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飛越
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とびこ
ふりがな文庫
“
飛越
(
とびこ
)” の例文
ベンヺ いや/\、
此方
(
こっち
)
へ
走
(
はし
)
って
來
(
き
)
て、
此
(
この
)
石垣
(
いしがき
)
を
飛越
(
とびこ
)
えた。マーキューシオーどの、
呼
(
よ
)
んで
見
(
み
)
さっしゃい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
怪しの者は
首肯
(
うなず
)
いて、
忽
(
たちま
)
ちひらりと飛び出したかと見る
中
(
うち
)
に、
樹根
(
きのね
)
岩角
(
いわかど
)
を
飛越
(
とびこ
)
え、
跳越
(
はねこ
)
えて、小さい姿は霧の奥に隠れて
了
(
しま
)
った。お杉は白い息を
吐
(
は
)
いて
呵々
(
からから
)
と笑った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……
行
(
ゆき
)
——
行
(
ゆき
)
と、
呼
(
よ
)
ぶのが、
何
(
ど
)
うやら
神戸行
(
かうべゆき
)
を
飛越
(
とびこ
)
して、
糸崎行
(
いとざきゆき
)
——と
言
(
い
)
ふやうに
寂
(
さび
)
しく
聞
(
きこ
)
える。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
トラックだの乗合
自働車
(
じどうしゃ
)
が、ぶうぶうと走っているので、AもBも、すっかり元気づいて、前をちょこちょこ歩いてゆく女のねじパンのような束髪の上を、
恰度
(
ちょうど
)
木馬を
飛越
(
とびこ
)
える要領で
誰が・何時・何処で・何をした
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
そうして僅かの沈黙の間に、私の恐れていた説明の箇所を
飛越
(
とびこ
)
して説明を続けた。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「べらぼうめ、
飛越
(
とびこ
)
したぐらゐの、ちよろ
川
(
がは
)
だ、また
飛返
(
とびかへ
)
るに
仔細
(
しさい
)
はあるめえ。」と、いきつて
見返
(
みかへ
)
すと、こはいかに、
忽
(
たちま
)
ち
渺々
(
べう/\
)
たる
大河
(
たいが
)
と
成
(
な
)
つて、
幾千里
(
いくせんり
)
なるや
果
(
はて
)
を
見
(
み
)
ず。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
否
(
いゝえ
)
、まあ、
流
(
なが
)
した
方
(
はう
)
は、お
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
娑婆
(
しやば
)
で
一人
(
ひとり
)
流産
(
りうざん
)
をしませうけれど、そんな
事
(
こと
)
よりお
前
(
まへ
)
さん、
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
らない
前
(
まへ
)
だと、まだ
何
(
ど
)
うにか、
仕樣
(
しやう
)
も
分別
(
ふんべつ
)
もありましたらうけれど、
氣短
(
きみじか
)
に
飛越
(
とびこ
)
して
了
(
しま
)
つてさ。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その溝さ
飛越
(
とびこ
)
して、その
路
(
みち
)
を
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
越
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
“飛越”で始まる語句
飛越台