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息急
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いきせき
ふりがな文庫
“
息急
(
いきせき
)” の例文
半病人の彼女の老父は殆んど狂人のやうになつて、その片意地に凝り固つた兩眼に憤怒の涙を湛へつゝ
息急
(
いきせき
)
とやつて來た。
姉妹
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
三次が指図するまでもなく、誰か走った者があると見えて、瓦屋伊助が
息急
(
いきせき
)
きって駈けつけて来た。
早耳三次捕物聞書:02 うし紅珊瑚
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
腹の上に鐘や太鼓を抱えたまま
息急
(
いきせき
)
切って馳け込んで来ると、いま秋森家の前を通りかかったところが、恐ろしい殺人事件が起きあがっていた事、死人の側には三人の男がついていたが
石塀幽霊
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
ん其の上にて
如何樣
(
いかやう
)
とも御存分に遊ばされて
遲
(
おそ
)
からずと取りなす處へ立花左仲
息急
(
いきせき
)
と歸り來れば如何に左仲
手係
(
てがか
)
りなりとも知れたるかと尋ぬるに左仲答へて
左
(
さ
)
ん候ふ私し三河町へ參り見候處彼等兩人申す如く惣右衞門は全くの病氣にて又
悴
(
せがれ
)
の重五郎も御代官の
供
(
とも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
“息”で始まる語句
息
息子
息吹
息女
息杖
息災
息気
息張
息切
息苦