“乳臭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にゅうしゅう62.5%
うぶ12.5%
ちちくさ12.5%
ちのか12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六歳かで大宣伝の波に乗って現われた歌手であったが、少し乳臭にゅうしゅうで日本人の我々にはつまらなかった。これも廃盤組の一人。
イフヒムの奴も太腐れて居やがる癖に、胸三寸と来ちゃからっきし乳臭うぶなんだ。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
、母さんって呼んだらいいじゃないか。こんな子がどこかにいるだろうか。まだ乳臭ちちくさい、鼻垂はなたれ小僧のくせして、それで、人と違ったことがしたいなんて……
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
わが興邦おきくにはなほ乳臭ちのか机心つくえごころ失せず。かつ武芸を好める本性なればかか幇助たすけになるべくもあらず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)