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異様
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いよう
ふりがな文庫
“
異様
(
いよう
)” の例文
旧字:
異樣
と声があって、その衝立のうしろから現われた
異様
(
いよう
)
な人物。長い中国服を着、その上に白い実験衣をフワリと着ている
猫背
(
ねこぜ
)
の男だった。
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
異様
(
いよう
)
な、
帆船
(
はんせん
)
の
姿
(
すがた
)
が、ありありと
板
(
いた
)
の
面
(
おもて
)
に
見
(
み
)
えたかと
思
(
おも
)
うと、また、その
姿
(
すがた
)
は、
煙
(
けむり
)
のごとく、しだいにうすれて
消
(
き
)
えてしまった。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして
異様
(
いよう
)
な力から
解放
(
かいほう
)
された若者は、黒い影法師を老人の足もとにのこしておいたまま、池の方へ下っていって、
汀
(
みぎわ
)
までくると立ちどまった。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
そのゆくえにつられて、いっせいに、空へ
上
(
うわ
)
むきになった
群集
(
ぐんしゅう
)
のひとみは——ハッと一しゅんに、なにか
異様
(
いよう
)
なものにつきあたったかのように
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この地方の牧場でその害をこうむらないものはなく、深夜はるかにその長くひいた
異様
(
いよう
)
なほえ声を聞くと、たれでもぞっと身ぶるいがするという。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
▼ もっと見る
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
膝
(
ひざ
)
もとから、
黒髪
(
くろかみ
)
の
束
(
たば
)
を
取
(
と
)
りあげた
春重
(
はるしげ
)
は、
忽
(
たちま
)
ちそれを
顔
(
かお
)
へ
押
(
お
)
し
当
(
あ
)
てると、
次第
(
しだい
)
に
募
(
つの
)
る
感激
(
かんげき
)
に
身
(
み
)
をふるわせながら、
異様
(
いよう
)
な
声
(
こえ
)
で
笑
(
わら
)
い
始
(
はじ
)
めた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
よくもわずかの間に、とんでもないことを
仕出
(
しで
)
かしたものだと、むかしの友人のかわりはてた
異様
(
いよう
)
なすがたをながめながら、ケンプ
博士
(
はくし
)
がたずねた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
川音清兵衛
(
かわおとせいべえ
)
、
殿
(
との
)
にまで申しあげます。
拙者
(
せっしゃ
)
の乗馬
朝月
(
あさづき
)
が、こよい
異様
(
いよう
)
にさわぎまして、
鞍
(
くら
)
をかみます。そこで、鞍をつけてやりますと、静かにあいなりました。
三両清兵衛と名馬朝月
(新字新仮名)
/
安藤盛
(著)
その人びとの中に
混
(
まじ
)
って、一人の
異様
(
いよう
)
な紳士が——満身にすばらしい香水の匂いをプンプンさした紳士が、右手をスプリング・コートのポケットへ入れたまま
香水紳士
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
横なりに、くの字にねたまま、砂の上に
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
をじかにくっつけている。笑ったものも、手をたたいたものも、だまりこんでしまった。
異様
(
いよう
)
なものを感じたのだ。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
地理学者や
探険家
(
たんけんか
)
ならばちょっと
標本
(
ひょうほん
)
に
持
(
も
)
って行けそうなものではありましたがまだ
全
(
まった
)
くあたらしく黄いろと赤のペンキさえ
塗
(
ぬ
)
られていかにも
異様
(
いよう
)
に思われ、その前には
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一たんは、はっと
愕
(
おどろ
)
きましたが、それが
何
(
なに
)
かのお
通報
(
しらせ
)
であろうと
気
(
き
)
がついて
心
(
こころ
)
を
落
(
お
)
ちつけますと、つづいて
瀑布
(
たき
)
の
方向
(
ほうこう
)
に
当
(
あた
)
って、
耳
(
みみ
)
がつぶれるばかりの
異様
(
いよう
)
の
物音
(
ものおと
)
がひびきます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
どこか
岩壁
(
がんぺき
)
のあいだに
適当
(
てきとう
)
な物置き
庫
(
ぐら
)
がなかろうかと富士男は四、五人とともに、北方の森のなかをさがしまわった、するととつぜん
異様
(
いよう
)
のさけびがいんいんたる木の間にきこえた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
そして、それが先生の言っているのと同じ気持ではないだろうか、という気がして、
異様
(
いよう
)
な興奮を覚えたが、やはり、口に出しては何とも言いかねた。すると、先生は、急に笑い出し
次郎物語:03 第三部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
初
(
はじ
)
め
彼
(
かれ
)
は
寒気
(
さむけ
)
を
身
(
み
)
に
覚
(
おぼ
)
え、
吐気
(
はきけ
)
を
催
(
もよお
)
して、
異様
(
いよう
)
な
心地悪
(
ここちあ
)
しさが
指先
(
ゆびさき
)
にまで
染渡
(
しみわた
)
ると、
何
(
なに
)
か
胃
(
い
)
から
頭
(
あたま
)
に
突上
(
つきあ
)
げて
来
(
く
)
る、そうして
眼
(
め
)
や
耳
(
みみ
)
に
掩
(
おお
)
い
被
(
かぶ
)
さるような
気
(
き
)
がする。
青
(
あお
)
い
光
(
ひかり
)
が
眼
(
め
)
に
閃付
(
ちらつ
)
く。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
全員が掘っているため、彼らは自分たちの様子をうかがっている
異様
(
いよう
)
ないでたちの一団がそば近くにいることに気がつかなかった。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
慟哭
(
どうこく
)
して抱き合うかのごとき
異様
(
いよう
)
な声がやがてそこに聞えた。走り寄ったふたりは、すぐ、主君の身を
扶
(
たす
)
け起していた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
話
(
はなし
)
をきいていた
鳥
(
とり
)
たちは、びっくりしました。またその
話
(
はなし
)
のうちでも、やさしい
人間
(
にんげん
)
に
救
(
すく
)
われたということが
異様
(
いよう
)
に
感
(
かん
)
じられたのでありました。
小さな金色の翼
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それにでえいち、あの
声
(
こえ
)
がいけやせん。おせんの
浴衣
(
ゆかた
)
が
肩
(
かた
)
から
滑
(
すべ
)
るのを、
見
(
み
)
ていなすったまでは
無事
(
ぶじ
)
でげしたが、さっと
脱
(
ぬ
)
いで
降
(
お
)
りると
同時
(
どうじ
)
に、きゃっと
聞
(
き
)
こえた
異様
(
いよう
)
な
音声
(
おんせい
)
。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
ここで
私
(
わたくし
)
が
竜神様
(
りゅうじんさま
)
のお
祠
(
やしろ
)
へ
行
(
い
)
って、いろいろお
指図
(
さしず
)
を
受
(
う
)
けたなどと
申
(
もう
)
しますと、
現世
(
げんせ
)
の
方々
(
かたがた
)
の
中
(
なか
)
には
何
(
なに
)
やら
異様
(
いよう
)
にお
考
(
かんが
)
えになられる
者
(
もの
)
がないとも
限
(
かぎ
)
りませぬが、それは
現世
(
げんせ
)
の
方々
(
かたがた
)
が
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「さあ池の方へ歩いてゆきなさい。」若者はいわれた通り歩こうとした。けれども
異様
(
いよう
)
な力が背後からひっぱっていることに気がついた。「歩きなさい。」と老人は命令するようにいった。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
春は目の前にきていながら
珍
(
めず
)
らしく雪の
降
(
ふ
)
る中を、ひとバスおくれた大石先生は、学校前の
停留所
(
ていりゅうじょ
)
から
傘
(
かさ
)
もささずに走って、職員室にとびこんだとたん、
異様
(
いよう
)
な
室内
(
しつない
)
の空気に思わず立ちどまり
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
このとき
異様
(
いよう
)
な
震動
(
しんどう
)
とともに、幼年者たちの泣き声がきこえた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
異様
(
いよう
)
な顔をした
機械人間
(
ロボット
)
は、階段をおりきると、谷博士と五人の少年がかたまっているところへ、
金属音
(
きんぞくおん
)
の足音をひびかせながら近づいた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ふたたび
目
(
め
)
をつぶって
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
きますと、
一人
(
ひとり
)
一人
(
ひとり
)
、
異様
(
いよう
)
な
形
(
かたち
)
をした
人間
(
にんげん
)
が
自分
(
じぶん
)
の
身
(
み
)
のまわりに
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
して、
笑
(
わら
)
ったり
跳
(
は
)
ねたり、
話
(
はなし
)
をはじめるのでした。
赤い船のお客
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
頭の上でガラガラと
異様
(
いよう
)
なものおとを聞いたかと思うと、四、五枚の
青銅瓦
(
せいどうがわら
)
が、
廂
(
ひさし
)
のはしから落ちてくるなり
本殿
(
ほんでん
)
平屋
(
ひらや
)
の
瓦
(
かわら
)
の上で、すさまじい
金属音
(
きんぞくおん
)
を立てた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が、
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
は、
次第
(
しだい
)
に
鼻
(
はな
)
を
衝
(
つ
)
いてくる
異様
(
いよう
)
な
匂
(
におい
)
に、そのままそこへ
佇
(
たたず
)
んでしまった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
それは
丁度
(
ちょうど
)
悪夢
(
あくむ
)
に
襲
(
おそ
)
われているような
感
(
かん
)
じで、その
無気味
(
ぶきみ
)
さと
申
(
もう
)
したら、
全
(
まった
)
くお
話
(
はなし
)
しになりませぬ。そしてよくよく
見
(
み
)
つめると、その
動
(
うご
)
いて
居
(
い
)
るものが、
何
(
いず
)
れも
皆
(
みな
)
異様
(
いよう
)
の
人間
(
にんげん
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
蓄音機から出てくる音楽と、音叉から出る正しい振動数の音とが
互
(
たがい
)
に
干渉
(
かんしょう
)
し合って、また別に第三の音——一
種
(
しゅ
)
異様
(
いよう
)
な
唸
(
うな
)
る音が聴えはじめたのであった。
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
竹童は、とくいの
口笛
(
くちぶえ
)
を吹きながら、ほかの
猿
(
さる
)
とごッたになって、深林の
奥
(
おく
)
へおくへとかけこんでいったが、ややあって、頭の上でバタバタという
異様
(
いよう
)
なひびき。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
からすは、
寒
(
さむ
)
さと
疲
(
つか
)
れに、
目
(
め
)
を
半分
(
はんぶん
)
閉
(
と
)
じていますと、ふいに、
空
(
そら
)
のあちらから、
異様
(
いよう
)
の
響
(
ひび
)
きがきこえたのです。からすは、この
音
(
おと
)
を
聞
(
き
)
くと、
思
(
おも
)
わずぞっとしました。
一本のかきの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それが一人は警官の帽子を着た老人です。もう一人は白い手術着のような上に剣をつった男で、何だか見たような人間だと云ってます。
異様
(
いよう
)
な
扮装
(
いでたち
)
です」
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あたかも、
暗
(
くら
)
い
雲
(
くも
)
を
破
(
やぶ
)
って
月
(
つき
)
が
照
(
て
)
らしました。
月
(
つき
)
は、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
をくまなく、ほんのりと
明
(
あか
)
るくしました。そのとき、
白
(
しろ
)
い
帆
(
ほ
)
の
端
(
はし
)
で、
異様
(
いよう
)
な
輝
(
かがや
)
きを
放
(
はな
)
ったものがあります。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
……信長と名を聞くだに、すぐ
異様
(
いよう
)
な眼をかがやかすこの中国だ。
御着
(
ごちゃく
)
の家老たるわしがそこへ行ったなどと知れたら、たちまち
鼎
(
かなえ
)
の
沸
(
わ
)
くような騒ぎになる。故に、あくまで
密
(
ひそ
)
かに参らねばならぬ。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
博士は、思わず両手で目を
蔽
(
おお
)
ったが、それはもうまにあわなかった。博士は一瞬間に目が見えなくなってしまった。そして
異様
(
いよう
)
な痛みが博士の全長を包んだ。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
町
(
まち
)
の
工場
(
こうじょう
)
へは、まだ
着
(
つ
)
くまいと
思
(
おも
)
っていた
瞬間
(
しゅんかん
)
に、トロッコが
脱線
(
だっせん
)
して、
異様
(
いよう
)
な
音
(
おと
)
をたてたかと
思
(
おも
)
うと、こちらへすべってきてすぎの
若木
(
わかぎ
)
のかたわらにひっくり
返
(
かえ
)
ったので
雪くる前の高原の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今や場内は
異様
(
いよう
)
な
妖気
(
ようき
)
に包まれてしまった。これが東京のまん中であるとは、どうしても考えられなかった。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
また、
笛
(
ふえ
)
の
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
から
飛
(
と
)
びだして、
幻
(
まぼろし
)
の
中
(
なか
)
に
笑
(
わら
)
ったり
跳
(
は
)
ねたりした、
異様
(
いよう
)
な、
帽子
(
ぼうし
)
を
目深
(
まぶか
)
にかぶった
洋服
(
ようふく
)
を
着
(
き
)
た
男
(
おとこ
)
も、ほんとうに、
砂山
(
すなやま
)
の
下
(
した
)
をてくてくと
歩
(
ある
)
いているのでした。
赤い船のお客
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただどこやらから、地下戦車のエンジンの響きが聞えるのと、立っている人々の足に、じんじんじんと、
異様
(
いよう
)
な
地響
(
じひびき
)
が伝わるのと、たったそれだけであった。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
異様
(
いよう
)
に
感
(
かん
)
じたからであります。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
では、
御免
(
ごめん
)
遊ばせ。まア
博士
(
せんせい
)
の研究室の此の
異様
(
いよう
)
なる感覚は、どうでしょう! まるでユークリッドの立体幾何室を
培養
(
ばいよう
)
し、それにクロム
鍍金
(
めっき
)
を被せたようですワ。
遊星植民説
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
どうしたものかと考えこんでいるとき、どこからか、
異様
(
いよう
)
なうなり声を聞いた。それは猛獣が遠くで
吠
(
ほ
)
えているようであった。わわわンわわわンとトンネルへひびいた。
時計屋敷の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そしてもしも
異様
(
いよう
)
な雑音が出たなら、それを録音しておくといいね。録音しておけば、あとでゆっくり分析も出来る。ぼくがやってあげでもいい。まあ力をおとさないように
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「いや、そうじゃない。じつは昨夜からかぜをひいて気持がわるかったのだ。この部屋へはいったとき、
異様
(
いよう
)
なにおいがして、頭がふらふらとしたのだ。心配はいらんです」
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのとき彼は、自分のうしろに
異様
(
いよう
)
な気配を感じたので、はっとしてふりかえろうとした。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし、
異様
(
いよう
)
なその
風態
(
ふうてい
)
は、牛丸平太郎からなんども聞かされていた。鬼にもひとしい四馬頭目の
残忍
(
ざんにん
)
ぶりは、戸倉老人や牛丸平太郎から、耳にたこができるほど聞いていた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
だがその
異様
(
いよう
)
ないでたちの彼を何と思って眺めたであろうか、スカートの短いところでカムフラージュされるとしても、
生憎
(
あいにく
)
彼にしなだれかかっていたコケットのおキミを
見落
(
みおと
)
す
筈
(
はず
)
はなかった。
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そしてこの建物は
異様
(
いよう
)
な形をしていて、だれも一度見ると忘れられない。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
天地もひっくりかえるような
大音響
(
だいおんきょう
)
が起った。入口の方からは、目もくらむような
閃光
(
せんこう
)
が、ぱぱぱぱッと連続して光った。防空壕は、船のように揺れた。そして
異様
(
いよう
)
な香りのある煙が、侵入してきた。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そう大きくない音だが、肉を切るような
異様
(
いよう
)
に鋭い音だった。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“異”で始まる語句
異
異形
異名
異体
異口同音
異議
異存
異状
異見
異人