“御菜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさい50.0%
おかず40.0%
ごさい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで蒲団ふとんの損料が一枚三銭——寒いときは是非二枚るから、都合で六銭と、それに飯代が一日十四銭五厘、御菜おさいは別ですよ。——どうです。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「しかしそれだけじゃないのだからな。精細なる会計報告が済むと、今度は翌日あす御菜おかずについて綿密な指揮を仰ぐのだから弱る」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御菜ごさいの油屋が名親になって、ちかという凡下の娘に成り変り、至極無造作に金十郎の長屋におさまった。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)