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師
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し
ふりがな文庫
“
師
(
し
)” の例文
ロミオ
師
(
し
)
の
御坊
(
ごばう
)
か、
消息
(
たより
)
は
何
(
なん
)
とぢゃ?
殿
(
との
)
の
宣告
(
いひわたし
)
は
何
(
なん
)
とあったぞ? まだ
知
(
し
)
らぬ
何樣
(
どのやう
)
な
不幸
(
ふしあはせ
)
が、
予
(
わし
)
と
知合
(
しりあひ
)
にならうといふのぢゃ?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
司馬穰苴
(
しばじやうしよ
)
は
田完
(
でんくわん
)
の
(一)
苗裔
(
べうえい
)
也
(
なり
)
。
齊
(
せい
)
の
景公
(
けいこう
)
の
時
(
とき
)
、
晉
(
しん
)
は
(二)
阿
(
あ
)
・
甄
(
けん
)
を
伐
(
う
)
ち、
而
(
しかう
)
して
燕
(
えん
)
は
(三)
河上
(
かじやう
)
を
侵
(
をか
)
し、
齊
(
せい
)
の
師
(
し
)
敗績
(
はいせき
)
せり。
景公
(
けいこう
)
之
(
これ
)
を
患
(
うれ
)
ふ。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
王その高徳あって必ず位を奪わん事を恐れ宮中に召して殺さんとす、父これを
愍
(
あわれ
)
み子をその舅
波梨富羅国
(
はりふらこく
)
の
師
(
し
)
波婆利に送る
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
依然
(
いぜん
)
として、閑父のよき友であり、時としてはよき
師
(
し
)
である。師であるとは、勿論子の方が父の師であるという意味だ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
「ははは。木曾殿の猛将といわれた太夫房覚明も、
法
(
のり
)
の
師
(
し
)
には、気が弱いの。よしよし、上人にお打ちあけして、貴公の頼みをとりなしてみよう」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
友造
(
ともざう
)
が
袖崎
(
そでさき
)
の
家
(
うち
)
に
恩
(
おん
)
があると
言
(
い
)
つたのも
他
(
ほか
)
ではない、
此
(
こ
)
の
縣
(
けん
)
に
聞
(
きこ
)
えた
蒔繪師
(
まきゑし
)
だつた、
彼
(
かれ
)
の
父
(
ちゝ
)
に
師
(
し
)
とし
事
(
つか
)
へて、
友造
(
ともざう
)
は
一廉
(
ひとかど
)
腕
(
うで
)
の
出來
(
でき
)
た
職人
(
しよくにん
)
であつたので。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
向
(
むか
)
うの
岸
(
きし
)
に
往
(
ゆ
)
かんとし
給
(
たま
)
ひしに、ある
学者
(
がくしや
)
来
(
きた
)
りて
云
(
い
)
ひけるは
師
(
し
)
よ。
何処
(
いづこ
)
へ
行
(
ゆ
)
き
給
(
たま
)
ふとも
我
(
わ
)
れ
従
(
したが
)
はん。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
百三十六
個
(
こ
)
もある
麻雀牌
(
マアジヤンパイ
)
の
背中
(
せなか
)
の
竹
(
たけ
)
の
木目
(
もくめ
)
をすつかり
暗記
(
あんき
)
してしまふといふいんちき
師
(
し
)
のことだ。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
村からなんキロも去った、ある川口にのぞんだ大きな町には、りっぱな木ぐつ
師
(
し
)
が住んでいました。少年のマタンは、その木ぐつ
師
(
し
)
のところへ、
小僧奉公
(
こぞうぼうこう
)
にいったのでありました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
得て忽ち
開
(
ひら
)
く
悟道
(
ごだう
)
の
明門
(
みやうもん
)
無位
(
むゐ
)
眞人
(
しんじん
)
至極に
治
(
ぢ
)
したる白鳥の毒氣殊更
師
(
し
)
の坊より
大源
(
たいげん
)
と法名を
賜
(
たま
)
はり無量庵の主に
直
(
なほ
)
りたり然るに汝は
計略
(
けいりやく
)
首尾能
(
しゆびよく
)
行
(
おこな
)
ひしと心得我が女房を
妻
(
つま
)
となし我が娘里を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
師
(
し
)
の
歌右衛門
(
うたえもん
)
を
慕
(
した
)
って
江戸
(
えど
)
へ
下
(
くだ
)
ってから、まだ
足
(
あし
)
かけ三
年
(
ねん
)
を
経
(
へ
)
たばかりの
松江
(
しょうこう
)
が、
贔屓筋
(
ひいきすじ
)
といっても、
江戸役者
(
えどやくしゃ
)
ほどの
数
(
かず
)
がある
訳
(
わけ
)
もなく、まして
当地
(
とうち
)
には、
当代随
(
とうだいずい
)
一の
若女形
(
わかおやま
)
といわれる
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
一葉女史
(
いちえふぢよし
)
はおのれと
同
(
おな
)
じ
園生
(
そのふ
)
にありて
萩
(
はぎ
)
の
舍
(
や
)
の
露
(
つゆ
)
におほし
立
(
たて
)
られし
下葉
(
したは
)
なり
萩
(
はぎ
)
の
舍
(
や
)
中島
(
なかじま
)
の
師
(
し
)
は
常
(
つね
)
にいにしへぶりのしなたかきを
教
(
をしへ
)
さとし
給
(
たま
)
へれど
性來
(
せいらい
)
のすき
心
(
こゝろ
)
によの
耳
(
みゝ
)
ちかく
俗
(
ぞく
)
に
今樣
(
いまやう
)
の
情態
(
じやうたい
)
を
うもれ木:01 序
(旧字旧仮名)
/
田辺竜子
(著)
薬師
(
くすりし
)
はさはにをれどもあれの
師
(
し
)
はおほかたに似ず
現
(
うつ
)
し
世
(
よ
)
のため
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
のため
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
思
(
おもい
)
の
外
(
ほか
)
手びろく
生計
(
くらし
)
も豊かに相見え候のみならず、
掛離
(
かけはな
)
れたる一軒家にて世を忍ぶには
屈竟
(
くっきょう
)
の処と存ぜられ候間、お蔦夫婦の者には、愚僧同寮の学僧と酒の上口論に及び、
師
(
し
)
の
坊
(
ぼう
)
にも御迷惑相掛け
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
柴
(
さい
)
は愚かで、
参
(
しん
)
はのろい。
師
(
し
)
はお上手で、
由
(
ゆう
)
はがさつだ。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
法師とは言うまでもなく
法
(
のり
)
の
師
(
し
)
である。
俗法師考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
景公
(
けいこう
)
、
穰苴
(
じやうしよ
)
を
召
(
め
)
して
與
(
とも
)
に
兵事
(
へいじ
)
を
語
(
かた
)
り、
大
(
おほい
)
に
之
(
これ
)
を
説
(
よろこ
)
び、
以
(
もつ
)
て
將軍
(
しやうぐん
)
と
爲
(
な
)
し、
兵
(
へい
)
を
將
(
ひき
)
ゐて
燕
(
えん
)
・
晉
(
しん
)
の
師
(
し
)
を
扞
(
ふせ
)
がしむ。
穰苴
(
じやうしよ
)
曰
(
いは
)
く
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
むろん、
鐘巻一火
(
かねまきいっか
)
の
門人
(
もんじん
)
たちも、ただは見ていなかった。もし、
師
(
し
)
の身にまちがいがあってはと
控
(
ひか
)
え
場
(
ば
)
の
幕
(
まく
)
を
空
(
から
)
にして、こぞって、そこへ飛んできた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
晝
(
ひる
)
は
終日
(
ひねもす
)
兵術
(
へいじゆつ
)
を
修
(
しう
)
し、
夜
(
よる
)
は
燈下
(
とうか
)
に
先哲
(
せんてつ
)
を
師
(
し
)
として、
治亂
(
ちらん
)
興廢
(
こうはい
)
の
理
(
り
)
を
講
(
かう
)
ずるなど、
頗
(
すこぶ
)
る
古
(
いにしへ
)
の
賢主
(
けんしゆ
)
の
風
(
ふう
)
あり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「指が一本ないからには、こいつあ、いい木ぐつ
師
(
し
)
にゃなれぬかもしれん。」
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
さちはひに
充
(
み
)
ち
満
(
み
)
ちにつつあれの
師
(
し
)
の君が
力
(
ちから
)
はいや
新
(
あらた
)
しもきみがいのちは
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
パリス
今日
(
けふ
)
は
師
(
し
)
の
御坊
(
ごばう
)
に
懺悔
(
ざんげ
)
をばしよう
爲
(
ため
)
にわせられたか?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「
師
(
し
)
と
商
(
しょう
)
とでは、どちらがまさっておりましようか。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
景公
(
けいこう
)
、
諸大夫
(
しよたいふ
)
と
郊
(
かう
)
に
迎
(
むか
)
へ、
師
(
し
)
を
勞
(
ねぎら
)
ひ
禮
(
れい
)
を
成
(
な
)
し、
然
(
しか
)
る
後
(
のち
)
反
(
かへ
)
つて
(三二)
寢
(
しん
)
に
歸
(
かへ
)
る。
既
(
すで
)
にして
穰苴
(
じやうしよ
)
を
見
(
み
)
、
尊
(
たつと
)
んで
大司馬
(
たいしば
)
と
爲
(
な
)
す。
田氏
(
でんし
)
日
(
ひ
)
に
以
(
もつ
)
て
益〻
(
ますます
)
齊
(
せい
)
に
尊
(
たつと
)
し。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
「お
師
(
し
)
さま!
信長公
(
のぶながこう
)
の家臣が三人ほど、ただいま、ご本堂から
土足
(
どそく
)
でこれへかけあがってまいりますぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
マタンが、木ぐつ
師
(
し
)
になりたいと思ったのにも、わけがありました。
名なし指物語
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「おッ。お
師
(
し
)
さま! た、
大変
(
たいへん
)
なことになりました。あアおそろしい、……
一大事
(
いちだいじ
)
でござります」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其後
(
そののち
)
、
魏
(
ぎ
)
、
趙
(
てう
)
を
伐
(
う
)
つ。
趙
(
てう
)
、
急
(
きふ
)
なり。
救
(
すくひ
)
を
齊
(
せい
)
に
請
(
こ
)
ふ。
齊
(
せい
)
の
威王
(
ゐわう
)
、
孫臏
(
そんびん
)
を
將
(
しやう
)
とせんと
欲
(
ほつ
)
す。
臏
(
ひん
)
、
辭謝
(
じしや
)
して
曰
(
いは
)
く、
(三一)
『
刑餘
(
けいよ
)
の
人
(
ひと
)
、
不可
(
ふか
)
なり』と。
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
乃
(
すなは
)
ち
田忌
(
でんき
)
を
以
(
もつ
)
て
將
(
しやう
)
となして、
孫子
(
そんし
)
を
師
(
し
)
となす。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
郷里
宛城
(
えんじょう
)
の田舎に
引籠
(
ひきこも
)
っていた
司馬懿
(
しばい
)
仲達は、退官ののちは、まったく閑居の
好々爺
(
こうこうや
)
になりすまし、兄司馬
師
(
し
)
、弟司馬
昭
(
しょう
)
のふたりの息子あいてに、至極うららかに生活していた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
威王
(
ゐわう
)
、
兵法
(
へいはふ
)
を
問
(
と
)
ひ、
遂
(
つひ
)
に
以
(
もつ
)
て
師
(
し
)
と
爲
(
な
)
せり。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
自然は
皆
(
みな
)
師
(
し
)
だ。一冊の書物に師となることばがあれば、一木一草にも師となる声はあろう。そう考えて、彼は自嘲の一詩を旅の記に
賦
(
ふ
)
し、
故郷
(
ふるさと
)
の
産土神
(
うぶすながみ
)
の前に
額
(
ぬか
)
ずき、
嬰児
(
あかご
)
にかえったような心で
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「知らぬはずはあるまい。
汝
(
うぬ
)
の
師
(
し
)
ではないか」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“師”の意味
《名詞》
自分を教え導いてくれる人。
(出典:Wiktionary)
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“師”を含む語句
師匠
陰陽師
法師
医師
影法師
漁師
教師
陶器師
猟師
傀儡師
一寸法師
詐欺師
道化師
師走
弘法大師
宣教師
醫師
理髪師
呪師
土師部
...