“唐太”の読み方と例文
読み方割合
からふと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより先寛政十年に近藤重蔵こんどうじゅうぞうは北蝦夷の探険を畢り、享和元年に間宮林蔵まみやりんぞう唐太からふとより満洲の地を跋渉ばっしょうして紀行を著した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
……唐太からふと島の事につき魯国との関係をすみやかに処分し、両国の境界を判然各国に知らしむる事、実に今日の急務と臆想せり。
黒田清隆の方針 (新字新仮名) / 服部之総(著)
ただ今までは山丹人毎年一次ずつ小船にて二、三そうずつ唐太からふと島の南縁に副う所に在る島の西端「ソウヤ」という所へ渡来して土人と交易をするなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)