トップ
>
乳
>
ち
ふりがな文庫
“
乳
(
ち
)” の例文
炎に似た夢は、袈裟の
睫毛
(
まつげ
)
をふさがせ、閉じたる
唇
(
くち
)
を、舌もてあけ、
袿
(
うちぎ
)
のみだれから白い
脛
(
はぎ
)
や、あらわな
乳
(
ち
)
のふくらみを見たりする。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
郁太郎も、今では
乳
(
ち
)
ばなれもしたし、人に預けなくても、遊びに来る子供が
守
(
もり
)
をしてくれるから、自分の仕事もよく手が廻ります。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「喧嘩なら今でも致しますので。馬方船頭お
乳
(
ち
)
の人と、がさつな物の例にある、その馬方なり船頭なりが、私の稼業でございますので。」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
今、この瞳に宿れる
雫
(
しずく
)
は、母君の
御情
(
おんなさけ
)
の露を取次ぎ参らする、
乳
(
ち
)
の
滴
(
したたり
)
ぞ、と
袂
(
たもと
)
を傾け、差寄せて、
差俯
(
さしうつむ
)
き、はらはらと落涙して
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
千の
苦艱
(
くげん
)
も
固
(
もと
)
より
期
(
ご
)
したるを、なかなかかかる
寛
(
ゆたか
)
なる信用と、かかる
温
(
あたたか
)
き
憐愍
(
れんみん
)
とを
被
(
かうむ
)
らんは、
羝羊
(
ていよう
)
の
乳
(
ち
)
を得んとよりも彼は望まざりしなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
とて
手
(
て
)
を
取
(
と
)
りての
御喜
(
およろこ
)
び
扨
(
さて
)
は
母
(
はゝ
)
が
乳
(
ち
)
を
參
(
まゐ
)
らせたる
君
(
きみ
)
なりしか
御目
(
おめ
)
にかゝりし
嬉
(
うれ
)
しさに
添
(
そ
)
へて
落
(
おち
)
ぶれし
身
(
み
)
はづかしと
打泣
(
うちな
)
きしに
榮枯
(
えいこ
)
は
時
(
とき
)
なるものを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
児
(
こ
)
を
懐
(
ふところ
)
にいだき入んとするに
姑
(
しうとめ
)
旁
(
かたはら
)
よりよく
乳
(
ち
)
を
呑
(
のま
)
せていだきいれよ、
途
(
みち
)
にてはねんねがのみにくからんと
一言
(
ひとこと
)
の
詞
(
ことば
)
にも
孫
(
まご
)
を
愛
(
あい
)
する
情
(
こゝろ
)
ぞしられける。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これを
養育
(
はぐく
)
むこと
叶
(
かな
)
はず、折角頼みし仇討ちも、仇になりなん口惜しさ、推量なして給はらば、
何卒
(
なにとぞ
)
この児を
阿姐
(
あねご
)
の児となし、阿姐が
乳
(
ち
)
もて育てあげ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
萬有
(
ばんいう
)
の
母
(
はゝ
)
たる
大地
(
だいぢ
)
は
其
(
その
)
墓所
(
はかどころ
)
でもあり、
又
(
また
)
其
(
その
)
埋葬地
(
まいさうち
)
たるものが
其
(
その
)
子宮
(
こぶくろ
)
でもある、さて
其
(
その
)
子宮
(
こぶくろ
)
より千
差
(
さ
)
萬
別
(
べつ
)
の
兒供
(
こども
)
が
生
(
うま
)
れ、
其
(
その
)
胸
(
むね
)
をまさぐりて
乳
(
ち
)
を
吸
(
す
)
ふやうに
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
さようでござります、子供はその時分おいおい
乳
(
ち
)
ばなれておりましたしばあやもついておりましたのでめったにつれてあるくことなどはござりませなんだ。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
現に仏画師はダアワのことを
蓮華
(
れんげ
)
夫人と
渾名
(
あだな
)
している。実際川ばたの
枝垂
(
しだ
)
れ
柳
(
やなぎ
)
の
下
(
した
)
に
乳
(
ち
)
のみ児を
抱
(
だ
)
いている妻の姿は
円光
(
えんこう
)
を負っているといわなければならぬ。
第四の夫から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
後ろ向きになつてゐたので顔は分らなかつたが、若い女の人らしく赤ん坊に
添
(
そ
)
へ
乳
(
ち
)
でもしてゐる様子だつた。
乳の匂ひ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
富三郎は
指物職
(
さしものしょく
)
だといった。妻はおくにといって、子供が三人あり、おとみはまだ
乳
(
ち
)
ばなれまえであった。
赤ひげ診療譚:02 駈込み訴え
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
これには三つの
乳
(
ち
)
を付けて、大小三個の丸餅をその穴に
挿
(
はさ
)
み、これを振回して餅を投げ飛ばすのである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
上野ではしのばず池のあの泥くさりの水で
粉
(
こな
)
ミルクをといて
乳
(
ち
)
のみ
児
(
ご
)
にのませた婦人さえありました。
大震火災記
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
乳
(
ち
)
のごとき色の顔は
燈火
(
ともしび
)
に映じて
微紅
(
うすくれない
)
をさしたり。手足のかぼそくたおやかなるは、貧家の
女
(
おみな
)
に似ず。
老媼
(
おうな
)
の
室
(
へや
)
を出でしあとにて、
少女
(
おとめ
)
は少し
訛
(
なま
)
りたる言葉にて言う。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
何故ならばその當時私はまだほんの
乳
(
ち
)
のみ兒で當歳か、やつと
二歳
(
ふたつ
)
かであつたのである。次で乳母の
背
(
せ
)
なかから見た海は
濁
(
にご
)
つた黄いろい
象
(
ぞう
)
の皮膚のやうなものだつた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
浅井は
胸紐
(
むなひも
)
の
乳
(
ち
)
を引き
断
(
ちぎ
)
られた羽織を、そこへ脱ぎ棄てて、がっかりしたように火鉢の前に坐った。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
弟子分
(
でしぶん
)
だった
沢村紀久八
(
さわむらきくはち
)
が、お
乳
(
ち
)
の
人
(
ひと
)
繁の井をしていて、じねんじょの三吉との子別れに、あんまりよく似ている身の上につまされ、役と自分とのわけめがつかなくなって
市川九女八
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
苦悩に
歪
(
ゆが
)
んだ女の左手に握ったのは男物の羽織の
紐
(
ひも
)
、その頃
流行
(
はや
)
った太く短い
絹真田
(
きぬさなだ
)
で、争うはずみに引き千切ったらしく、紐の耳には
毮
(
むし
)
り取ったばかりの
乳
(
ち
)
が付いております。
銭形平次捕物控:004 呪いの銀簪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
京都のN神社の宮司をしている
社家
(
しゃけ
)
華族からきたひとで、柚子の祖母は先帝のお
乳
(
ち
)
の
人
(
ひと
)
、伯母は二人とも典侍に上っているという
神道
(
シンドー
)
イズムのパリパリで、柚子の家の神棚には
春雪
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
信長とは
乳
(
ち
)
兄弟なので、その弔合戦に先陣を望んだが、高槻の城主高山右近は、「わが居城は最も京に近い。京近き合戦に、わが
鴉
(
からす
)
の旗見えねば、高山いかにせしかと云われん」
山崎合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
赤児はお光と名づけ、もう
乳
(
ち
)
ばなれするころだったゆえ、乳母の心配もいらず、自分の手一つで育てて四つになった夏、ちょうど江戸の黒船さわぎのなかで登勢は千代を生んだ。
蛍
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
お
力
(
りき
)
と呼ばれたるは中肉の
背恰好
(
せかっこう
)
すらりつとして洗ひ髪の
大嶋田
(
おおしまだ
)
に新わらのさわやかさ、
頸元
(
えりもと
)
ばかりの白粉も
栄
(
は
)
なく見ゆる天然の色白をこれみよがしに
乳
(
ち
)
のあたりまで胸くつろげて
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
成程、新聞記者社会には先づ類の無い風采で、極く短く刈り込んだ頭と、真黒に縮れて、
乳
(
ち
)
の
辺
(
あたり
)
まで延びた頬と
顋
(
あご
)
の髭が、皮肉家に見せたら、顔が逆さになつて居るといふかも知れぬ。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
海づらは
乳
(
ち
)
の如き白色に見え、熔巖石を敷きたる街路より
薔薇紅
(
ばらいろ
)
にかゞやける地平線のあたりまで、いと廣やかに晴れ渡り、波打際は藍色にきらめけり。かゝる色彩の配合は羅馬の無きところなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
我よりも母は忘れじ
旦暮
(
あけくれ
)
に
乳
(
ち
)
にとりつきしをさな心を
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
春短し何に不滅の命ぞと力ある
乳
(
ち
)
を手に探らせぬ
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
乳
(
ち
)
のしたたりに媚ぶる如
『二十五絃』を読む
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
帷子
(
かたびら
)
に花の
乳房
(
ちぶさ
)
やお
乳
(
ち
)
の
人
(
ひと
)
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
乳
(
ち
)
のしたたりに媚ぶる如
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
鮮
(
あざら
)
けき
乳
(
ち
)
を
灑
(
そゝ
)
ぐ
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
現
(
げん
)
、天皇後醍醐のお
乳
(
ち
)
のひとの父であり、天皇の御信任はもちろんのこと、いわゆる“重臣の三
房
(
ぼう
)
”(
北畠親房
(
きたばたけちかふさ
)
、
万里小路宣房
(
までのこうじのぶふさ
)
、吉田定房)
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と主税は澄まして言い懸けたが、
常
(
ただ
)
ならぬ夫人の目の色に口を
噤
(
つぐ
)
んだ。菅子は
息急
(
いきぜわ
)
しい胸を
圧
(
おさ
)
えるのか、
乳
(
ち
)
の上へ手を置いて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乳
(
ち
)
のみ児のおりにおわかれなされましたきりその
後
(
ご
)
の安否をおきゝにならないのでござりますから、口に出しては仰っしゃりませんでも、雨につけ風につけ
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「——
和
(
わ
)
あちゃんになにかお
土産
(
みや
)
を持ってね、幸坊はもう和あちゃんのことを忘れたでちょ、忘れちゃだめよ、和あちゃんは幸坊のたった一人の
乳
(
ち
)
兄弟なのよ」
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
頸
(
ゑり
)
もと計の白粉も榮えなく見ゆる天然の色白をこれみよがしに
乳
(
ち
)
のあたりまで胸くつろげて、烟草すぱ/\長烟管に立膝の無作法さも咎める人のなきこそよけれ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その人は
齢
(
よはひ
)
三十六七と見えて、
形癯
(
かたちや
)
せたりとにはあらねど、寒樹の夕空に
倚
(
よ
)
りて孤なる
風情
(
ふぜい
)
、
独
(
ひと
)
り負ふ
気無
(
げな
)
く
麗
(
うるはし
)
くも富める
髭髯
(
ひげ
)
は、下には
乳
(
ち
)
の
辺
(
あたり
)
まで
毿々
(
さんさん
)
と垂れて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼は
優
(
すぐ
)
れて美なり。
乳
(
ち
)
の如き色の顔は燈火に映じて
微紅
(
うすくれなゐ
)
を
潮
(
さ
)
したり。手足の
繊
(
かぼそ
)
く
裊
(
たをやか
)
なるは、貧家の
女
(
をみな
)
に似ず。老媼の
室
(
へや
)
を出でし跡にて、少女は少し
訛
(
なま
)
りたる言葉にて云ふ。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
のちのちあの大きな二
幅
(
はば
)
三幅の
竪旗
(
たてはた
)
となり、その布の上に
天下太平
(
てんかたいへい
)
だの、
国土安全
(
こくどあんぜん
)
だのの文字を書くことになってから、それがよく読めるように、片がわに
乳
(
ち
)
をつけ綱をとおし
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ところで、あるとき一人の浪人が、その花屋のお爺さんに
一口
(
ひとふり
)
の刀と、まだ
乳
(
ち
)
ばなれのしない女の子を預けてどこかへ行ってしまいました、この女の子が、あのお若さんなのです。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ひもじきかさらば
食
(
は
)
めよと、一つ
掌
(
て
)
に牛の
乳
(
ち
)
盛れば、子鴉はみぎりより来て、犬の子は左より来て、
嘴
(
はし
)
と口つつき合せて、
啄
(
つつ
)
き嘗め、啄き嘗めつす。また、そねみ、惜み、にくまず。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
唖のお政は私より
二歳
(
ふたつ
)
年長
(
としうへ
)
、三番目一人を除いては皆女で、末ツ児は
猶
(
まだ
)
乳
(
ち
)
を飲んでゐた。乳飲児を抱へて、大きい乳房を二つとも
披
(
はだ
)
けて、叔母が
居睡
(
ゐねむり
)
してる態を、私はよく見たものである。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
向うづけに屋根裏高き
磔柱
(
はりつけばしら
)
に
縛
(
いまし
)
められて、
乳
(
ち
)
の下
発
(
ひら
)
きて
衆
(
ひと
)
の前に、槍をもて貫かるるを。これに甘んずる者ありとせむか、その
婦人
(
おんな
)
いかなるべき。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
わしは、あの君様を、お
乳
(
ち
)
の頃からお抱き申し上げ、わが子のお前たちよりも多く、この手に抱いて、お育てして来た。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頸
(
ゑり
)
もと
計
(
ばかり
)
の
白粉
(
おしろい
)
も
榮
(
は
)
えなく
見
(
み
)
ゆる
天然
(
てんねん
)
の
色白
(
いろじろ
)
をこれみよがしに
乳
(
ち
)
のあたりまで
胸
(
むね
)
くつろげて、
烟草
(
たばこ
)
すぱ/\
長烟管
(
ながぎせる
)
に
立膝
(
たてひざ
)
の
無作法
(
ぶさはう
)
さも
咎
(
とが
)
める
人
(
ひい
)
のなきこそよけれ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ここは
四方
(
よも
)
の壁に造付けたる白石の棚に、
代々
(
よよ
)
の君が美術に志ありてあつめたまひぬる国々のおほ花瓶、かぞふる指いとなきまで並べたるが、
乳
(
ち
)
の如く白き、
琉璃
(
るり
)
の如く
碧
(
あお
)
き
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
あの
馬方三吉
(
うまかたさんきち
)
の芝居に出て来るお
乳
(
ち
)
の
人
(
ひと
)
の
重
(
しげ
)
の
井
(
い
)
、———立派な
袿襠
(
うちかけ
)
を着て、大名の
姫君
(
ひめぎみ
)
に仕えている花やかな貴婦人、———自分の夢に見る母はあの三吉の母のような人であり
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ひもじきかさらば
食
(
を
)
せよと、一つ
掌
(
て
)
に牛の
乳
(
ち
)
盛れば、子鴉はみぎりより来て、犬の子は左よりきて、
嘴
(
はし
)
と口つつき合せて、
啄
(
つつ
)
き
嘗
(
な
)
め、啄き嘗めつす。また、そねみ、惜み、にくまず。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
母上みまかりたまいてよりこのかた
三年
(
みとせ
)
を経つ。
乳
(
ち
)
の味は忘れざりしかど、いまふくめられたるはそれには似ざりき。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“乳”の解説
乳汁(にゅうじゅう、ちしる、ちちしる)とは、乳(ちち、にゅう)、ミルク(en: milk)とも言われる、動物のうち哺乳類が乳幼児に栄養を与えて育てるために母体が作りだす分泌液である。特に母乳(ぼにゅう)と呼ぶ場合は、ヒトの女性が出す乳汁を指すのが慣例である。誕生後の哺乳類が他の食物を摂取できるようになるまでの間、子供の成長に見合った栄養を獲得できる最初の源となる。
(出典:Wikipedia)
乳
常用漢字
小6
部首:⼄
8画
“乳”を含む語句
乳母
乳房
牛乳
添乳
乳首
牛乳屋
乳汁
乳児
乳臭
乳鉢
乳貰
乳牛
乳香
乳酪
桃花鳥野乳母
乳媼
乳頭
胸乳
乳母子
乳嘴
...