“金属音”の読み方と例文
読み方割合
きんぞくおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
異様いような顔をした機械人間ロボットは、階段をおりきると、谷博士と五人の少年がかたまっているところへ、金属音きんぞくおんの足音をひびかせながら近づいた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
頭の上でガラガラと異様いようなものおとを聞いたかと思うと、四、五枚の青銅瓦せいどうがわらが、ひさしのはしから落ちてくるなり本殿ほんでん平屋ひらやかわらの上で、すさまじい金属音きんぞくおんを立てた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、木村又蔵またぞう合図あいずをすると、おッといって馬廻うままわりの武士、月毛つきげ黒鹿毛くろかげの馬三頭のくつわをならべ、馬具ばぐ金属音きんぞくおんをりんりんとひびかせて、三人の前へひいてきた。と——伊那丸いなまる
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)