“鍋下”の読み方と例文
読み方割合
なべした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、或(ある)お客(きやく)が手(て)を叩(たゝ)く。……まあ大(おほ)いに勉強(べんきやう)をして、娘(むすめ)が用(よう)を聞(き)きに行(い)つた。——さうすると、そのお客(きやく)が、「鍋下(なべした)」を持(も)つて來(こ)いと言(い)つた。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
と、其(そ)のきいちやんの處(ところ)へ來(き)て、右(みぎ)の鍋下(なべした)だが、「何(なん)だらう、きいちやん知(し)つてるかい。」と矢張(やつぱ)り分(わか)らない女房(かみさん)が聞(き)くと、これが又(また)「知(し)らない。」と言(い)ふ。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「はい。」と言(い)つて引下(ひきさが)つたが分(わか)らない。女房(かみさん)に、「一寸(ちよつと)鍋下(なべした)を持(もつ)て來(こ)い、と言(い)つたが何(なん)だらう。」と。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)