“乳鉢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にゅうばち50.0%
にゆうばち25.0%
にゆうはち12.5%
にゅうはち12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胡粉ごふん、朱、白緑、白群青、群青、黄土おうど代赭たいしゃ等を使用するのが、最もいいようです、右を充分乳鉢にゅうばちって用います。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
通り一ぺんの形容詞けいようしで片付けられる種類の女ではなく、人間の女性から五濁五惡の血肉をき去つてその代りに、天人の玉の乳鉢にゆうばちで煉つた、眞珠の露を入れ換へたと言つた感じです。
発明家のエデイソンがある朝、自分の実験室で、何かとび色の薬料を乳鉢にゆうはちのなかで混ぜてゐると、そこへ美しい令嬢が訪ねて来た。
露八は、摺餌の乳鉢にゅうはちを持ちながら立ち上がって答えたが、それを叩き落とされて
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)