“重禁錮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうきんこ60.0%
じゆうきんこ20.0%
ぢゆうきんこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょっと温泉に行きたくなった。宿直をして、外へ出るのはいい事だか、るい事だかしらないが、こうつくねんとして重禁錮じゅうきんこ同様な憂目うきめうのは我慢の出来るもんじゃない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
懲役と言ひ、雅之と言ふにりて、彼は始めてこの狂女の身元を思合せぬ。彼の債務者なる飽浦雅之あくらまさゆきは、私書偽造罪をつて彼の被告としてこの十数日ぜん、罰金十円、重禁錮じゆうきんこ一箇年に処せられしなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
どうも不敬罪とは覚束おぼつかないからナ、裁判は警視庁や内務省がるんで無いからナ——何程どんなに牽強付会をした所で、官吏侮辱位のものだ、二月か三月の重禁錮ぢゆうきんこだ、——僕ア外国へ逃げでもしなけりや
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)