“脊負揚”の読み方と例文
読み方割合
しよいあげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢張やはりをとここひしく、其学生そのがくせい田舎ゐなかから細君さいくんれてるまで附纏つきまとつたとふだけの、事実談じじつだんぎぬのであるが、ふみ脊負揚しよいあげ仕舞しまつていた一が、なんとなくわたし記憶きおくのこつてゐる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
其女そのをんなさいはたらき、勉強べんきやう出来できすぐれて悧巧りこうたちであつたが、或時あるとき脊負揚しよいあげのなかゝら脱落ぬけおちたをとこふみで、其保護者そのほごしや親類しんるゐ細君さいくんかんづかれ、一学校がくかうめられて、うち禁足きんそくされてゐたが
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)