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速
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すみやか
ふりがな文庫
“
速
(
すみやか
)” の例文
果して然らば、
啻
(
たゞ
)
に国体を維持し、外夷の軽侮を絶つのみならず、天下之士、朝廷改過の
速
(
すみやか
)
なるに悦服し、斬奸の挙も亦
迹
(
あと
)
を絶たむ。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
(がぶりと呑んで
掌
(
てのひら
)
をチュウと吸う)別して今日は御命日だ——
弘法
(
こうぼう
)
様が
速
(
すみやか
)
に金ぴかものの自動車へ、
相乗
(
あいのり
)
にお引取り下されますてね。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この書は
書肆
(
しょし
)
の熱意にて、極めて
速
(
すみやか
)
に出来、ふりがなを一度失いしためにあるいは校正の
麁洩
(
そせつ
)
もあらんかとそれのみをおそれます。
旧聞日本橋:01 序文/自序
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
、
長谷川時雨
(著)
鍛冶
(
かぢ
)
は
其
(
そ
)
の
時
(
とき
)
仕事
(
しごと
)
が
支
(
つか
)
へて
居
(
ゐ
)
たが、それでも
恁
(
か
)
ういふ
職業
(
しよくげふ
)
に
缺
(
か
)
くべからざる
道具
(
だうぐ
)
といふと
何處
(
どこ
)
でもさういふ
例
(
れい
)
の
速
(
すみやか
)
に
拵
(
こしら
)
へてくれた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
我義塾の命脈を絶つものと云うべし、彼の印鑑の如きは
速
(
すみやか
)
に之を火に投じて可なりとて、その語気
凜々
(
りんりん
)
、決する所あるが如し。
故社員の一言今尚精神
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
惟
(
おも
)
うに、本校の目的たる、学生諸君をして
速
(
すみやか
)
に真正の学問を得せしめ、早くこれを実際に応用せしめんと欲するに在るのみ(謹聴、拍手)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
長寿安泰なるよう
若
(
も
)
しまた
定業
(
じょうごう
)
止
(
や
)
むなく薨去遊ばされるとしても、
速
(
すみやか
)
に仏の浄土に往生せられ、無上の仏果
菩提
(
ぼだい
)
に登られるようにと願った。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
麦飯は最も
速
(
すみやか
)
に胃中を去るもの故アトニー症によし。しかし麦の蛋白質の五割三分は吸収せられずして体外へ排泄せらる。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
かゝるなりはひする女子の習として、財を獲ること多しといへども、隨ひて得れば隨ひて散じ、暮年の計をおもはねば、その落魄もいと
速
(
すみやか
)
なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「その方はここをどこだと思う?
速
(
すみやか
)
に返答をすれば好し、さもなければ時を移さず、地獄の
呵責
(
かしゃく
)
に
遇
(
あ
)
わせてくれるぞ」と、
威丈高
(
いたけだか
)
に
罵
(
ののし
)
りました。
杜子春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
……
唐太
(
からふと
)
島の事に
付
(
つき
)
魯国との関係を
速
(
すみやか
)
に処分し、両国の境界を判然各国に知らしむる事、実に今日の急務と臆想せり。
黒田清隆の方針
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
彼岸
(
ひがん
)
に達せんとすれども
流
(
ながれ
)
急なれば
速
(
すみやか
)
に横断すべくもあらず。あるひは流に従つて漂ひあるひは
巌角
(
がんかく
)
に
攀
(
よ
)
ぢて
憩
(
いこ
)
ひ、
徐
(
おもむろ
)
にその道を求めざるべからず。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
その度ごとに
速
(
すみやか
)
に変る表情を鶴見は目ざとくたどって、少しく不気味に思うこともある。どうかすると彼は神々にも鬼畜にも、
忽
(
たちま
)
ちのうちに変貌する。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
旧組織が崩れ出したら案外
速
(
すみやか
)
にばたばたいってしまうものだ。地下に水が廻る時日が長い。人知れず働く犠牲の数が入る。犠牲、実に多くの犠牲を要する。
謀叛論(草稿)
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
で、どうぞ喜平を御見誤りなしに能く御了解下されて、
速
(
すみやか
)
に保釈なり責付を御許可いたゞけますよう、御許可頂けましたら裁判所の御命令通りいたします。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
少女はその晩から源の
許
(
もと
)
におって、普通の細君のように仕えた。源はその女から囲碁を習ったが、上達が非常に
速
(
すみやか
)
で、僅の間にその地方第一の
碁客
(
きかく
)
となった。
緑衣人伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
余
(
よ
)
は
不知庵
(
フチアン
)
がこの
書
(
しよ
)
を
我
(
わが
)
文界
(
ぶんかい
)
に
紹介
(
せうかい
)
したる
勇氣
(
ゆうき
)
をこよなく
喜
(
よろこ
)
ぶものなり。
第
(
だい
)
二
卷
(
かん
)
の
速
(
すみやか
)
に
出
(
い
)
でんことを
待
(
ま
)
つ。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
而
(
しか
)
も
其時期
(
そのじき
)
は
成
(
な
)
るべく
速
(
すみやか
)
に
之
(
これ
)
を
決行
(
けつかう
)
せざるを
得
(
え
)
ぬと
決心
(
けつしん
)
したのは
右
(
みぎ
)
の
事情
(
じじやう
)
によるからであつたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
「敵は川中島に陣取り、我が糧道を絶ちたるため、我が軍の糧食は今後
将
(
まさ
)
に十日にして尽きん。
速
(
すみやか
)
に春日山の留守隊に来援を命じ甲軍の背後を
衝
(
つ
)
かしめられては
如何
(
いかん
)
」
川中島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
今までの芸者屋とは違うぞ、世間の評も
宜
(
よろし
)
くないから、友之助の留守には
何
(
ど
)
んな男が来ても留守だから上げることは出来んと云って
速
(
すみやか
)
に帰せよ、必ず浮いた心を出すな
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先生
速
(
すみやか
)
に
肯諾
(
こうだく
)
せられ、
纔
(
わず
)
か一日にして左のごとくの
高序
(
こうじょ
)
を
賜
(
たま
)
わりたるは、実に予の
望外
(
ぼうがい
)
なり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
それ怪しがりて抱き下ろして見るに、大師もとの姿になり給ひぬ。使驚きて帝にこの由奏す。帝、仰せられけるは、他国の
聖
(
ひじり
)
なり、
速
(
すみやか
)
に追ひ放つべしと仰せければ、放ちつ。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ただ神の正義を伝えんが為に
茲
(
ここ
)
に来た。諸君、諸君は神を信ずる。何が
故
(
ゆえ
)
に神に従わないか。何故に神の
恩恵
(
おんけい
)
を
拒
(
こば
)
むのであるか。
速
(
すみやか
)
にこれを
悔悟
(
かいご
)
して従順なる神の
僕
(
しもべ
)
となれ。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
二
青々
(
せいせい
)
たる春の柳、
家園
(
みその
)
に
種
(
う
)
ゆることなかれ。
交
(
まじは
)
りは
軽薄
(
けいはく
)
の人と結ぶことなかれ。
三
楊柳
(
やうりう
)
茂
(
しげ
)
りやすくとも、秋の
初風
(
はつかぜ
)
の吹くに
耐
(
た
)
へめや。軽薄の人は交りやすくして亦
速
(
すみやか
)
なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
独奈
(
ひとりいかん
)
せん、才
踈
(
おろそか
)
ニ識浅く
加之
(
しかのみならず
)
、単
身孤
(
四字消
)
剣、窮困資材ニ
乏
(
とぼしき
)
故に成功
速
(
すみやか
)
ならず、然に略海軍の起歩をなす。是老兄の知所なり。数年間東西に奔走し、屡〻故人に遇て路人の如くす。
手紙:039 慶応二年十一月 溝淵広之丞あて
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
... 今爾がいふ処
偽
(
いつわり
)
ならずば、
速
(
すみやか
)
に
東道
(
あんない
)
せよ、われ
往
(
ゆ
)
きてその獲物を取らんに、
什麼
(
そも
)
そは
何処
(
いずく
)
ぞ」トいへば。聴水はしたり顔にて、「大王速かに
承引
(
うけがい
)
たまひて、
僕
(
やつがれ
)
も
実
(
まこと
)
に喜ばしく候。 ...
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
さうした私の悪意を
極
(
きは
)
めた陰口と見え透いたお世辞とによつて彼は転校者として肩身の狭い思ひから巧に舎内の
獰猛組
(
だうまうぐみ
)
に親交を求め、
速
(
すみやか
)
に己が位置を築くことに
汲々
(
きふ/\
)
としてゐた。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
我
(
われ
)
こそは
音
(
おと
)
に
名高
(
なだか
)
き
印度洋
(
インドやう
)
の
大海賊船
(
だいかいぞくせん
)
なり、
汝
(
なんぢ
)
の
新造軍艦
(
しんざうぐんかん
)
を
奪
(
うば
)
はんとて
此處
(
こゝ
)
に
待
(
ま
)
つこと
久矣
(
ひさし
)
、
速
(
すみやか
)
に
白旗
(
はくき
)
を
立
(
た
)
てゝ
其
(
その
)
軍艦
(
ぐんかん
)
を
引渡
(
ひきわた
)
さば
可
(
よし
)
、
若
(
も
)
し
躊躇
(
ちうちよ
)
するに
於
(
おい
)
ては、
我
(
われ
)
に七
隻
(
せき
)
の
堅艦
(
けんかん
)
あり
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
一旦夫人の
委嘱
(
いしょく
)
を成就した彼に取っては、
速
(
すみやか
)
に奥御殿の警備が解かれ、たやすく夫人に接近し得る機会の来ることが望ましいので、こうして城中の不安を除こうと謀ったのであった。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この標品の始末を
速
(
すみやか
)
になし遂げる迄は、私は安泰としてはいられない気持でいる。
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「貴下のなしつつあるすべては皆無益にしてかつ危険なり……
速
(
すみやか
)
に断念せられよ」
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
「
左様
(
さう
)
であつたとのことですナ」と篠田は
首肯
(
うなづ
)
き「
然
(
しか
)
らば君、少しも
憚
(
はばか
)
る所は無い、
速
(
すみやか
)
に
彼女
(
かれ
)
を濁流より救ひ出だして、其愛情を全うするが
可
(
よ
)
いと、忠告致しました、所が彼は
躊躇
(
ちうちよ
)
して、 ...
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「被告ダメス王の鼻よ、汝に於て
弁疏
(
べんそ
)
せむと欲するところあれば
速
(
すみやか
)
に述べよ」
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
予は
今世
(
このよ
)
の別れとは知り、忍びざるも、然れども露国に対するの戦端開け、又一が召集せらるるも近きにあらんか、依て
速
(
すみやか
)
に又一を札幌に出でしめ、責めては存命中に又一に面会せしめて
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
その人影は非常な勢ひで、オリムピツクの
選手
(
チヤムピオン
)
の如く
速
(
すみやか
)
に此方へ駆けて居ります。注意して見るとそれはたしかに味方の兵士ではあるが、服装の様子がどうも違つてゐるやうに思はれました。
青白き公園
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
移して
速
(
すみやか
)
に北海道を経営するは今日開拓の一大急務にして——
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
大
(
おお
)
釣鐘と白拍子と、飛ぶ、落つる、
入違
(
いれちが
)
いに、
一矢
(
ひとや
)
、
速
(
すみやか
)
に抜取りまして、
虚空
(
こくう
)
を一飛びに飛返ってござる。が、ここは風が吹きぬけます。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
若
(
もし
)
私にも御嫌疑被為在候へば、何等の弁解も不仕候間、
速
(
すみやか
)
に私
御召捕
(
おめしとり
)
に相成、私一人
誅戮
(
ちゆうりく
)
被為遊
(
あそばされ
)
、他之者は
不残
(
のこらず
)
御赦免之御処置
相願度
(
あひねがひたく
)
奉存候。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「その方はここをどこだと思ふ?
速
(
すみやか
)
に返答をすれば好し、さもなければ時を移さず、地獄の
呵責
(
かしやく
)
に
遇
(
あ
)
はせてくれるぞ。」と、
威丈高
(
ゐたけだか
)
に
罵
(
ののし
)
りました。
杜子春
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この食物はこうして料理すれば消化吸収が
速
(
すみやか
)
だという事を知っていて
病家
(
びょうか
)
の人に注意するだけでも非常な利益になる。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
一、物音は古楽器の外を禁ず、流俗に用ゆる所の器を
携来
(
たずさえきた
)
り奏するものあらば
饒舌
(
じょうぜつ
)
の
鶯
(
おう
)
速
(
すみやか
)
に飛振すべし、しかあらん後はその人を謝絶して再び到る事を許さず
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
蓋
(
けだ
)
し
勝氏
(
かつし
)
輩
(
はい
)
の
所見
(
しょけん
)
は内乱の戦争を以て無上の
災害
(
さいがい
)
無益
(
むえき
)
の
労費
(
ろうひ
)
と認め、味方に
勝算
(
しょうさん
)
なき限りは
速
(
すみやか
)
に
和
(
わ
)
して速に
事
(
こと
)
を
収
(
おさむ
)
るに
若
(
し
)
かずとの数理を信じたるものより外ならず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
正義の為に富豪を罰する我が団体の名を断りなく
騙
(
かた
)
りて、私欲の為に肉身を
欺
(
あざむ
)
く、
其
(
その
)
罪大なり。
速
(
すみやか
)
に
汝
(
なんじ
)
の得たる金を差出せ、然らずんば我等は暴力を
以
(
も
)
って汝に臨まん。
急行十三時間
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
何うか遺失主を調べて返したいと思って居た処、お持主が其の
許
(
もと
)
であれば
速
(
すみやか
)
にお返し申すのみで、何も其の儘で壱銭も中の
金銭
(
かね
)
は遣い捨てません、それが
慥
(
たし
)
かなる証拠で
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
球ありて此卓上を走り、その留まる處の色は、賭者をして倍價の銀を
贏
(
か
)
ち得しむ。傍より
覗
(
うかゞ
)
ふに、その
速
(
すみやか
)
なることは我脈搏と同じく、黄白の
堆
(
たい
)
は忽ち卓に上り又忽ち卓を下る。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
其思惑資金
(
そのおもわくしきん
)
だけの
金
(
きん
)
を
用意
(
ようい
)
しなければ
金
(
きん
)
の
解禁
(
かいきん
)
は
出來
(
でき
)
ないと
云
(
い
)
ふ
苦
(
にが
)
き
經驗
(
けいけん
)
をしたのであるから、
從
(
したがつ
)
て
今般
(
こんぱん
)
の
金解禁
(
きんかいきん
)
の
如
(
ごと
)
く
成
(
な
)
るべく
速
(
すみやか
)
にその
決行
(
けつかう
)
を
必要
(
ひつえう
)
とする
場合
(
ばあひ
)
に
投機思惑
(
とうきおもわく
)
が
圓貨
(
ゑんくわ
)
に
對
(
たい
)
して
行
(
おこな
)
はれ
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
人生に相渉るが故に人生を離るゝ事も亦た
速
(
すみやか
)
ならんとす。
人生に相渉るとは何の謂ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
「それが怪しい、
速
(
すみやか
)
に去るがよい」
碧玉の環飾
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
執リテ
矻々
(
こつこつ
)
事ニ是レ従フト雖モ
俗累
(
ぞくるい
)
肘
(
ちゅう
)
ヲ内ニ掣シテ意ノ如クナラズ其間歳月無情
逝
(
ゆき
)
テ人ヲ待タズ而シテ人生寿ヲ
享
(
う
)
クル能ク幾時ゾ今ニシテ好機若シ一度逸セバ真ニ是レ一生ノ
恨事
(
こんじ
)
之ニ過グルナシ
千思
(
せんし
)
又
万考
(
ばんこう
)
速
(
すみやか
)
ニ我身ヲ衣食ノ
煩累
(
はんるい
)
ト絶ツノ策ヲ画スルノ急要ナルヲ見又今日本邦所産ノ草木ヲ図説シテ以テ日新ノ教育ヲ
牧野富太郎自叙伝:01 第一部 牧野富太郎自叙伝
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
真綿を黄に染めたような、あの翼が、こう
速
(
すみやか
)
に飛ぶのに馴れるか。かつ感じつつ、私たちは飽かずに
視
(
なが
)
めた。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
速
常用漢字
小3
部首:⾡
10画
“速”を含む語句
早速
速力
全速力
迅速
速度
速歩
敏速
加速度
急速
神速
浪速
遲速
素速
遅速
風速
速吸
速贄
速了
速疾
速水御舟
...