“委託”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたく75.0%
ことづか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もと勤めていた時の経験と顔とで剃刀問屋から品物の委託（いたく）をしてもらうと瞬（またた）く間に剃刀屋の新店が出来上った。
夫婦善哉 (新字新仮名) ／ 織田作之助(著)
いや、その点で私はお兄さんの、委託（いたく）に背いてしまったのです。取返しの付かないことをしてしまったのです。が、その代り、私は貴君（あなた）を何うかして、救いたいと思ったのです。
真珠夫人 (新字新仮名) ／ 菊池寛(著)
一頻（ひとしき）り戯書（いたづらがき）が済むだ頃、信常氏は「さうだすつかり忘れてゐたつけ、親爺（おやぢ）から委託（ことづか）り物（もの）があつたんだ。」
茶話：03 大正六（一九一七）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)