“息急”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いきせ44.4%
いきせき44.4%
いきぜわ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島の北方ビサンチン湾へ、物見に出して置いたゴーという土人が、息急いきせき切って走って来たが
半病人の彼女の老父は殆んど狂人のやうになつて、その片意地に凝り固つた兩眼に憤怒の涙を湛へつゝ息急いきせきとやつて來た。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
と主税は澄まして言い懸けたが、ただならぬ夫人の目の色に口をつぐんだ。菅子は息急いきぜわしい胸をおさえるのか、の上へ手を置いて
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)