“委嘱”の読み方と例文
旧字:委囑
読み方割合
いしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後に思いあわせれば、あとは——といったこの短いことばの中に、彼の万感と、死後の委嘱いしょくは、すべてこめられていたのであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余はこの日かく改まった委嘱いしょくを受けようとは予期しなかったので、少し面食めんくらいながらも、謹んでその話を聴いていた。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
正直ヲ云ウト、僕ハコノ現像ヲ木村ニ委嘱いしょくスベキデアルカ否カニツイテ、ソノ時マデナオ決シカネルトコロガアッタ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)