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勉強
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べんきやう
ふりがな文庫
“
勉強
(
べんきやう
)” の例文
「そりや
兄
(
にい
)
さんも
忙
(
いそ
)
がしいには
違
(
ちがひ
)
なからうけれども、
僕
(
ぼく
)
もあれが
極
(
き
)
まらないと
氣掛
(
きがゝ
)
りで
落
(
お
)
ち
付
(
つ
)
いて
勉強
(
べんきやう
)
も
出來
(
でき
)
ないんだから」と
云
(
い
)
ひながら
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、
或
(
ある
)
お
客
(
きやく
)
が
手
(
て
)
を
叩
(
たゝ
)
く。……まあ
大
(
おほ
)
いに
勉強
(
べんきやう
)
をして、
娘
(
むすめ
)
が
用
(
よう
)
を
聞
(
き
)
きに
行
(
い
)
つた。——さうすると、そのお
客
(
きやく
)
が、「
鍋下
(
なべした
)
」を
持
(
も
)
つて
來
(
こ
)
いと
言
(
い
)
つた。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
決
(
けつ
)
して
不眞面目
(
ふまじめ
)
ではなかつた。
彼
(
かれ
)
は
實際
(
じつさい
)
まつ
正直
(
しやうぢき
)
に「
天子樣
(
てんしさま
)
に
御奉公
(
ごほうこう
)
する」
積
(
つも
)
りで
軍務
(
ぐんむ
)
を
勉強
(
べんきやう
)
してゐたのである。が、
彼
(
かれ
)
の
生
(
うま
)
れつきはどうする
事
(
こと
)
も
出來
(
でき
)
なかつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
この
本
(
ほん
)
が
出來
(
でき
)
ましたら、
木曾
(
きそ
)
の
伯父
(
をぢ
)
さんの
家
(
うち
)
に
勉強
(
べんきやう
)
して
居
(
ゐ
)
る三
郎
(
らう
)
のところへも一
册
(
さつ
)
送
(
おく
)
りたいと
思
(
おも
)
ひます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
お
父
(
とう
)
さんがいろいろのことを見せてやつた こんどはテン太郎は
自分
(
じぶん
)
の学校の
勉強
(
べんきやう
)
を帰つてやりなさい
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
▼ もっと見る
「三
年
(
ね
)
ばかりあちらで
学校
(
がくかう
)
へ
入
(
はい
)
りたまへ。そしてみつちり
勉強
(
べんきやう
)
して
来
(
き
)
た
方
(
はう
)
がいゝね。」
竹村
(
たけむら
)
はさう
言
(
い
)
つて、
作家
(
さくか
)
としてよりも、
寧
(
むし
)
ろもつと
広
(
ひろ
)
い
意味
(
いみ
)
の
修業
(
しゆげふ
)
を
彼
(
かれ
)
に
要望
(
えうばう
)
した。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
何
(
ど
)
うぞ
世間
(
せけん
)
の
人
(
ひと
)
に
負
(
ま
)
けぬやうに、一ッぱしの
豪
(
ゑら
)
い
方
(
かた
)
に
成
(
な
)
つて
下
(
くだ
)
され、
後生
(
ごせう
)
で
御座
(
ござ
)
んす、
私
(
わたし
)
は
其爲
(
そのため
)
になら
内職
(
ないしよく
)
なりともして
御菜
(
おさい
)
の
物
(
もの
)
のお
手傳
(
てつだ
)
ひはしましよ、
何
(
ど
)
うぞ
勉強
(
べんきやう
)
して
下
(
くだ
)
され
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彼の勉強はその地方の評判に上る位ゐになり、
勉強
(
べんきやう
)
狂人
(
きちがひ
)
と人は評し合つてゐたといふ。勿論自分も勉強した。一時は級の首席をも占領し、可なりに勉強家といふ評判をも取つてゐた。
古い村
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
「
雨
(
あめ
)
で
困
(
こま
)
つたな、
勘次
(
かんじ
)
は
大分
(
だいぶ
)
勉強
(
べんきやう
)
する
相
(
さう
)
だな」
巡査
(
じゆんさ
)
は
帶劍
(
たいけん
)
の
鞘
(
さや
)
を
掴
(
つか
)
んでいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
私はこれから
一生懸命
(
いつしやうけんめい
)
勉強
(
べんきやう
)
をしようと思つてゐます。私がこんど六十の
手習
(
てなら
)
ひのやうな
語學
(
ごがく
)
を初め出しましたのは、その
第
(
だい
)
一
歩
(
ぽ
)
のつもりなんです。私達は決して今のまゝで
死
(
し
)
んではなりません。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
彼
(
かれ
)
は
夏休
(
なつやす
)
み
前
(
まへ
)
から、
少
(
すこ
)
し
閑靜
(
かんせい
)
な
町外
(
まちはづ
)
れへ
移
(
うつ
)
つて
勉強
(
べんきやう
)
する
積
(
つもり
)
だとか
云
(
い
)
つて、わざ/\
此
(
この
)
不便
(
ふべん
)
な
村同樣
(
むらどうやう
)
な
田舍
(
ゐなか
)
へ
引込
(
ひつこ
)
んだのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其頃
(
そのころ
)
、
風
(
ふう
)
をなして
行
(
おこな
)
はれた
試驗
(
しけん
)
間際
(
まぎは
)
に
徹夜
(
てつや
)
の
勉強
(
べんきやう
)
、
終夜
(
しうや
)
と
稱
(
とな
)
へて、
氣
(
き
)
の
合
(
あ
)
つた
同志
(
どうし
)
が
夜
(
よ
)
あかしに
演習
(
おさらひ
)
をする、なまけものの
節季仕事
(
せつきしごと
)
と
云
(
い
)
ふのである。
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其女
(
そのをんな
)
は
才
(
さい
)
も
働
(
はたら
)
き、
勉強
(
べんきやう
)
も
出来
(
でき
)
、
優
(
すぐ
)
れて
悧巧
(
りこう
)
な
質
(
たち
)
であつたが、
或時
(
あるとき
)
脊負揚
(
しよいあげ
)
のなかゝら
脱落
(
ぬけお
)
ちた
男
(
をとこ
)
の
文
(
ふみ
)
で、
其保護者
(
そのほごしや
)
の
親類
(
しんるゐ
)
の
細君
(
さいくん
)
に
感
(
かん
)
づかれ、一
時
(
じ
)
学校
(
がくかう
)
も
停
(
と
)
められて、
家
(
うち
)
に
禁足
(
きんそく
)
されてゐたが
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
盆前
(
ぼんまへ
)
よりかけて
暑
(
あつ
)
さの
時分
(
じぶん
)
をこれが
時
(
とき
)
よと
大汗
(
おほあせ
)
になりての
勉強
(
べんきやう
)
せはしなく、
揃
(
そろ
)
へたる
籘
(
とう
)
を
天井
(
てんぜう
)
から
釣下
(
つりさ
)
げて、しばしの
手數
(
てすう
)
も
省
(
はぶ
)
かんとて
數
(
かず
)
のあがるを
樂
(
たの
)
しみに
脇目
(
わきめ
)
もふらぬ
樣
(
さま
)
あはれなり。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
歸
(
かへ
)
るときに、
小六
(
ころく
)
は
袂
(
たもと
)
から
半紙
(
はんし
)
を
何枚
(
なんまい
)
も
出
(
だ
)
して、
缺席屆
(
けつせきとゞげ
)
が
入用
(
にふよう
)
だから
是
(
これ
)
に
判
(
はん
)
を
押
(
お
)
して
呉
(
く
)
れと
請求
(
せいきう
)
して、
僕
(
ぼく
)
は
退學
(
たいがく
)
か
在學
(
ざいがく
)
か
片
(
かた
)
が
付
(
つ
)
く
迄
(
まで
)
は
勉強
(
べんきやう
)
が
出來
(
でき
)
ないから
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
勉強
(
べんきやう
)
は
出來
(
でき
)
ず、
稼業
(
かげふ
)
の
仕事
(
しごと
)
は
捗取
(
はかど
)
らず、
持餘
(
もてあま
)
した
身體
(
からだ
)
を
春寒
(
はるさむ
)
の
炬燵
(
こたつ
)
へ
投
(
はふ
)
り
込
(
こ
)
んで、
引被
(
ひつかつ
)
いでぞ
居
(
ゐ
)
たりけるが、
時々
(
とき/″\
)
掛蒲團
(
かけぶとん
)
の
襟
(
えり
)
から
顏
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
して、あゝ、うゝ、と
歎息
(
ためいき
)
して、ふう
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
手
(
て
)
づからなる
名譽
(
めいよ
)
はあれど、
戀
(
こひ
)
に
本尊
(
ほんぞん
)
あれば
傍
(
わき
)
だちに
觸
(
ふ
)
れる
眼
(
め
)
なく、一
心
(
しん
)
おもひ
込
(
こ
)
みては
有
(
あり
)
し
昔
(
むか
)
しの
敏
(
さとし
)
ならで、
可惜
(
あたら
)
廿四の
勉強
(
べんきやう
)
ざかりを
此体
(
このてい
)
たらく
殘念
(
ざんねん
)
とも
思
(
おも
)
はねばこそ、
甚之助
(
じんのすけ
)
に
追從
(
つゐしよう
)
しあるきて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
大變
(
たいへん
)
です。」「……」「
化
(
ばけ
)
ものが
出
(
で
)
ます。」「……」「
先生
(
せんせい
)
の
壁
(
かべ
)
のわきの、あの
小窓
(
こまど
)
の
處
(
ところ
)
へ
机
(
つくゑ
)
を
置
(
お
)
いて、
勉強
(
べんきやう
)
をして
居
(
を
)
りますと……
恁
(
か
)
う、じり/\と
燈
(
あかり
)
が
暗
(
くら
)
く
成
(
な
)
りますから、 ...
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
東京
(
とうきやう
)
かね——
番町
(
ばんちやう
)
——
海水浴
(
かいすゐよく
)
、
避暑
(
ひしよ
)
にくる
人
(
ひと
)
はありませんかな。……この
景氣
(
けいき
)
だから、
今年
(
ことし
)
は
勉強
(
べんきやう
)
ぢやよ。
八疊
(
はちでふ
)
に
十疊
(
じふでふ
)
、
眞新
(
まあたら
)
しいので、
百五十圓
(
ひやくごじふゑん
)
の
所
(
ところ
)
を
百
(
ひやく
)
に
勉強
(
べんきやう
)
するですわい。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
敢
(
あへ
)
て
子供衆
(
こどもしう
)
に
告
(
つ
)
げる。
學校
(
がくかう
)
で
地理
(
ちり
)
を
勉強
(
べんきやう
)
なさい。
忘
(
わす
)
れては
不可
(
いけ
)
ません。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
勉強
(
べんきやう
)
しようね、
僕
(
ぼく
)
は
父
(
おとつ
)
さんがないんだよ。さあ、」
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
勉
常用漢字
小3
部首:⼒
10画
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
“勉強”で始まる語句
勉強家
勉強机