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夜網
ふりがな文庫
“夜網”の読み方と例文
読み方
割合
よあみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よあみ
(逆引き)
京橋築地の土佐堀では
小鯔
(
いな
)
が多く捕れるというので、ある大工が
夜網
(
よあみ
)
に行くと、すばらしい
大鯔
(
おおぼら
)
が網にかかった。
有喜世新聞の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
舞台は
相
(
あい
)
愛する男女の
入水
(
じゅすい
)
と共に廻って、女の方が
白魚舟
(
しらうおぶね
)
の
夜網
(
よあみ
)
にかかって助けられる処になる。再び元の舞台に返って、男も同じく死ぬ事が出来なくて石垣の上に
這
(
は
)
い
上
(
あが
)
る。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ことに
夜網
(
よあみ
)
の船の
舷
(
ふなばた
)
に
倚
(
よ
)
って、音もなく流れる、黒い川をみつめながら、夜と水との中に漂う「死」の呼吸を感じた時、いかに自分は、たよりのないさびしさに迫られたことであろう。
大川の水
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
夜網(よあみ)の例文をもっと
(9作品)
見る
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業
“夜網”のふりがなが多い著者
永井壮吉
永井荷風
三遊亭円朝
長谷川時雨
芥川竜之介
岡本綺堂