“江戸役者”の読み方と例文
読み方割合
えどやくしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうともそうとも、酒手さかてきいていうんじゃねえが、太夫たゆうはでえいち、ひんがあるッて評判ひょうばんだて。江戸役者えどやくしゃにゃ、なさけねえことに、ひんがねえからのう」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
歌右衛門うたえもんしたって江戸えどくだってから、まだあしかけ三ねんたばかりの松江しょうこうが、贔屓筋ひいきすじといっても、江戸役者えどやくしゃほどのかずがあるわけもなく、まして当地とうちには、当代随とうだいずい一の若女形わかおやまといわれる
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)