“じゅうきんこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
重禁錮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょっと温泉に行きたくなった。宿直をして、外へ出るのはいい事だか、るい事だかしらないが、こうつくねんとして重禁錮じゅうきんこ同様な憂目うきめうのは我慢の出来るもんじゃない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これは重禁錮じゅうきんこの者は、官に七分を収めて三分を自分の所有とするが例なるに、妾はこれに反して三分を官に収め七分を自分のゆうとなしければ、在監もし長からんには相応の貯蓄も出来て
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「ごめんこうむりましょう。そんなことをすれば、わしゃ、ねざめがわるいや。とらえられりゃ、どうせ竹の野郎は、死刑にならないまでも、船底に重禁錮じゅうきんこ七日間ぐらいはたしかでしょう」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)