勉強べんきやう)” の例文
「そりやにいさんもいそがしいにはちがひなからうけれども、ぼくもあれがまらないと氣掛きがゝりでいて勉強べんきやう出來できないんだから」とひながら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
と、あるきやくたゝく。……まあおほいに勉強べんきやうをして、むすめようきにつた。——さうすると、そのおきやくが、「鍋下なべした」をつていとつた。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
けつして不眞面目ふまじめではなかつた。かれ實際じつさいまつ正直しやうぢきに「天子樣てんしさま御奉公ごほうこうする」つもりで軍務ぐんむ勉強べんきやうしてゐたのである。が、かれうまれつきはどうすること出來できなかつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
このほん出來できましたら、木曾きそ伯父をぢさんのうち勉強べんきやうしてる三らうのところへも一さつおくりたいとおもひます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
とうさんがいろいろのことを見せてやつた こんどはテン太郎は自分じぶんの学校の勉強べんきやうを帰つてやりなさい
「三ばかりあちらで学校がくかうはいりたまへ。そしてみつちり勉強べんきやうしてはうがいゝね。」竹村たけむらはさうつて、作家さくかとしてよりも、むしろもつとひろ意味いみ修業しゆげふかれ要望えうばうした。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
うぞ世間せけんひとけぬやうに、一ッぱしのゑらかたつてくだされ、後生ごせう御座ござんす、わたし其爲そのためになら内職ないしよくなりともして御菜おさいもののお手傳てつだひはしましよ、うぞ勉強べんきやうしてくだされ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼の勉強はその地方の評判に上る位ゐになり、勉強べんきやう狂人きちがひと人は評し合つてゐたといふ。勿論自分も勉強した。一時は級の首席をも占領し、可なりに勉強家といふ評判をも取つてゐた。
古い村 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
あめこまつたな、勘次かんじ大分だいぶ勉強べんきやうするさうだな」巡査じゆんさ帶劍たいけんさやつかんでいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
私はこれから一生懸命いつしやうけんめい勉強べんきやうをしようと思つてゐます。私がこんど六十の手習てならひのやうな語學ごがくを初め出しましたのは、そのだいのつもりなんです。私達は決して今のまゝでんではなりません。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
かれ夏休なつやすまへから、すこ閑靜かんせい町外まちはづれへうつつて勉強べんきやうするつもりだとかつて、わざ/\この不便ふべん村同樣むらどうやう田舍ゐなか引込ひつこんだのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其頃そのころふうをなしておこなはれた試驗しけん間際まぎは徹夜てつや勉強べんきやう終夜しうやとなへて、つた同志どうしあかしに演習おさらひをする、なまけものの節季仕事せつきしごとふのである。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其女そのをんなさいはたらき、勉強べんきやう出来できすぐれて悧巧りこうたちであつたが、或時あるとき脊負揚しよいあげのなかゝら脱落ぬけおちたをとこふみで、其保護者そのほごしや親類しんるゐ細君さいくんかんづかれ、一学校がくかうめられて、うち禁足きんそくされてゐたが
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
盆前ぼんまへよりかけてあつさの時分じぶんをこれがときよと大汗おほあせになりての勉強べんきやうせはしなく、そろへたるとう天井てんぜうから釣下つりさげて、しばしの手數てすうはぶかんとてかずのあがるをたのしみに脇目わきめもふらぬさまあはれなり。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かへるときに、小六ころくたもとから半紙はんし何枚なんまいして、缺席屆けつせきとゞげ入用にふようだからこれはんしてれと請求せいきうして、ぼく退學たいがく在學ざいがくかたまで勉強べんきやう出來できないから
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
勉強べんきやう出來できず、稼業かげふ仕事しごと捗取はかどらず、持餘もてあました身體からだ春寒はるさむ炬燵こたつはふんで、引被ひつかついでぞたりけるが、時々とき/″\掛蒲團かけぶとんえりからかほして、あゝ、うゝ、と歎息ためいきして、ふう
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
づからなる名譽めいよはあれど、こひ本尊ほんぞんあればわきだちにれるなく、一しんおもひみてはありむかしのさとしならで、可惜あたら廿四の勉強べんきやうざかりを此体このていたらく殘念ざんねんともおもはねばこそ、甚之助じんのすけ追從つゐしようしあるきて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大變たいへんです。」「……」「ばけものがます。」「……」「先生せんせいかべのわきの、あの小窓こまどところつくゑいて、勉強べんきやうをしてりますと……う、じり/\とあかりくらりますから、 ...
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
東京とうきやうかね——番町ばんちやう——海水浴かいすゐよく避暑ひしよにくるひとはありませんかな。……この景氣けいきだから、今年ことし勉強べんきやうぢやよ。八疊はちでふ十疊じふでふ眞新まあたらしいので、百五十圓ひやくごじふゑんところひやく勉強べんきやうするですわい。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あへ子供衆こどもしうげる。學校がくかう地理ちり勉強べんきやうなさい。わすれては不可いけません。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
勉強べんきやうしようね、ぼくおとつさんがないんだよ。さあ、」
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)