三日風邪で臥った。洗礼をうけてからは、お松は、自分は、神の子である、と堅く信じるようになった。重い使命を肩の上に感じた。
「おうお、なにからなにまでよく届きます。糸かい、首の騒ぎで気分を悪うしてな、頭痛がするとか言うて奥に臥っとりますわい。」
しかし、何も知らない二頭のモルモットはそのちっちゃな可愛い足を投げ出して、一摘みの草の葉を枕にごろりと横に臥っていた。
息子が早稲田に在学の時分、主人は風邪の気分で臥つてゐた。其の時分未だ嫁に行かない末の従妹………が泊り合はせて看護してゐた。
どうぞ悪しからず、実は家内からお送りする筈だったそうだが、二三日前から病気で臥って居るので、私が代ってお詫を申上げる。