“飛越”の読み方と例文
読み方割合
とびこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベンヺ いや/\、此方こっちはしってて、この石垣いしがき飛越とびこえた。マーキューシオーどの、んでさっしゃい。
怪しの者は首肯うなずいて、たちまちひらりと飛び出したかと見るうちに、樹根きのね岩角いわかど飛越とびこえ、跳越はねこえて、小さい姿は霧の奥に隠れてしまった。お杉は白い息をいて呵々からからと笑った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
……ゆき——ゆきと、ぶのが、うやら神戸行かうべゆき飛越とびこして、糸崎行いとざきゆき——とふやうにさびしくきこえる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)