“にゆうはち”の漢字の書き方と例文
語句割合
乳鉢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
発明家のエデイソンがある朝、自分の実験室で、何かとび色の薬料を乳鉢にゆうはちのなかで混ぜてゐると、そこへ美しい令嬢が訪ねて来た。
令嬢は舌の先でこの発明家の事業をたすける事が出来たなら、こんな結構な事はないと思つてゐたのだ。エデイソンは小匙こさじ乳鉢にゆうはちの薬料を一寸しやくつた。
「解りませんな。それを今私が研究中なんです。」発明家はまた乳鉢にゆうはちを手にしながら言つた。「だが、ある男なぞは、この薬で馬を百匹も殺したと言ひますよ。」