“打泣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちな75.0%
うちなき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきなるはさもなくて、いま幻に見えたるがまことその人なりけむもわかざるを、何とてことばはかけざりしと、打泣うちなきしが、かひもあらず。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しき夫人おくがたむかへたまひぬともあいらしきちごうまたまふとものつらさがおもはるゝぞとてほろ/\と打泣うちなけばお八重やへかなしく
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はなあらしのおそろしきこゝろもらずおこらんにや、るさせたまへとてこひなればこそ忠義ちうぎきたへし、六しやく大男おほおとこをふるはせて打泣うちなきし、姿すがたおもへばさてつみふかし、六歳ろくさいのむかし
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)