“氣配”のいろいろな読み方と例文
新字:気配
読み方割合
きくば40.0%
けはひ40.0%
けはい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こしらへ又其外の氣配きくばりも坊主でなければ萬事行屆ゆきとゞかず其の上掛合かけあひも致す旁々かた/″\以て汝は大役で有たナ先々まづ/\其儀は夫でし/\シテ願山ぐわんざん汝が世話を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
咄嗟の間には、主婦おかみが起きて來るのぢやないかと思つて、ビクリとしたが、唯寢返りをしただけと見えて、立つ氣配けはひもせぬ。ムニヤムニヤと少年が寢言を言ふ聲がする。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
はちはそれにとまつてしばらをつと氣配けはいうかゞつてゐるらしかつたが、それが身動みうごきもしないのをると、死骸しがいはなれてすぐちかくの地面ぢべたりた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)