赤い船のお客あかいふねのおきゃく
ある、うららかな日のことでありました。 二郎は、友だちもなく、ひとり往来を歩いていました。 この道を、おりおり、いろいろなふうをした旅人が通ります。 彼はさも珍しそうに、それらの人たちを見送ったのであります。 二郎は、こうして街道を歩いてゆ …
作品に特徴的な語句
うえ おだ なか 今日きょう ひか ごえ 天地てんち いえ かれ 往来おうらい きゅう ほう ぽん 海鳥かいちょう かる ひら あいだ しず おと あたま 一人ひとり した おか うち かわ 二郎じろう ひと 人間にんげん 仰向あおむ 伽話とぎばなし ひかり まる まえ つつ 半分はんぶん とも おな くちびる ぼう 境内けいだい 夕空ゆうぞら ゆめ おお 大事だいじ 奇妙きみょう 奥深おくふか おんな 女房にょうぼう 姿すがた きゃく てら ちい やま いわ かえ 帽子ぼうし まぼろし かたち いろど かげ やく 後悔こうかい 心地ここち おも いき 想像そうぞう たび 旅人たびびと ほし 昨日きのう ひる とき 時分じぶん 晩方ばんがた あたた