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唱
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うた
ふりがな文庫
“
唱
(
うた
)” の例文
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は
其
(
その
)
第
(
だい
)
二
節
(
せつ
)
を
唱
(
うた
)
ふ
間
(
ま
)
も、
絶
(
た
)
えず
赤子
(
あかご
)
を
甚
(
ひど
)
く
搖
(
ゆす
)
り
上
(
あ
)
げたり
搖
(
ゆす
)
り
下
(
おろ
)
したりしたものですから、
可哀相
(
かあいさう
)
に
小
(
ちひ
)
さなのが
泣
(
な
)
き
叫
(
さけ
)
ぶので
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
熊笹は人の身の丈を没すという深さ、暗い林の遠くには気味の悪い鳥の声がして、
谿川
(
たにがわ
)
の音は
物凄
(
ものすご
)
いように
樹立
(
こだち
)
の間に
唱
(
うた
)
っている。
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
長い食前の祈りがあり、讃美歌が
唱
(
うた
)
はれた。それから召使ひが先生の爲めにお茶を少しばかり持つて來た。そして食事が初まつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
昔なら、危険を
冒
(
おか
)
してでも外に出て、口笛を吹いたり、歌を
唱
(
うた
)
ったり、足を踏みならしたりして、さかんに相手を
威
(
おど
)
かそうとしたものだ。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
ぼくは黒井さんが好きでしたし、その若禿の
為
(
ため
)
に、
許婚
(
いいなずけ
)
を失ったという、
噂話
(
うわさばなし
)
もきかされているので、
唱
(
うた
)
う気にはなれません。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
▼ もっと見る
そこでは浴びる程うまい
麦酒
(
ビール
)
を飲む事が出来た。ジヤンは酔つた紛れに変な腰つきをして
舞踊
(
をどり
)
を踊つた。バヴアリア兵は
低声
(
こごゑ
)
で歌を
唱
(
うた
)
つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
廻
(
まわ
)
れ/\
水車
(
みづぐるま
)
を
小音
(
こおん
)
に
唱
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
す、
美登利
(
みどり
)
は
衆人
(
おほく
)
の
細螺
(
きしやご
)
を
集
(
あつ
)
めて、さあ
最
(
も
)
う一
度
(
ど
)
はじめからと、これは
顏
(
かほ
)
をも
赤
(
あか
)
らめざりき。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「うん、できるだろう。それで、その連中の史前文化のさまを
唱
(
うた
)
ったのが、とりも直さず孔雀王経ではないかとなるね」
人外魔境:03 天母峰
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
まだその上に、
無慙
(
むざん
)
なのは、
四歳
(
よッつ
)
になる男の
児
(
こ
)
があったんですが、口癖に——おなかがすいた——おなかがすいた——と唱歌のように
唱
(
うた
)
うんです。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(将軍籠にくだものを
盛
(
も
)
りて
出
(
い
)
で来る。手帳を出しすばやく何か書きつく、特務曹長に
渡
(
わた
)
す、順次列中に渡る、
唱
(
うた
)
いつつ行進す。兵士これに続く。)
饑餓陣営:一幕
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
根津の町でその職人さんに別れると、又私は
飄々
(
ひょうひょう
)
と歌を
唱
(
うた
)
いながら路を急いだ。品物のように冷たい男のそばへ……。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
彼女は城内で仕事をしていたのだ。彼はたちまち非常な羞恥を感じて我れながら気が滅入ってしまった。つまりあの芝居の歌を
唱
(
うた
)
う勇気がないのだ。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
余儀なく寐返りを打ち溜息を
吻
(
つ
)
きながら眠らずして夢を見ている内に、一番
鶏
(
どり
)
が
唱
(
うた
)
い二番鶏が唱い、漸く
暁
(
あけがた
)
近くなる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
三の
少年
(
こども
)
が
釣竿
(
つりざお
)
を持って、小陰から出て来て豊吉には気が付かぬらしく、こなたを見向きもしないで軍歌らしいものを小声で
唱
(
うた
)
いながらむこうへ行く
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
金屏風
(
きんびょうぶ
)
を立て廻した演壇へは、まずフロックを着た中年の紳士が現れて、
額
(
ひたい
)
に垂れかかる髪をかき上げながら、撫でるように
柔
(
やさ
)
しくシュウマンを
唱
(
うた
)
った。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
譜本
(
ふほん
)
で
歌
(
うた
)
を
唱
(
うた
)
ふやうに、
時
(
ま
)
も
距離
(
きょり
)
も
釣合
(
つりあひ
)
も
違
(
ちが
)
へず、
一
(
ひい
)
、
二
(
ふう
)
と
間
(
ま
)
を
置
(
お
)
いて、
三
(
みッ
)
つと
言
(
い
)
ふ
途端
(
とたん
)
に
敵手
(
あひて
)
の
胸元
(
むなもと
)
へ
貫通
(
ずぶり
)
、
絹鈕
(
きぬぼたん
)
をも
芋刺
(
いもざし
)
にしようといふ
決鬪師
(
けっとうし
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
君ならでは人にして人に非ずと
唱
(
うた
)
はれし一門の
公達
(
きんだち
)
、
宗徒
(
むねと
)
の人々は言ふも
更
(
さら
)
なり、
華冑攝籙
(
くわちゆうせつろく
)
の
子弟
(
してい
)
の、苟も武門の蔭を覆ひに當世の榮華に誇らんずる
輩
(
やから
)
は
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「うまく、
唱
(
うた
)
えました。もう少し
稽古
(
けいこ
)
して音量が充分に出ると大きな場所で聴いても、立派に聴けるに違いない。今度演奏会でためしにやって見ませんか」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
死者の家のバルコニイに女達(土人の)が沢山いて
唱
(
うた
)
っているのだった。未亡人になったメァリイ(矢張、サモア人だが)が、家の入口の椅子に掛けていた。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
その話は算うるに
勝
(
た
)
えぬほどあるが、馬を題に作った初唄
唱
(
うた
)
う芸妓や、春駒を舞わせて来る
物貰
(
ものもら
)
い同然、全国新聞雑誌の新年号が馬の話で読者を飽かすはず故
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
男が山を降りてくると、麻油は急に
唱
(
うた
)
うような楽しさで秘密っぽく一人一人を
掴
(
つか
)
まえ、「あたし、あんたが好き……。」男は一人ずつ怒ったような顔付をした。
小さな部屋
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
牛乳がわきかけた時、女は髪を直した上に
襟白粉
(
えりおしろい
)
までつけ、
鼻唄
(
はなうた
)
を
唱
(
うた
)
いながら上って来て鏡台の前に坐り
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
光明后宮の
維摩講
(
ゆいまこう
)
に
唱
(
うた
)
われた仏前唱歌「しぐれの
雨間
(
あめま
)
無
(
な
)
くな
降
(
ふ
)
りそ
紅
(
くれない
)
ににほへる山の散らまく惜しも」
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
今豊臣の
政
(
まつりごと
)
久しからずとも、
万民
(
ばんみん
)
一五三
和
(
にぎ
)
ははしく、
戸々
(
ここ
)
に
一五四
千秋楽を
唱
(
うた
)
はん事ちかきにあり。君が
望
(
のぞみ
)
にまかすべしとて八字の句を
諷
(
うた
)
ふ。そのことばにいはく
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
瓢箪ぼっくりこ——つながってしゃがんで、両方に体を
揺
(
ゆす
)
って歩みを進めて、あとの
後
(
あと
)
の千次郎と、
唱
(
うた
)
いながらよぶと、一番
後
(
うしろ
)
の子が、ヘエイと返事をして出てくる。
旧聞日本橋:02 町の構成
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「檄の上に、わが名はあらわさず、弟直義の名を
唱
(
うた
)
うなども、
這奴
(
しゃつ
)
の隠れ
蓑
(
みの
)
! 見すかさるるわ」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この歌の近くに、「朝床に聞けば遙けし
射水
(
いみづ
)
河朝
漕
(
こ
)
ぎしつつ
唱
(
うた
)
ふ船人」(巻十九・四一五〇)という歌がある。この歌はあっさりとしているようで
唯
(
ただ
)
のあっさりでは無い。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
私が生れますあと先は御両親とも随分お辛い事が多かったろうと思いますが、そんな意味の事も、この手鞠歌に
唱
(
うた
)
い込んでありますようで、誰が作ったものか存じませぬが
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
天人の羽衣もて劫の石を撫づるてふ
譬喩
(
ひゆ
)
のいかに巧に歳月の悠久なる概念を与ふるかを知らば、おなじく「虹の松原」と
唱
(
うた
)
ひてこそ、はじめて尽ざる趣は感情の底より湧き来り
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
道々私は
唱
(
うた
)
いにくい
音諧
(
おんかい
)
を大声で歌ってその友人にきかせました。それが歌えるのは私の気持のいい時に限るのです。我善坊の方へ来たとき私達は一つの面白い事件に
打
(
ぶつ
)
かりました。
橡の花
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
音楽と暮しとは、離れたことがないのです。誰もが
唱
(
うた
)
い手なのです。一人が唱えば、他は和するのです。その時々に凡ての言葉を唱に
甦
(
よみがえ
)
らす力があるのです。別に天才などを数えません。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
と
唱
(
うた
)
ひ
出
(
い
)
づる時、一隊の
近衛騎兵
(
このえきへい
)
は
南頭
(
みなみがしら
)
に馬を
疾
(
はや
)
めて、
真一文字
(
まいちもんじ
)
に行手を横断するに会ひければ、彼は
鉄鞭
(
てつべん
)
を
植
(
た
)
てて、舞立つ
砂煙
(
すなけむり
)
の中に
魁
(
さきがけ
)
の花を
装
(
よそほ
)
へる健児の
参差
(
しんさ
)
として
推行
(
おしゆ
)
く
後影
(
うしろかげ
)
をば
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
するとお前は、或る時はお前の姉と、或る時はお前の小さな弟と、其処まで遊びに出てきた。いつだったかのように、遠くで花を摘んだり、お前の習ったばかりの
讃美歌
(
さんびか
)
を
唱
(
うた
)
ったりしながら。
麦藁帽子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
浜の
方
(
はう
)
を望めば、
砂洲
(
さしう
)
茫々
(
ばう/″\
)
として白し。
何処
(
どこ
)
やらに
俚歌
(
りか
)
を
唱
(
うた
)
ふ声あり。
花月の夜
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
汝の幸を知るものは、唯だ不言の夜あるのみ、唯だ起伏の波あるのみ。老は至らんとす、氷と雪ともて汝の心汝の血を殺さん爲めに。少年は一節を
唱
(
うた
)
ふごとに、其友の群を顧みて、互に相頷けり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
唱
(
うた
)
の
主
(
ぬし
)
はこんな事を知ろうようは無いから、すぐと続いて
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
技師は何か鼻歌を
唱
(
うた
)
ひ出したが、
頓
(
やが
)
て
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
なんで、貴方のような兇猛無比——まるでケックスホルム
擲弾
(
てきだん
)
兵みたいな方が。
唱
(
うた
)
うに事欠いて惨めな
牧歌
(
マドリガーレ
)
とは……。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
彼が急に起き上って「若
寡婦
(
ごけ
)
の墓参り」という歌を
唱
(
うた
)
いながら酒屋へ行った。この時こそ彼は趙太爺よりも一段うわ手の人物に成り済ましていたのだ。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
八重はあしたの晩、
哥沢節
(
うたざわぶし
)
のさらいに、
二上
(
にあが
)
りの『
月夜烏
(
つきよがらす
)
』でも
唱
(
うた
)
おうかという時、植込の方で烏らしい鳥の声がしたので、二人は思わず顔を見合せて笑った。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ホメロスと呼ばれた
盲人
(
めくら
)
のマエオニデェスが、あの美しい歌どもを
唱
(
うた
)
い出すよりずっと以前に、こうして一人の詩人が喰われてしまったことを、誰も知らない。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
子供の癖に
尾籠
(
びろう
)
な
流行歌
(
はやりうた
)
を大声に
唱
(
うた
)
いながら、飛んだり、跳ねたり、
曲駈
(
きょくがけ
)
というのを遣り遣り使に行く。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
忽
(
たちま
)
ち
聽
(
き
)
く
盤上
(
ばんじやう
)
玉
(
たま
)
を
轉
(
まろ
)
ばすが
如
(
ごと
)
き
響
(
ひゞき
)
、ピアノに
神
(
かみ
)
宿
(
やど
)
るかと
疑
(
うたが
)
はるゝ、
其
(
その
)
妙
(
たへ
)
なる
調
(
しら
)
べにつれて
唱
(
うた
)
ひ
出
(
いだ
)
したる
一曲
(
ひとふし
)
は、これぞ
當時
(
たうじ
)
巴里
(
パリー
)
の
交際
(
かうさい
)
境裡
(
じやうり
)
で
大流行
(
だいりうかう
)
の『
菊
(
きく
)
の
國
(
くに
)
の
乙女
(
おとめ
)
』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
肩には、模様のない、
厳
(
いかめ
)
しい自分の猿股と、それから、兄貴の、赤と青との
縞
(
しま
)
の猿股をかついでいる。元気いっぱいという顔つきで、彼は
喋
(
しゃべ
)
る。自分だけのために歌を
唱
(
うた
)
う。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
と図星をさされて、そんな事を知る物か、何だそんな事、とくるり後を向いて壁の腰ばりを指でたたきながら、廻れ廻れ
水車
(
みづぐるま
)
を小
音
(
おん
)
に
唱
(
うた
)
ひ出す、美登利は
衆人
(
おほく
)
の細螺を集めて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
名物と云えば、も一ツその早瀬塾の若いもので、これが
煮焼
(
にたき
)
、拭掃除、万端世話をするのであるが、通例なら学僕と云う処、
粋
(
いなせ
)
な
兄哥
(
あにい
)
で、鼻唄を
唱
(
うた
)
えばと云っても学問をするのでない。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それを聞くと、生徒は讃美歌でも
唱
(
うた
)
ふ折のやうに、一斉に声を揃へて返辞をした。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その内に鉄冠子は、白い
鬢
(
びん
)
の毛を風に吹かせて、高らかに歌を
唱
(
うた
)
い出しました。
杜子春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『
五月蠅
(
うるさい
)
ね』と
云
(
い
)
つて
公爵夫人
(
こうしやくふじん
)
は、『そんな
事
(
こと
)
に
關
(
かま
)
つては
居
(
ゐ
)
られない!』
乃
(
そこ
)
で
夫人
(
ふじん
)
は
再
(
ふたゝ
)
び
其子供
(
そのこども
)
に
乳
(
ちゝ
)
を
飮
(
の
)
ませ
始
(
はじ
)
めました、一
種
(
しゆ
)
の
子守歌
(
こもりうた
)
を
唱
(
うた
)
ひながら、一
ト
節
(
ふし
)
終
(
を
)
へるとは
其子
(
そのこ
)
を
搖
(
ゆす
)
り
上
(
あ
)
げて
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
みんな一緒になって同じ唱歌を何べんも繰りかえして
唱
(
うた
)
っていた。しかし私だけはいつまでも一緒にそれを唱えなかった。しまいには私は火のような
頬
(
ほお
)
をして、じっと下を向いたきりでいた。
幼年時代
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
“唱(
歌
)”の解説
歌、唄(うた)とは、声によって音楽的な音を生み出す行為のことであり、リズムや節(旋律)をつけて歌詞などを連続発声する音楽、娯楽・芸術のひとつである。歌謡(かよう)、歌唱(かしょう)とも言う。その起源は旧石器時代にまで遡るとする見解もある。
また歌・歌謡は、文学における用語でもあり、詩の一形式または韻律文芸の総称で、和歌などを指す。これについても本項で述べる。
(出典:Wikipedia)
唱
常用漢字
小4
部首:⼝
11画
“唱”を含む語句
唱歌
合唱
唱道
独唱
低唱
唱名
唱門師
提唱
合唱隊
唱和
二重唱
叙唱
唱言
唱哥
獨唱
賀唱
三重唱
首唱
叫喚合唱
唱歌者
...