“いしがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イシガキ
語句割合
石垣97.2%
石墻1.4%
石崖1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の暮れるころには、村の人たちは本陣の前の街道に集まって来て、梅屋の格子こうし先あたりから問屋の石垣いしがきの辺へかけて黒山を築いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一匹の大きな蝶が石墻いしがきの下に生えてゐる葦の上を飛んでゐます。まあ、何んと云ふ立派な蝶でせう。その翅の上側は赤で、黒の縁がとつてあり、眼は青くて下側は褐色で波形の線があります。
高く石崖いしがきを積み重ねた上に、宏大な地域を占め、幾棟かの建物が立ってい、生垣や植込の緑が、それらの建物を包んでいるのであった。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)