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たゆう
ふりがな文庫
“
太夫
(
たゆう
)” の例文
役者はみなほんもののさるで、ことごとくそれが下座の鼓一つできまりきまりを踊りぬき、なかんずく盛遠になった雄ざるの
太夫
(
たゆう
)
は
右門捕物帖:19 袈裟切り太夫
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
今
(
いま
)
さらお
前
(
まえ
)
さんとこの
太夫
(
たゆう
)
が、
金鋲
(
きんびょう
)
を
打
(
う
)
った
駕籠
(
かご
)
で
迎
(
むか
)
えに
来
(
き
)
ようが、
毛筋
(
けすじ
)
一
本
(
ぽん
)
動
(
うご
)
かすような
女
(
おんな
)
じゃねえから
安心
(
あんしん
)
しておいでなせえ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
『あんな貧乏人の娘を貰っちゃ世間や親類方の手前も悪い、せめて吉原の
華魁
(
おいらん
)
、
入山形
(
いりやまがた
)
に三つ星の名ある
太夫
(
たゆう
)
でも受出して来い』
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そういえば、耳のぴんと立った
太夫
(
たゆう
)
がひとりござって、
胡弓
(
こきゅう
)
をじょうずにひいてきかしてくれたてや。じゃ、あれが、きつねだったのかィ
和太郎さんと牛
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
「さあさあ
太夫
(
たゆう
)
さん一踊り、ご苦労ながら一踊り……
〽男達
(
おとこだて
)
ならこの
釜無
(
かまなし
)
の流れ来る水止めて見ろ……ヨイサッサ、ヨイサッサ」
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
神尾主膳は、同じ家の
唐歌
(
からうた
)
という遊女の部屋に納まって、
太夫
(
たゆう
)
と
禿
(
かむろ
)
とを
侍
(
はんべ
)
らせて、
朱
(
あか
)
い
羅宇
(
らう
)
の長い
煙管
(
きせる
)
で煙草をふかしていると、
慌
(
あわただ
)
しく
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「文楽の
太夫
(
たゆう
)
は語ってしまうまで何も食べん云うやないか。舞と義太夫とは違うにしたかて、あまり食べんと置く方がええで」
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
女は、芸者にしてはけばけばしい
姿
(
なり
)
をしているが、どこか
素人
(
しろうと
)
らしくないところの見えるのは、女
歌舞伎
(
かぶき
)
の
太夫
(
たゆう
)
ででもあろうかとお高は思った。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
女帝は道鏡に帝位を与えなかったが、彼の生地にユゲの宮をつくって
太夫
(
たゆう
)
職をおき、実質的にはまったく天皇と変りのない扱いであったのである。
安吾史譚:02 道鏡童子
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
何しろ夕霧と云い、
浮橋
(
うきはし
)
と云い、島原や
撞木町
(
しゅもくまち
)
の名高い
太夫
(
たゆう
)
たちでも、内蔵助と云えば、下にも置かぬように扱うと云う騒ぎでございましたから。
或日の大石内蔵助
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あるいは
太夫
(
たゆう
)
が語り物を典し、雲助が
褌
(
ふんどし
)
を質に置くように、寺としてなければならぬものを置くので、質屋の方でも安心して取るのかも知れない。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
「
朔日
(
ついたち
)
の
顔見世
(
かおみせ
)
は明けの七つ
時
(
どき
)
でございますよ。
太夫
(
たゆう
)
の
三番叟
(
さんばそう
)
でも御覧になるんでしたら、暗いうちからお起きにならないと、間に合いません。」
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「金銀は卑しきものとて手にも触れず、
仮初
(
かりそめ
)
にも物の
直段
(
ねだん
)
を知らず、
泣言
(
なきごと
)
を言はず、まことに
公家大名
(
くげだいみょう
)
の
息女
(
そくじょ
)
の如し」とは江戸の
太夫
(
たゆう
)
の讃美であった。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
なかんずく大評判、大当たりは、滝の白糸が
水芸
(
みずげい
)
なり。
太夫
(
たゆう
)
滝の白糸は妙齢一八、九の別品にて、その技芸は容色と
相称
(
あいかな
)
いて、市中の人気山のごとし。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それで今でも、あの太い三味線がでんとなって、
太夫
(
たゆう
)
がうーと一言うなると直ぐに浄るりを聞くだけの心がまえが
忽
(
たちま
)
ちにして私の心に備わるのである。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
最初にはこれが
万歳
(
まんざい
)
の
太夫
(
たゆう
)
以上に、我々の正月とは深い関係のあったことを、鳥の方でももうとっくに忘れている。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
太政大臣家の公達は
頭弁
(
とうのべん
)
などという成年者も
兵衛佐
(
ひょうえのすけ
)
、
太夫
(
たゆう
)
の君などという少年上がりの人も混じって来ているが、他に比べて皆
風采
(
ふうさい
)
がきれいであった。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「とんでもない望みをする
娘
(
こ
)
だぞ、そんな真似をしたひには、吉原の
太夫
(
たゆう
)
をひとり身受けする程かかってしまう」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あんた、
先度
(
せんど
)
お
出
(
いで
)
やはった時に、わてに口かけときなさりながら、
島原
(
しまばら
)
の
太夫
(
たゆう
)
さん落籍おさせやしたやないか。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
伯母
(
をば
)
さんあの
太夫
(
たゆう
)
さん
呼
(
よ
)
んで
來
(
き
)
ませうとて、はたはた
驅
(
か
)
けよつて
袂
(
たもと
)
にすがり、
投
(
な
)
げ
入
(
い
)
れし一
品
(
しな
)
を
誰
(
た
)
れにも
笑
(
わら
)
つて
告
(
つ
)
げざりしが
好
(
この
)
みの
明烏
(
あけがらす
)
さらりと
謠
(
うた
)
はせて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
途中
(
とちゅう
)
帽子
(
ぼうし
)
を失いたれど
購
(
あがな
)
うべき
余裕
(
よゆう
)
なければ、洋服には「うつり」あしけれど
手拭
(
てぬぐい
)
にて
頬冠
(
ほおかぶ
)
りしけるに、犬の
吠
(
ほ
)
ゆること
甚
(
はなはだ
)
しければ自ら
無冠
(
むかん
)
の
太夫
(
たゆう
)
と洒落ぬ。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そのお筆は、はや九十に近いけれども、若い頃には、
玉屋山三郎
(
たまややまさぶろう
)
の
火焔宝珠
(
ほうしのたま
)
と云われた程の
太夫
(
たゆう
)
であった。
絶景万国博覧会
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
まず私はほどよい
行燈
(
あんどん
)
のあかりに照された座敷に人形のように坐ってた点茶の
太夫
(
たゆう
)
と、この菓子皿を手にうけて金魚みたいに浮いてきたかわいい子を思いだす。
小品四つ
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
それと見た一党の士気は、こうなればもはや
太夫
(
たゆう
)
の出府も間はあるまいというので、いよいよ振いたった。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
やがて、
燕尾服
(
えんびふく
)
を着た仁丹の
鬚
(
ひげ
)
のある
太夫
(
たゆう
)
が、お客に彼女のあらましの来歴を告げて、それから、ケルリ、ケルリ、と檻に向って二声叫び、右手のむちを
小粋
(
こいき
)
に振った。
逆行
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「
太夫
(
たゆう
)
様、団十郎の芸をいかが
思召
(
おぼしめ
)
さる、江戸自慢の荒事とやらをどう思召さる」と
訊
(
き
)
いた時
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「
東西
(
とざい
)
、
東西
(
とうざい
)
、このところお聞きに達しまする浄瑠璃
芸題
(
げだい
)
、「
艶姿女舞衣
(
はですがたおんなまいぎぬ
)
」、語りまする
太夫
(
たゆう
)
、玉井
春昇
(
しゅんしょう
)
、三味線お京、いよいよ、三勝半七酒屋の段、そのため口上、東西東西」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
清長の好んで描く所は
浄瑠璃所作事
(
じょうるりしょさごと
)
の図にして役者の
後
(
うしろ
)
に
出語
(
でがたり
)
の
連中
(
れんじゅう
)
を合せ描きたり。この時代の出語を見るに
富本常磐津
(
とみもとときわず
)
の
太夫
(
たゆう
)
には
裃
(
かみしも
)
を着けず荒き
縞
(
しま
)
の羽織を着たるものあり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
これから両人で参りますと、藤原喜代之助という右京の
太夫
(
たゆう
)
の家来でございますが、了簡違いから浪人して居りますが、今ではおかやという女房を持って不足なく暮して居ります。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
湯くみは友達が替わり合ってしたのですから、意趣を持った男はその
隙
(
ひま
)
に悪いことをしたのと見える(本職の
太夫
(
たゆう
)
は、他人には湯はくませはしない。皆門人を使うことになっている)
幕末維新懐古談:01 私の父祖のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「
不埓
(
ふらち
)
な
女
(
をんな
)
めツ」と
私
(
わたくし
)
は
唇
(
くちびる
)
を
噛
(
か
)
んだ、が、
悲哉
(
かなしや
)
、
私
(
わたくし
)
は
其道
(
そのみち
)
には
全
(
まつた
)
くの
無藝
(
むげい
)
の
太夫
(
たゆう
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
これまた
太夫
(
たゆう
)
の服を着、顔と手足とのどはかくし、きれいにかざりたてた小宮殿のような透明猫のはいった箱のそばに立って、つめかける客の一人一人に、箱の上の穴から手を入れさせ
透明猫
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あなたは声がいいから、なにか
浄瑠璃
(
じょうるり
)
でも習えば、りっぱな
太夫
(
たゆう
)
になれると思う。侍なんてもうはやらない世の中である。いっそ丸腰になって、二人で一生を面白おかしく暮そうではないか。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
宝
(
たから
)
はなんでも千という
数
(
かず
)
をそろえて
持
(
も
)
つものだそうた。
奥州
(
おうしゅう
)
の
秀衡
(
ひでひら
)
はいい
馬
(
うま
)
を千
疋
(
びき
)
と、
鎧
(
よろい
)
を千りょうそろえて
持
(
も
)
っている。
九州
(
きゅうしゅう
)
の
松浦
(
まつうら
)
の
太夫
(
たゆう
)
は
弓
(
ゆみ
)
を千ちょうとうつぼを千
本
(
ぼん
)
そろえてもっている。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
その音源はお園からは十メートル近くも離れた
上手
(
かみて
)
の
太夫
(
たゆう
)
の
咽喉
(
のど
)
と
口腔
(
こうこう
)
にあるのであるが、人形の簡単なしかし必然的な姿態の吸引作用で、この音源が空中を飛躍して人形の口へ乗り移るのである。
生ける人形
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「うむ。でっぷりしているから、如何にも
太夫
(
たゆう
)
さんらしい」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
八重の潮路の
海鳥
(
うみどり
)
の沖の
太夫
(
たゆう
)
を
生檎
(
いけど
)
りぬ
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
「次に続く
太夫
(
たゆう
)
の芸は?」
手品
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
「いえ。すべてでは千人あまりもござりましょうが、そのうちで
太夫
(
たゆう
)
、
格子
(
こうし
)
、
局女郎
(
つぼねじょろう
)
なぞと、てまえかってな差別をつけてござります」
右門捕物帖:09 達磨を好く遊女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「その
通
(
とお
)
り。——お
上
(
かみ
)
さん。
太夫
(
たゆう
)
の
人気
(
にんき
)
は
大
(
たい
)
したもんでげすぜ。これからァ、
何
(
な
)
んにも
恐
(
こわ
)
いこたァねえ、
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
勢
(
いきお
)
いでげさァ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
町の
門
(
かど
)
ごとに立って胡弓
弾
(
ひ
)
きがひく胡弓にあわせ、鼓を持った
太夫
(
たゆう
)
さんがぽんぽんと鼓を
掌
(
て
)
のひらで打ちながら、声はりあげて歌うのである。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
入山形
(
いりやまがた
)
に二つ星の
太夫
(
たゆう
)
——それも吉原には少ない数ではないでしょうが、薄雲の評判は、妙に江戸の若い男を
焦立
(
いらだ
)
たせた時代があったのです。
銭形平次捕物控:061 雪の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いや、そうでない、貴公のようなのが、女には騒がれる。都へ来て島原の
太夫
(
たゆう
)
を知らんというは話にならんテ、なあ
溝部
(
みぞべ
)
」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
座が白けて、しばらく言葉が
途絶
(
とだ
)
えたうちに所在がないので、唄うたいの
太夫
(
たゆう
)
、
退屈
(
たいくつ
)
をしたとみえて、顔の前の
行燈
(
あんどう
)
を吸い込むような
大欠伸
(
おおあくび
)
をしたから。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
にわかごしらえの
水独楽
(
みずごま
)
まわしの
太夫
(
たゆう
)
、いでや、独楽をまわそうとしてはでな口上をいったはいいが、ひょいと
人輪
(
ひとわ
)
のなかの浪人と六
部
(
ぶ
)
のすがたを見て
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼女は軽業の
太夫
(
たゆう
)
であって馬扱いには慣れていた。で小舟を乗り捨てて馬と一緒に泳ぐことにした。荒れ狂う浪を掻き分け掻き分け馬と人とは泳ぎに泳いだ。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
いま
両国
(
りょうごく
)
に小屋がけしている手品の
太夫
(
たゆう
)
を招いて学童たちのまえでやってもらったところが、それが、一空さまにもはっきり見覚えのある、おゆうの良人の相良寛十郎だったのだ。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と
清元
(
きよもと
)
の一派が他流の
模
(
も
)
すべからざる
曲調
(
きょくちょう
)
の美麗を托した
一節
(
いっせつ
)
である。長吉は無論
太夫
(
たゆう
)
さんが首と
身体
(
からだ
)
を
伸上
(
のびあが
)
らして唄ったほど上手に、かつまたそんな大きな声で唄ったのではない。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
喜多村は泉鏡花氏作「
滝
(
たき
)
の
白糸
(
しらいと
)
」の、白糸という
水芸
(
みずげい
)
の
太夫
(
たゆう
)
になっていた。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
又
(
また
)
御贔負
(
ごひいき
)
をの
嬌音
(
きやうおん
)
これたやすくは
買
(
か
)
ひがたし、
彼
(
あ
)
れが
子供
(
こども
)
の
處業
(
しわざ
)
かと
寄集
(
よりあつま
)
りし
人
(
ひと
)
舌
(
した
)
を
卷
(
ま
)
いて
太夫
(
たゆう
)
よりは
美登利
(
みどり
)
の
顏
(
かほ
)
を
眺
(
なが
)
めぬ、
伊達
(
だて
)
には
通
(
とほ
)
るほどの
藝人
(
げいにん
)
を
此處
(
こゝ
)
にせき
止
(
と
)
めて、
三味
(
さみ
)
の
音
(
ね
)
、
笛
(
ふゑ
)
の
音
(
ね
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“太夫”で始まる語句
太夫元
太夫様
太夫房覚明
太夫房
太夫町
太夫着
太夫職
太夫衆
太夫連
太夫為俊