁
(
しる
)
さへ
吸
(
す
)
はし
置
(
お
)
かば
下
(
さ
)
ぐる
目尻
(
めじり
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
眉毛
(
まゆげ
)
の
名
(
な
)
によぶ
地藏顏
(
ぢざうがほ
)
にも
見
(
み
)
ゆべけれど
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
兵曹
(
へいそう
)
、どうぢや
一番
(
いちばん
)
腕押
(
うでおし
)
は——。』と
鐵
(
てつ
)
の
樣
(
やう
)
な
腕
(
うで
)
を
突出
(
つきだ
)
した。
虎髯大尉
(
こぜんたいゐ
)
の
腕押
(
うでおし
)
と
來
(
き
)
たら
有名
(
いうめい
)
なものである。けれど
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
はちつとも
知
(
し
)
らない、
自分
(
じぶん
)
も
大
(
だい
)
の
力自慢
(
ちからじまん
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
豪
(
えら
)
い、
東京
(
とうきやう
)
の
客
(
きやく
)
を
魅
(
だま
)
すのは
豪儀
(
がうぎ
)
だ。ひよい、と
抱
(
だ
)
いて
温泉宿
(
をんせんやど
)
の
屋根越
(
やねごし
)
に
山
(
やま
)
を
一
(
ひと
)
つ、まるで
方角
(
はうがく
)
の
違
(
ちが
)
つた
処
(
ところ
)
へ、
私
(
わたし
)
を
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
た
手際
(
てぎは
)
と
云
(
い
)
ふのは
無
(
な
)
い。
何
(
なに
)
か、
此
(
こ
)
の
辺
(
へん
)
に、
有名
(
いうめい
)
な
狐
(
きつね
)
でも
居
(
ゐ
)
るか。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ローマネスク、ゴシツク
時代
(
じだい
)
になると、
餘程
(
よほど
)
進歩
(
しんぽ
)
して一の
纏
(
まと
)
まつたものが
出來
(
でき
)
て
來
(
き
)
た。
例
(
たと
)
へば
巴里
(
ぱり
)
のノートルダムの
寺塔
(
じたふ
)
の
有名
(
いうめい
)
な
怪物
(
くわいぶつ
)
は
繼合物
(
つぎあはせもの
)
ではなくて
立派
(
りつぱ
)
に
纏
(
まと
)
まつた
創作
(
さうさく
)
になつて
居
(
ゐ
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“有”で始まる語句
有
有難
有無
有様
有之
有頂天
有耶無耶
有明
有体
有縁