“退學”の読み方と例文
読み方割合
たいがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしくは夫等それらからてられた。學校がくかうからは無論むろんてられた。たゞ表向おもてむきだけ此方こちらから退學たいがくしたことになつて、形式けいしきうへ人間にんげんらしいあととゞめた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かへるときに、小六ころくたもとから半紙はんし何枚なんまいして、缺席屆けつせきとゞげ入用にふようだからこれはんしてれと請求せいきうして、ぼく退學たいがく在學ざいがくかたまで勉強べんきやう出來できないから
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼等かれら安井やすゐ半途はんと退學たいがくさせ、郷里きやうりかへらせ、病氣びやうきかゝらせ、もしくは滿洲まんしうつたつみたいして、如何いか悔恨くわいこんくるしみをかさねても、うすること出來できない地位ちゐつてゐたからである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)