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掛離
ふりがな文庫
“掛離”の読み方と例文
読み方
割合
かけはな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけはな
(逆引き)
故郷の椙原村は旭川から東北へ三十里ほど入った僻地で、まるで馬車に毛の生えたような軽便鉄道が一本通っているきり、全く文明から
掛離
(
かけはな
)
れた山間に在った。
殺生谷の鬼火
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
後輩の自分が
枯草色
(
かれくさいろ
)
の半毛織の
猟服
(
りょうふく
)
——その
頃
(
ころ
)
銃猟
(
じゅうりょう
)
をしていたので——のポケットに
肩
(
かた
)
から
吊
(
つ
)
った
二合瓶
(
にごうびん
)
を入れているのだけが、何だか
野卑
(
やひ
)
のようで一群に
掛離
(
かけはな
)
れ過ぎて見えた。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
思
(
おもい
)
の
外
(
ほか
)
手びろく
生計
(
くらし
)
も豊かに相見え候のみならず、
掛離
(
かけはな
)
れたる一軒家にて世を忍ぶには
屈竟
(
くっきょう
)
の処と存ぜられ候間、お蔦夫婦の者には、愚僧同寮の学僧と酒の上口論に及び、
師
(
し
)
の
坊
(
ぼう
)
にも御迷惑相掛け
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
掛離(かけはな)の例文をもっと
(3作品)
見る
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
“掛”で始まる語句
掛
掛合
掛念
掛金
掛物
掛声
掛茶屋
掛行燈
掛蒲団
掛川
“掛離”のふりがなが多い著者
幸田露伴
永井荷風
山本周五郎