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召使
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めしつか
ふりがな文庫
“
召使
(
めしつか
)” の例文
召使
(
めしつか
)
いの
女官
(
じょかん
)
たちは
大
(
おお
)
さわぎをして、
赤
(
あか
)
さんの
皇子
(
おうじ
)
を
抱
(
だ
)
いて
御産屋
(
おうぶや
)
へお
連
(
つ
)
れしますと、
御殿
(
ごてん
)
の中は
急
(
きゅう
)
に
金色
(
こんじき
)
の
光
(
ひかり
)
でかっと
明
(
あか
)
るくなりました。
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ボルシッパなる明智の神ナブウの
召使
(
めしつか
)
いたもう文字の精霊共の
恐
(
おそろ
)
しい力を、イシュディ・ナブよ、君はまだ知らぬとみえるな。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
さっそく
御殿
(
ごてん
)
にお
召使
(
めしつか
)
いになるおつもりで、皇子の
大碓命
(
おおうすのみこと
)
にお言いつけになって、二人を
召
(
め
)
しのぼせにお
遣
(
つか
)
わしになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
柴田権六
(
しばたごんろく
)
に
召使
(
めしつか
)
われていたころは、つねに、
攻
(
せ
)
めようとする
敵地
(
てきち
)
へ先へはいって、そこの
地勢
(
ちせい
)
水理
(
すいり
)
をきわめておくのが自分の仕事であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
召使
(
めしつか
)
いは、
不安
(
ふあん
)
と
心配
(
しんぱい
)
で
胸
(
むね
)
をいためながら、
中庭
(
なかにわ
)
におりて、どうしてこの
災難
(
さいなん
)
をのがれたものだろうかと、いっしょうけんめい考えていました。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
何
(
なに
)
も
表向
(
おもてむ
)
き
實家
(
ぢつか
)
の
惡
(
わ
)
るいを
風聽
(
ふうちやう
)
なされて、
召使
(
めしつか
)
ひの
婢女
(
をんな
)
どもに
顏
(
かほ
)
の
見
(
み
)
られるやうな
事
(
こと
)
なさらずとも
宜
(
よ
)
かりさうなもの
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
大げんかんの前、
召使
(
めしつか
)
いの
案内
(
あんない
)
、長いろうか、大広間、そして、しんといならぶ人びとの前、そこで法師は昨夜とおなじように、
壇
(
だん
)
ノ
浦
(
うら
)
の
物語
(
ものがたり
)
をひきました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
其
(
そ
)
の
頼母
(
たのも
)
しいのと、
當人
(
たうにん
)
自慢
(
じまん
)
の
生白
(
なまじろ
)
い
處
(
ところ
)
へ、
先
(
ま
)
づ
足駄
(
あしだ
)
をひつくりかへしたのは、
門内
(
もんない
)
、
團右衞門
(
だんゑもん
)
とは
隣合
(
となりあ
)
はせの
當家
(
たうけ
)
の
家老
(
からう
)
、
山田宇兵衞
(
やまだうへゑ
)
召使
(
めしつか
)
ひの、
葛西
(
かさい
)
の
飯炊
(
めしたき
)
。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
打擲
(
ちやうちやく
)
なし其數々の惡事一時に
露顯
(
ろけん
)
して
言破
(
いひやぶ
)
ること
能
(
あた
)
はず終に
口書
(
こうしよ
)
爪印
(
つめいん
)
をなすに至る又伊勢屋五兵衞
元
(
もと
)
召使
(
めしつか
)
ひ久八の如き忠義は町人にめづらしき者なれど
過
(
あや
)
まつて
主殺
(
しうころ
)
しの
大罪
(
だいざい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
わたしがかの女にあまえているあいだに、ミリガン
夫人
(
ふじん
)
は
召使
(
めしつか
)
いに何か言いつけた。そのときほんの、「ジェイムズ・ミリガン」という名を聞いただけであったが、わたしは青くなった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
小町 (
興奮
(
こうふん
)
しながら)では誰でもつれて行って下さい。わたしの
召使
(
めしつか
)
いの女の中にも、同じ年の女は二三人います。
阿漕
(
あこぎ
)
でも
小松
(
こまつ
)
でもかまいません。あなたの気に入ったのをつれて行って下さい。
二人小町
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
召使
(
めしつか
)
いはまた馬をすすめていきました。しばらくすると、足もとの
砂
(
すな
)
のなかで、なんだか声がするような気がしました。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
とおっしゃって、
調使丸
(
ちょうしまる
)
という
召使
(
めしつか
)
いの
小舎人
(
ことねり
)
をくらの
後
(
うし
)
ろに
乗
(
の
)
せたまま、
馬
(
うま
)
の
背
(
せ
)
に
乗
(
の
)
って、そのまますうっと
空
(
そら
)
の上へ
飛
(
と
)
んでお
行
(
い
)
きになりました。
下界
(
げかい
)
では
夢殿
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
その声で
察
(
さっ
)
すると、その女たちは、この
高貴
(
こうき
)
なおやしきの、
召使
(
めしつか
)
いであることがわかりました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
燈
(
とも
)
すとの
例
(
たと
)
への如くなれば
召使
(
めしつか
)
ふ下女下男に至る迄一人として永く
勤
(
つと
)
むる事なく一
季
(
き
)
半季
(
はんき
)
にて出代る者多き中に久八
而已
(
のみ
)
幼年
(
えうねん
)
成と雖も發明者にて殊には親に棄られたる其身の不幸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
折
(
をり
)
ふしの
庭
(
には
)
あるきに
微塵
(
みぢん
)
きずなき
美
(
うつ
)
くしさを
認
(
みと
)
め、
我
(
わ
)
れならぬ
召使
(
めしつか
)
ひに
優
(
やさ
)
しき
詞
(
ことば
)
をかけ
給
(
たま
)
ふにても
情
(
なさけ
)
ふかき
程
(
ほど
)
は
知
(
し
)
られぬ、
最初
(
はじめ
)
の
想像
(
さう/″\
)
には
子細
(
しさい
)
らしく
珠數
(
じゆす
)
などを
振袖
(
ふりそで
)
の
中
(
なか
)
に
引
(
ひ
)
きかくし
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
で、かれはいま、
卜斎
(
ぼくさい
)
に
召使
(
めしつか
)
われて、この
躑躅
(
つつじ
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
長屋
(
ながや
)
にすんでいる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうかわたくしどもの
召使
(
めしつか
)
いにお
授
(
さず
)
けください」とわたしは言った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
それをききますと、
召使
(
めしつか
)
いはすぐさまそのカモの
首
(
くび
)
ったまをひっつかみ、
台所
(
だいどころ
)
へもっていって、
料理番
(
りょうりばん
)
にいいました。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
物
(
もの
)
いはゞ
振切
(
ふりき
)
らんず
袖
(
そで
)
がまへ
嘲
(
あざけ
)
るやうな
尻目遣
(
しりめづか
)
ひ
口惜
(
くちを
)
しと
見
(
み
)
るも
心
(
こゝろ
)
の
僻
(
ひが
)
みか
召使
(
めしつか
)
ひの
者
(
もの
)
出入
(
でいり
)
のもの
指
(
ゆび
)
折
(
を
)
れば
少
(
すくな
)
からぬ
人數
(
にんず
)
ながら
誰
(
た
)
れ
一人
(
ひとり
)
として
我
(
わ
)
れ
相談
(
さうだん
)
の
相手
(
あひて
)
にと
名告
(
なのり
)
出
(
い
)
づるものなし
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其方儀
盜賊
(
たうぞく
)
とは
知
(
しら
)
ざるとも
召使
(
めしつか
)
ひ久兵衞へ
家業向
(
かげふむき
)
打任
(
うちまか
)
せ候により浪人文右衞門へ
難儀
(
なんぎ
)
を
掛
(
かけ
)
候段重々
不埓
(
ふらち
)
に付
屹度
(
きつと
)
咎
(
とが
)
め申付べきの處
格別
(
かくべつ
)
の
御憐愍
(
ごれんみん
)
を以て御沙汰
之
(
これ
)
なき間文右衞門へ
詫金
(
わびきん
)
百兩遣はすべし
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そして、そこには
召使
(
めしつか
)
いたちがおおぜいいて、大きな
扉
(
とびら
)
をつぎつぎとあけてくれました。
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
取
(
と
)
りつ
慰
(
なぐさ
)
めつ
一方
(
かたへ
)
は
心
(
こゝろ
)
を
浮
(
う
)
かせんと
力
(
つと
)
め
一方
(
かたへ
)
は
見張
(
みは
)
りを
嚴
(
げん
)
にして
細
(
ほそ
)
ひも
一筋
(
ひとすぢ
)
小刀
(
こがたな
)
一挺
(
いつてふ
)
お
高
(
たか
)
が
眼
(
め
)
に
觸
(
ふ
)
れさせるな
夜
(
よる
)
は
別
(
べつ
)
して
氣
(
き
)
をつけよと
氣配
(
きくば
)
り
眼配
(
めくば
)
り
大方
(
おほかた
)
ならねば
召使
(
めしつか
)
ひの
者
(
もの
)
も
心
(
こゝろ
)
を
得
(
え
)
て
風
(
かぜ
)
の
音
(
おと
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今更
(
いまさら
)
難義
(
なんぎ
)
と
思
(
おも
)
ふ
時
(
とき
)
もあれど、
召使
(
めしつか
)
ひの
人々
(
ひと/″\
)
心
(
こゝろ
)
を
得
(
え
)
て
御命令
(
おいひつけ
)
なきに
眞柴
(
ましば
)
折
(
をり
)
くべ、お
加减
(
かげん
)
が
宜
(
よろ
)
しう
御座
(
ござ
)
りますと
朝床
(
あさどこ
)
のもとへ
告
(
つ
)
げて
來
(
く
)
れば、
最
(
も
)
う
廢
(
よ
)
しませうと
幾度
(
いくたび
)
か
思
(
おも
)
ひつゝ、
猶
(
なほ
)
相
(
あひ
)
かはらぬ
贅澤
(
ぜいたく
)
の一つ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
現在
(
いま
)
の
旦那樣
(
だんなさま
)
が
柔和
(
にうわ
)
の
相
(
さう
)
とては
少
(
すこ
)
しも
無
(
な
)
く、
恐
(
おそ
)
ろしい
凄
(
すご
)
い、にくらしいお
顏
(
かほ
)
つき、
其
(
そ
)
の
方
(
かた
)
の
側
(
そば
)
に
私
(
わたし
)
が
憤怒
(
ふんぬ
)
の
相
(
さう
)
で
控
(
ひか
)
へて
居
(
ゐ
)
るのですから
召使
(
めしつか
)
ひはたまりません、
大方
(
おほかた
)
一月
(
ひとつき
)
に
二人
(
ふたり
)
づゝは
婢女
(
はした
)
は
替
(
かは
)
りまして
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
何
(
なに
)
につけても
忍
(
しの
)
ばるゝは
又
(
また
)
彼
(
か
)
の
人
(
ひと
)
の
事
(
こと
)
なりしが
思
(
おも
)
ひきや
孃
(
じよう
)
さま
明日今日
(
きのふけふ
)
のお
物思
(
ものおも
)
ひ
命
(
いのち
)
にかけてお
慕
(
した
)
ひなさるゝ
主
(
ぬし
)
はと
問
(
と
)
へば
杉原
(
すぎはら
)
三
郎
(
らう
)
どのとや
三輪
(
みわ
)
の
山本
(
やまもと
)
しるしは
無
(
な
)
けれど
尋
(
たづ
)
ぬる
人
(
ひと
)
ぞと
知
(
し
)
る
悲
(
かな
)
しさ
御存
(
ごぞん
)
じ
無
(
な
)
ければこそ
召使
(
めしつか
)
ひの
我
(
わ
)
れふし
拜
(
をが
)
みてのお
頼
(
たの
)
み
孃
(
ぢやう
)
さま
不憫
(
いとし
)
やと
思
(
おも
)
はぬならねど
彼
(
か
)
の
人
(
ひと
)
何
(
なん
)
として
取持
(
とりも
)
たるべき
受合
(
うけあひ
)
ては
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“召使”で始まる語句
召使共