“眼配”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めくば73.9%
めくばせ17.4%
まくばり8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お幾は氣がついたやうに四方あたりを見廻しました。先刻八五郎が、平次の眼配めくばせで、外へ飛んで出たことに氣がつかないほど緊張してゐた樣子です。
田部井氏は、居間の入口まで行って、その中でしきりに現場の情況をノートしていた警官へ、外出を断ると、私へ眼配めくばせしながら玄関口へ出て行った。
寒の夜晴れ (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
あたりを見たる眼配まくばりは、深夜時計のきしる時、病室に患者を護りて、油断せざるに異ならざりき。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)