“石垣:いしがき” の例文
“石垣:いしがき”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花13
島崎藤村8
泉鏡太郎7
寺田寅彦6
宮沢賢治4
“石垣:いしがき”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 地球科学・地学 > 地震学(児童)100.0%
文学 > 英米文学 > 戯曲33.3%
自然科学 > 植物学 > 植物学8.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
本陣から上隣りの石垣いしがきの上に立つ造り酒屋の堅牢けんろう住居すまいが、この伊之助の帰って行くのを待っていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
屋敷やしきは、石垣いしがきいていて、その内側うちがわには、こんもりとしたがしげっていました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
高い石垣いしがき蔦葛つたかつらがからみついて、それが真紅しんくに染まっているあんばいなど得も言われぬ趣でした。
春の鳥 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
石垣いしがきに近く、花園を歩むような楽しい小径こみちもあった。そこから谷底の町の一部を下瞰みおろすことが出来る。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この騒ぎを聞きつけた清助は本陣の裏の方から、九郎兵衛は石垣いしがきの上にある住居すまいの方から坂になった道を走って来た。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
半蔵は向かい側の年寄役梅屋五助方をたたき起こし、石垣いしがき一つ置いて向こうの上隣りに住む問屋九郎兵衛の家へも声をかけた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
やがて残った暑さの中にも秋気が通って来て、朝夕はそこいらの石垣いしがきや草土手で鳴く蟋蟀こおろぎの声を聞くようになった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そんなことは覚えていないけれど、恐ろしい大浪おおなみが立って、浜の石垣いしがきがみんなこわれてしもうた。」
少年と海 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
その石垣いしがきのすぐしたのところまでとうさんのおうち桑畠くはばたけつゞいてましたから
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
……此邊このあたりでは、毎年まいねん春秋社しゆんじうしや眞向まむかうの石垣いしがき一番いちばんはやい。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その時、ポン公は気がつきませんでしたが、石垣いしがきのしたの海に、たくましい男が四五人のつてるボートが、こぎよせてゐました。
シロ・クロ物語 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
あるところの石垣いしがきの上は彼らの花壇であり、あるところの崖の下は二十三夜もしくは馬頭観音ばとうかんのんなぞの祭壇である。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
蛇籠ぢやかごうへの、石垣いしがきなかほどで、うへ堤防どてにはやなぎ切株きりかぶがあるところ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの飴屋あめやさんのふえは、そこいらの石垣いしがきみてくやうな音色ねいろでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
だいじゃう ヹローナ。カピューレットてい庭園ていゑん石垣いしがき沿へる小逕こみち
石垣いしがきの上に高く隣家の伏見屋を見上げるのもその位置からで、大小幾つかの部屋がその裏側に建て増してある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
風のないけむったような宵闇よいやみに、蝙蝠を呼ぶ声が対岸の城の石垣いしがきに反響して暗い川上に消えて行く。
花物語 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
彼は土蔵の前の石垣いしがきのそばに柿の花の落ちている方へ行って、ひとりですすり泣きの声をのむこともあった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
やがて私はその石垣いしがきを曲がって、太郎自身の筆で屋号を書いた農家風の入り口の押し戸の前に行って立った。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そういうときには、しかたがないので、石垣いしがきあいだや、はしぐいのかげふねめてやすみました。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
イルコックがとつぜん右のほうを指さしてさけんだ。そこには大きな石が、石垣いしがきのごとく積まれて、しかもそのなかばはくずれていた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
勇將ゆうしやう猛士まうし幾千いくせんひげあるおもてつらねしごとき、さても石垣いしがきおもかげかな。
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
川にむかった窓からのぞくと、おくみのような形の、せまい三角地をはさんで、高い石垣いしがき川床かわどこまで直角に築かれていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
稚児さんを見てるのに飽くと、くらいところにいって、鼠花火ねずみはなびをはじかせたり、かんしゃく玉を石垣いしがきにぶつけたりしました。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
暗い竹藪たけやぶのかげの細道について、左手に小高い石垣いしがきの下へ出ると、新しい二階建ての家のがっしりとした側面が私の目に映った。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
牧場の周囲に板状の岩片を積んだ低い石垣いしがきをめぐらし、出入り口にはターンパイクがこしらえてあった。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
再びもとの舞台に返つて、男も同じく死ぬ事が出来できなくて石垣いしがきの上にあがる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「このあたりの、石垣いしがきのあるおおきな屋敷やしきは、どこでしょうか。」と、きました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
石垣いしがき煉瓦塀れんがべい煙突えんとつなどの倒潰物とうかいぶつ致命傷ちめいしようあたへることもあるからである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
天主台の上に出て、石垣いしがきの端から下をのぞいて行くうちに、北の最も高いかどの真下に六蔵の死骸しがいが落ちているのを発見しました。
春の鳥 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
川向こうを見ると城の石垣いしがきの上に鬱然うつぜんと茂ったえのきがやみの空に物恐ろしく広がってみぎわの茂みはまっ黒に眠っている。
花物語 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
すっかり晴れて暑くなった。雫石しづくいし川の石垣いしがきはげしい草のいきれの中にぐらりぐらりとゆらいでゐる。その中でうとうとする。
秋田街道 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
さつきは雨脚あめあししげくつて、宛然まるで薄墨うすゞみいたやう、堤防どてだの、石垣いしがきだの、蛇籠じやかごだの
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いまの文藝春秋社ぶんげいしゆんじうしやまへ石垣いしがきと、とほりへだつた上六かみろくかどとにむか
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やがてちひさき鳥居とりゐくゞれば、まる石垣いしがききふたか
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ズガニを三匹とった正は、それをあきかんにいれて得々とくとくとして石垣いしがきをのぼってきた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
石垣いしがきの下は、荷舟なぞの碇泊ていはくする河口で、濁った黒ずんだ水が電車の通る橋の下の方から春らしい欠伸あくびをしながら流れて来た。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
草の生えた石垣いしがきの下、さっきの救助区域の赤い旗の下にはいかだもちやうど来てゐました。
イギリス海岸 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
で、連立つれだつて、天守てんしゆもりそとまはり、ほりえて、少時しばらく石垣いしがきうへ歩行あるいた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
草の生えた石垣いしがきの下、さっきの救助区域の赤い旗の下にはいかだもちょうど来ていました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
たくましい水音を立てて、崖とは反対の道路の石垣いしがきの下を大溝おおどぶが流れている。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
広い勉強部屋にくると、城跡の石垣いしがきと青い堀が、明暗を混じえてガラス張りの向うにあった。
永遠のみどり (新字新仮名) / 原民喜(著)
ベンヺ いや/\、此方こっちはしってて、この石垣いしがき飛越とびこえた。マーキューシオーどの、んでさっしゃい。
山吹やまぶきはな石垣いしがきいて、はなかげうつす。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
愁に沈む女よ、落葉松からまつよ、石垣いしがきくづれに寄りかかる抛物線はうぶつせん
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
北からずっと一遍に南の方まで航行して、信覚しんかくと書いた石垣いしがきまで行ったのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ましてや座敷に続く芝生しばふのはずれの石垣いしがきには海の波が来て静かに音を立てていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ほりみづひしくろく、石垣いしがきつたくれなゐながす。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
石垣いしがきも、みなかたむいてる、かたむいてる、かたむいてるがこと/″\一樣いちやうむきにではなく
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこで造らるる檜木笠ひのきがさにおいと、石垣いしがきの間を伝って来る温暖あたたかな冬の清水しみずと、雪の中にも遠く聞こえる犬や鶏の声と。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
銀子はそこで七八つになり、昼前は筏に乗ったり、攩網たもふなすくったり、石垣いしがきすきに手を入れて小蟹こがにを捕ったりしていた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小川の水上みなかみの柳の上を遠く城山じょうざん石垣いしがきのくずれたのが見える。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
れた樹木じゆもくかわいた石垣いしがきよごれた瓦屋根かはらやね、目にるものはこと/″\せた寒い色をしてるので
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
池の対岸の石垣いしがきの上には竹やぶがあって、その中から一本の大榎おおえのきがそびえているが、そのこずえの紅や黄を帯びた色彩がなんとも言われなく美しい。
写生紀行 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一日あるひづるに、もん石垣いしがき隙間すきまから、大鼠おほねずみがちよろりとて、周南しうなんむかつてつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わが家の石垣いしがきに生ふる虎耳草ゆきのしたその葉かげより蚊は出でにけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
こういう人も使い道によっては世の中の役に立つ。たとえば石垣いしがきのような役目に適する。もっとも石垣というものは存外くずれやすいものだということは承知しておく必要がある。
藤棚の陰から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
對岸たいがん湯宿ゆやど石垣いしがきいた、えだたわゝ山吹やまぶきが、ほのかにかげよどまして、あめほそつてる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
山中さんちゆうはら背後うしろにして——朝虹あさにじうろこしたやうに一方いつぱうたにから湧上わきあがむかぎしなる石垣いしがきごし
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あはれとも君は見ざらむ寺まちの高き石垣いしがきにさむき雨かな
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
それでもねもとのダイナマイトの付近だけはたしかに爆裂するので、二三百メートルの距離までも豌豆えんどうだい煉瓦れんがの破片が一つ二つ飛んで来て石垣いしがきにぶつかったのを見た。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
今しも石垣いしがきの岸から二人の潜水夫が異様な甲冑かつちうを頭にすつぽり冠つて、だぶ/\の潜水服を着て、便器のやうな形の大きい靴をきながら船渠の底へもぐらうとしてゐる所だつた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
とせき立てたかれは、むりにかれの手をとって、築山つきやまから、城の土塀どべいによじのぼり、狭間はざまや、わずかな足がかりを力に、二じょうあまりの石垣いしがきを、すべり落ちた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ザーッとはねあがった水玉をあびて、男は、力まかせに石垣いしがきをつく。——筏は外濠そとぼりのなみを切って、意外にはやくおかへすすむ。そして、すでにほりのなかほどまできたとき、
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、何もない。分ったことは、あの社長室の直下すぐしたの四階は、石垣いしがきという建築師の事務所、その下の三階は空き部屋だ。両方とももう戸がしまっていて、調べようにも方法がない」
打ちめぐらしたる石垣いしがきのその正面には。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
石垣いしがきの下に、だるま船が待っていました。
豆潜水艇の行方 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鉄橋のこっち岸の石垣いしがきを積み直すのだ。
山地の稜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「そうさ。おみや石垣いしがきや、コンクリートのみちで、みがいたんだものな。このべいには、だれにもけないという信念しんねんはいっているのだ。天下無敵てんかむてきというやつさ。」
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
バスケットに、等閑なおざりからめたままの、城あとのくずぼりこけむす石垣いしがきって枯れ残った小さなつたくれないの、つぐみの血のしたたるごときのを見るにつけても。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
井の跡とて石垣いしがき残れり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
さがさう、たづねようとおもまへに、土塀どべいしやがんで砂利所じやりどころか、石垣いしがきでも引拔ひきぬいて、四邊あたり八方はつぱう投附なげつけるかもわからなかつたんです。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おい山田やまだりてい、と二階にかい大聲おほごゑぶと、ワツといひさま、けたゝましく、石垣いしがきくづれるやうにがたびしとりて、わたし部屋へや一所いつしよになつた。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
午後、杉山部落を辞し、一路バスで清水しみずに行き、三保付近の進んだ農業経営や久能くのう付近のいちご石垣いしがき栽培さいばいなど見学し、その夜は山岡鉄舟やんまおかてっしゅうにゆかりの深い鉄舟寺ですごすことにした。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
五、 屋外おくがいおいては屋根瓦やねがはらかべ墜落ついらいあるひ石垣いしがき煉瓦塀れんがべい煙突えんとつとう倒潰とうかいきたおそれある區域くいきからとほざかること。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
そのおしろはもうふるい、石垣いしがきなどがところどころくずれていましたけれど、ぐちにはおおきないかめしいもんがあって、だれでもゆるしがなくては、はいることも、またることもできませんでした。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
太鼓たいこおとの、のびやかなあたりを、早足はやあしいそいでかへるのに、途中とちうはしわたつてきしちがつて、石垣いしがきつゞきの高塀たかべいについて、つかりさうにおほきくろもんた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
海岸かいがんちかやまやまには松柏しようはくしげり、其頂そのいたゞきには古城こじやう石垣いしがきのこしたる、其麓そのふもと小高こだかところつてるのが大島小學校おほしませうがくかうであります。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
番人はいたが、白木は石垣いしがきの方を指さして、あとからあのとおり娘たちがのぼってくるから、冷い飲物と、ランチをひろげる場所を用意してもらいたいというと、その番人は両手をひろげて、ほうと大きな声をたてると、にやにやと笑って、くりやの方へ駈けこんでいった。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それ、その川だ。岸の石垣いしがきの高さがあれでも一丈もあるだろうよ、……梯子はしごを下すやら、それは騒いだよ。君の帽子がぷんぷらぷんぷら流れてゆくのを見て、それを君だなんて言うものがあったりして、その辺に君の姿がしばらくの間見えなくなってしまったんだからね。
六月 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
その人は、大きな声で泣きつづけている妹たちをこわきにかかえたまま、どんどん石垣いしがきのある横町へと曲がって行くので、ぼくはだんだん気味が悪くなってきたけれども、火事どころのさわぎではないと思って、ほおかぶりをしてしりをはしょったその人の後ろから、気づかれないようにくっついて行った。
火事とポチ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
電車の不完全な救助網や不潔な腰掛け、倒れそうな石垣いしがきやくずれそうながけ、病菌や害虫を培養する水たまりやごみため、亀裂きれつが入りかかって地震があり次第断水を起こすような水道溝渠すいどうこうきょ、こわれて役に立たぬ自働電話や危険な電線工事、こういう種類のものを報道して一般の用心と当局の注意を喚起したい。
一つの思考実験 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)