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憂目
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うきめ
ふりがな文庫
“
憂目
(
うきめ
)” の例文
これは
寛政
(
かんせい
)
御改革のみぎり
山東庵京伝
(
さんとうあんきょうでん
)
が
黄表紙御法度
(
きびょうしごはっと
)
の
御触
(
おふれ
)
を破ったため五十日の
手鎖
(
てぐさり
)
、版元
蔦屋
(
つたや
)
は
身代半減
(
しんだいはんげん
)
という
憂目
(
うきめ
)
を見た事なぞ
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
三度おとずれたが、三度とも同じ
憂目
(
うきめ
)
に逢った。もういまでは、草田氏も覚悟をきめている。それにしても、玻璃子が
不憫
(
ふびん
)
である。
水仙
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
翌日も翌々日もその翌日も、寄せ手は
懲
(
こ
)
りずまに攻めよせたが、そのつど正成の奇計によって、退却させられる
憂目
(
うきめ
)
ばかりを見た。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『あゝ、
皆
(
みな
)
私
(
わたくし
)
が
惡
(
わる
)
いのだ、
私
(
わたくし
)
の
失策
(
しくじ
)
つたばかりに、
一同
(
みんな
)
に
此樣
(
こん
)
な
憂目
(
うきめ
)
を
見
(
み
)
せる
事
(
こと
)
か。』と
深
(
ふか
)
く
嘆息
(
たんそく
)
したが、
忽
(
たちま
)
ち
心
(
こゝろ
)
を
取直
(
とりなほ
)
した
樣子
(
やうす
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
船室に
在
(
あ
)
りて
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
いし
盲翁
(
めくらおやじ
)
の、この
極楽浄土
(
ごくらくじょうど
)
に
仏性
(
ほとけしょう
)
の恩人と
半座
(
はんざ
)
を分つ
歓喜
(
よろこび
)
のほどは、
著
(
しる
)
くもその
面貌
(
おももち
)
と挙動とに
露
(
あらわ
)
れたり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
若
(
も
)
しも
厭
(
いや
)
の何のと云おうものなら、
笞
(
しもと
)
の
憂目
(
うきめ
)
を見るは愚かなこと、いずれかのパシャのピストルの弾を
喰
(
く
)
おうも知れぬところだ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
著者が獄中にあって頭上で夥しく砲丸破裂の
憂目
(
うきめ
)
を見た実験談を述べて、その時獄中の人一斉に大腹痛大下痢を催したと書いた。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
芸術も仏蘭西や
白耳義
(
ベルギー
)
の名高い大寺の建物のように、国家と国家の狂暴な戦争行為のために凌辱の
憂目
(
うきめ
)
を見る外はありません。
三面一体の生活へ
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
もし仮に他の人であったら
現今
(
いま
)
のわたくしのような善い人たちにかこまれることもなく、かなしい
憂目
(
うきめ
)
を見たかも分りません。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
簀巻
(
すまき
)
にして川へ
投
(
ほう
)
り込むか、
生埋
(
いきうめ
)
にして
憂目
(
うきめ
)
を見せて遣ります、姉さん今にお医者様が来ますから、確かりしてお呉んなさい
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そして自分たちにいたる迄、こんな流亡の
憂目
(
うきめ
)
をみるに至ったのだという日頃の
憎悪
(
ぞうお
)
を以て、この李唐をも、頭から
軽蔑
(
けいべつ
)
していたからであった。
人間山水図巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私はその景観に見とれて何度
佇
(
たたず
)
んだことでしょう。私はその道を撮影したばかりに、
間謀
(
かんちょう
)
の嫌疑を受け、度々検事に取調べられる
憂目
(
うきめ
)
を見ました。
沖縄の思い出
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
江口君又論ずらく、「創作壇の一の
木戸
(
きど
)
、二の木戸、本丸も何時かは落城の
憂目
(
うきめ
)
を見ん」と。何ぞその悠悠たる。
八宝飯
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
又、本物の福田家の自動車は、どうなったのか、
若
(
も
)
しや、その運転手達も、明智と同じ
憂目
(
うきめ
)
を見たのではあるまいか。アア、世にも恐るべき兇賊の手腕。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
世間の
所謂
(
いわゆる
)
家庭教育というものは皆是ではないか。私は幸いにして親達が無教育無理想であったばかりに、型に推込まれる
憂目
(
うきめ
)
を
免
(
のが
)
れて、野育ちに育った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
自分がこんな
憂目
(
うきめ
)
を見ている以上、今にきっと源十郎が割って出て、万事をつくろってくれるものと信じているのだが、源十郎はお艶のことでいっぱいで
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
役人兩三人上意と
聲
(
こゑ
)
掛
(
かけ
)
縛
(
いまし
)
められしかば何故斯る
憂目
(
うきめ
)
に
逢事
(
あふこと
)
やら合點行ず
素
(
もと
)
より惡事の
覺
(
おぼ
)
えなきゆゑ我が身に於て
辯解
(
まをしわけ
)
は
立
(
た
)
つべけれども
我
(
われ
)
居
(
をら
)
ざれば母の
看病
(
かんびやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されば貫一が鴫沢の家内に於ける境遇は、決して厄介者として
陰
(
ひそか
)
に
疎
(
うと
)
まるる如き
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
ふにはあらざりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
もはや
明日
(
あす
)
はパーリーという第一の関門へ着くので、事もし発覚すればおのれも
捉
(
とら
)
えられて
獄裡
(
ごくり
)
の
憂目
(
うきめ
)
を見なければならぬという怖れを懐いたからでしょう。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
スワこそ、バッテイラで乗込んで来るぞ、うかうかしていた日には、
元寇
(
げんこう
)
に於ける
壱岐
(
いき
)
対馬
(
つしま
)
の
憂目
(
うきめ
)
をこの房州が受けなければならぬ。用心のこと、用心のこと。
大菩薩峠:28 Oceanの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
生きてかかる
憂目
(
うきめ
)
見んより死してこの苦を免かるる方はるかに
勝
(
まさ
)
るべしなど思ひたるは幾度もありたれど、その頃はまだ気力衰へたれど
澌滅
(
しめつ
)
するには到らざりしをもて
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
其有耶無耶
(
そのうやむや
)
になつた
腦裏
(
なうり
)
に、
猶
(
なほ
)
朧朦氣
(
おぼろげ
)
に
見
(
み
)
た、
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
輝
(
てら
)
し
出
(
だ
)
されたる、
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
のやうな
此
(
こ
)
の
室
(
へや
)
の
人々
(
ひと/″\
)
こそ、
何年
(
なんねん
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
く、
恁
(
かゝ
)
る
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
はされつゝ
有
(
あ
)
りしかと
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
若
(
も
)
し彼が誤つて一歩此の土地を離れた後の失職の
憂目
(
うきめ
)
を予感させるやうな夕風であつた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
ちょっと温泉に行きたくなった。宿直をして、外へ出るのはいい事だか、
悪
(
わ
)
るい事だかしらないが、こうつくねんとして
重禁錮
(
じゅうきんこ
)
同様な
憂目
(
うきめ
)
に
逢
(
あ
)
うのは我慢の出来るもんじゃない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
敢
(
あ
)
えなくも身代を使い果して、とうとう分散の
憂目
(
うきめ
)
に会い、
昨日
(
きのう
)
までの栄華はどこへやら、少しばかり習いおぼえた三味線に
縋
(
すが
)
って所も同じ大阪の町中を編笠一つでさまよいあるき
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
はたしてロロー殿下や長良川博士は、これからどんな
憂目
(
うきめ
)
にあうのだろうか。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ロミオが
自害
(
じがい
)
でもなされたか? これ、
唯
(
あい
)
と
言
(
い
)
って
見
(
み
)
や、その
唯
(
あい
)
といふ
一言
(
ひとこと
)
が、
只
(
たゞ
)
一目
(
ひとめ
)
で
人
(
ひと
)
を
殺
(
ころ
)
す
毒龍
(
コカトリス
)
の
目
(
め
)
にもまして、
怖
(
おそろ
)
しい
憂目
(
うきめ
)
を
見
(
み
)
する。
其樣
(
そのやう
)
な
羽目
(
はめ
)
とならば、
予
(
わし
)
の
身
(
み
)
は
最早
(
もう
)
駄目
(
だめ
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
永い間、十年近い間、耕吉の
放埒
(
ほうらつ
)
から
憂目
(
うきめ
)
をかけられ、その上三人の子まで産まされている細君は、今さら彼が郷里に引っこむ気になったという動機に対して、むしろ軽蔑の念を抱いていた。
贋物
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
攻めてくるばかりだ。反抗しても、所詮は敗北の
憂目
(
うきめ
)
を見るにきまっている
霧の蕃社
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
一同立往生の
憂目
(
うきめ
)
を見た事だろうと思うと、思わずほっとしたものだ。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
不用意に露宿するような
憂目
(
うきめ
)
も見ず、麓にちかい木立道を
提灯
(
ちょうちん
)
の明りにみちびかれ、
頓
(
やが
)
て親切なある農家の広い縁がわに腰を掛け、星を隠して巨人のように屹立している真暗な武甲山を仰ぎながら
武甲山に登る
(新字新仮名)
/
河井酔茗
(著)
立山中腹ブナの小屋においてテントを置いたまま退去の
憂目
(
うきめ
)
をみた。
単独行
(新字新仮名)
/
加藤文太郎
(著)
……しかし、かんがえて見れば、お献上の品に手をかければ、軽くて
打首
(
うちくび
)
、重けりゃ獄門。……そうなりゃ、かえって伜に
憂目
(
うきめ
)
を見させるわけ。……ああ、やめにしようと、トボトボと引きかえした。
顎十郎捕物帳:08 氷献上
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
いや、
罷
(
まか
)
り間違えば、作者にとっては全くもって致命的な、黙殺という
憂目
(
うきめ
)
に逢うかも知れないのである。しかし、それやこれやが
如何
(
いか
)
に辛くても、やはり主人公のことに話を戻さなければなるまい。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
殊更
最前
(
さいぜん
)
も云うた通りぞっこん
善女
(
ぜんにょ
)
と感じて居る
御前
(
おまえ
)
の
憂目
(
うきめ
)
を
余所
(
よそ
)
にするは一寸の虫にも五分の意地が承知せぬ、御前の云わぬ訳も
先後
(
あとさき
)
を考えて大方は分って居るから
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も私の
云事
(
いうこと
)
に
付
(
つい
)
たがよい
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
貧しきも老の
憂目
(
うきめ
)
もふた親にわがつらかりし
報
(
むくい
)
なるらん
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
兄さんには、学校の入学試験でも何でも、どうも試験を甘く見すぎる傾向がある。入学試験に落ちた
憂目
(
うきめ
)
を見た事がないからかも知れない。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
宛
(
あだか
)
も人の
唸
(
うな
)
るような……いや
唸
(
うな
)
るのだ。誰か同じく
脚
(
あし
)
に
傷
(
て
)
を負って、
若
(
もし
)
くは腹に
弾丸
(
たま
)
を
有
(
も
)
って、
置去
(
おきざり
)
の
憂目
(
うきめ
)
を見ている奴が其処らに
居
(
お
)
るのではあるまいか。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
明智小五郎はこの
憂目
(
うきめ
)
を見るのがいやさに、腹痛を起したのだ。彼にはあのとき薄々それが分っていたのだ。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
虫が
好過
(
よす
)
ぎらあ——神尾さん、あんたのおかげで、罪もねえ奥様や、また
弟御
(
おとうとご
)
や伊豆伍夫婦まで召し捕られて
強
(
き
)
つい御
詮議
(
せんぎ
)
の
憂目
(
うきめ
)
を見ていなさるのを、あんたは
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あれという声、
啊呀
(
あなや
)
と姉上の叫びたまいしと、わが覚ゆる声の、猫をば見たまいて驚きたまいしならば
可
(
よ
)
し。さなくて残忍なる養子のために
憂目
(
うきめ
)
見たまいしならばいかにせむ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
遁
(
のが
)
れねば二人とも如何なる
憂目
(
うきめ
)
に逢んも知れ難し少も早く
落付
(
おちつき
)
給へと云ば友次郎は何か
仔細
(
しさい
)
は分らねども然らばとて手
早
(
ばや
)
く
草鞋
(
わらぢ
)
履
(
はか
)
しむればお花も有合の草鞋を足に
引掛
(
ひつかけ
)
二人手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その
有耶無耶
(
うやむや
)
になった
脳裡
(
のうり
)
に、なお
朧朦気
(
おぼろげ
)
に
見
(
み
)
た、
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
に
輝
(
てら
)
し
出
(
だ
)
されたる、
黒
(
くろ
)
い
影
(
かげ
)
のようなこの
室
(
へや
)
の
人々
(
ひとびと
)
こそ、
何年
(
なんねん
)
と
云
(
い
)
うことは
無
(
な
)
く、かかる
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
わされつつありしかと
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
残忍な試験に供せらるるだけの
憂目
(
うきめ
)
は免れることを得て、いずれへか逃げ去りました。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
図らずも夫文治が赦免という有難き日に親の
敵
(
かたき
)
を知り、多年の
欝憤
(
うっぷん
)
を
霽
(
は
)
らさばやと夫と共に旅立ちして、
敵討
(
かたきうち
)
の
旅路
(
たびじ
)
を渡る山中にて、
何
(
なん
)
の因果か神罰か、かゝる
憂目
(
うきめ
)
の身となりしぞ
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
わたくしが、世の常の
白拍子
(
しらびょうし
)
のように、判官様へ
無情
(
つれな
)
くあれば、年老いたあなたに、こんな
艱苦
(
かんく
)
はおかけしないでもよいのに……私の
婦道
(
みさお
)
のために……お母様までを、
憂目
(
うきめ
)
に追いやって
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恐ろしい恐ろしい巻き奉書だ、幕府の
有司
(
ゆうし
)
の手に渡ったら、上は徳大寺大納言様から、数十人の公卿方のお命が消えてしまわないものでもない。のみならず下は俺のような
廃者
(
すたりもの
)
さえも
憂目
(
うきめ
)
を
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さうしてとてもこの罰の中つた
躯
(
からだ
)
では、今更どうかうと思つても、願なんぞの
愜
(
かな
)
ふと云ふのは愚な事、
未
(
ま
)
だ未だ
憂目
(
うきめ
)
を見た上に
思死
(
おもひじに
)
に死にでも為なければ、私の
業
(
ごう
)
は
滅
(
めつ
)
しないのでせうから
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
何がさて空想で
眩
(
くら
)
んでいた
此方
(
このほう
)
の眼にその
泪
(
なみだ
)
が
這入
(
はい
)
るものか、おれの心一ツで親女房に
憂目
(
うきめ
)
を見するという事に其時はツイ気が付かなんだが、今となって
漸
(
よ
)
う漸う眼が覚めた。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
いかなる前生の
悪業
(
あくごう
)
ありてかかる
憂目
(
うきめ
)
に遭うかと生きる望も消えて、菊之助を
葬
(
ほうむ
)
った後には共にわずらい寝たきりになって、猿の吉兵衛は夜も眠らずまめまめしく二人を看護し
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
憂
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“憂”で始まる語句
憂
憂鬱
憂慮
憂欝
憂悶
憂愁
憂身
憂鬱症
憂世
憂惧