“糸崎行”の読み方と例文
読み方割合
いとざきゆき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつつださうで。……それ持參ぢさんで、取極とりきめた。たつたのは、日曜にちえうあたつたとおもふ。ねんのため、新聞しんぶん欄外らんぐわいよこのぞくと、その終列車しうれつしや糸崎行いとざきゆきとしてある。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……ゆき——ゆきと、ぶのが、うやら神戸行かうべゆき飛越とびこして、糸崎行いとざきゆき——とふやうにさびしくきこえる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
糸崎行いとざきゆき——おはづかしいが、わたし方角はうがくわからない。たなほこりはらひながら、地名辭典ちめいじてん索引さくいんると、糸崎いとざきふのが越前國ゑちぜんのくに備前國びぜんのくにとにしよある。わたし東西とうざい、いや西北せいほくまよつた。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)